愛知県教育委員会は1日、教員採用試験の合格者の受験番号が、発表予定前にインターネット上に漏れるミスがあったと発表した。担当者が2日の公開に備えて結果をサーバーに保存したところ、何者かがそのアドレスを割り出し、ネット上で「県が結果をフライング公開」としてアドレスを紹介したという。 県教委によると、試験は最終となる2次試験で、8月23、24両日に3645人が受験。10月2日午前10時から合格者1650人を公開する予定だった。担当者は9月30日夜にサーバーにアップロードした。1日朝、県教委への一般の人からの連絡で判明し、ファイルを削除して見られないようにしたという。 県教委によると、公開予定のページのアドレスが簡単に類推できるものだったことが原因とみられる。今後、掲載時間まではサーバーにはアップロードしないようにしたり、アドレスをわかりにくいものにしたりするなどの対応をとるという。(小林恵士