東京・歌舞伎町周辺で働く外国人らが数多く訪れる「アスカクリニック」(東京都新宿区)を経営する山中秀●しゅうけん院長(52)が、東京国税局から、2011年までの7年間に約2億9000万円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。(●は日へんに「亘」) 知人が経営しているかのように装ったり、「自由診療」で得た報酬の一部を除外したりしていたという。申告漏れ総額は約3億5000万円。重加算税などを含む追徴税額は約1億5000万円で、山中院長は既に修正申告したとみられる。 関係者によると、山中院長は、01年5月開院の同クリニックを個人経営しており、診療報酬を自身の事業所得として申告する義務があった。ところが、知人が経営者であるかのように装い、自らは、同クリニックから給与を受け取っている形にしていたという。 さらに知人名義で申告する際も、外国人らへの自由診療で得た報酬の一部を除外させるなどしていた。保