セキュリティ企業のF-Secureは11月13日、日本法人の元社員がFacebookユーザーの個人情報を流出させたとされる問題(関連記事)の調査結果を公表した。事実経過を説明するとともに、ネット上などで指摘された疑問にも回答している。 この問題は、日本法人の元社員とされる人物が信条的な動機から、Facebookの特定ページに対して「いいね」を押した複数ユーザーの個人情報をリストにしてインターネットで公開したというもの。ネットでこの人物がF-Secureの社員(問題発覚後に退職)などと書き込みがあり、同社への問い合わせが殺到したという。同社では事態を重く見て、顧問弁護士と交えた対応を進めきたという。 まず、問題の行為が実際に元社員によるものかについては、法執行機関に協力がなければ特定することができないとし、「確証は得られませんでした」と説明。また、社内システムのアクセスログなどの調査からは、