母親を殺したいと思うことも 薬物依存症だった母親 依存症にならないためにできること テレビのコメンテーターなどで活躍する医師、おおたわ史絵(ふみえ)さん。3年前から刑務所で受刑者の医療措置や健康管理を行う「矯正医療」に携わっています。その背景には自身の過酷な生育環境があるといいます。昨年9月に出版した『母を捨てるということ』(朝日新聞出版)では、薬物依存症に陥った母親との長年の確執を明らかにし、母親に「死んでほしい」と願うまでに追い詰められた心境をつづっています。依存症と向き合うにはどうしたらよいのか、笑下村塾のたかまつななが話を聞きました。 おおたわ史絵(おおたわ・ふみえ) 総合内科専門医。法務省矯正局医師。東京女子医科大学卒業。大学病院、救命救急センター、地域開業医を経て現職。刑務所受刑者たちの診療に携わり、日本でも数少ないプリズンドクターを務める。ラジオ、テレビ、雑誌など、各メディア