前の記事 地球最接近:小惑星『アポフィス』視点の動画 光が反射する『タイタン』の湖:土星の衛星(画像) 2009年12月21日 Jennifer Welsh サンフランシスコ発――大きな「湖」に当たる光が、土星の衛星『タイタン』の北半球上に液体が存在することを立証している。 サンフランシスコで開催された米国地球物理学連合(AGU)の会議で発表されたこの画像は、探査機『カッシーニ』搭載の可視光・赤外線マッピング分光計(VIMS)を使って、7月8日(米国時間)に撮影されたものだ。 米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所でカッシーニのプロジェクトに参加しているBob Pappalardo氏はプレスリリースで、「この画像は、タイタンについて多くのことを物語っている――厚い大気層、地表にある湖、そして現実離れした世界」と述べている。 土星最大の衛星であるタイタンには、窒素が濃い大気が存在し、地球