神戸大医学部付属病院は今月、インターネットやギャンブル依存症に関する専門相談外来を開設した。スマートフォンの普及でオンラインゲームなどの依存症が社会問題化する中、世界保健機関(WHO)が6月にも病気として取り扱うことを公表する予定。画像診断などで依存度を判定するほか、家族の相談にも応じ、適切な治療につなげる。同病院によると、ネット依存を扱う総合病院の相談外来の開設は兵庫県内で初めて。 オンラインゲームのやり過ぎなどに伴う依存症は世界的に増加傾向にあり、WHOは症状などを定めた最新版の国際疾病分類(ICD)に「ゲーム障害」を追加する方針を明らかにしている。 国内では潜在的な患者を含め、420万人いるといわれ、特に中高生に限ると51万人に上るとの厚生労働省のデータもある。 一方で、ネットやギャンブル依存症を専門にした治療機関は国内でも十数カ所しかなく、今国会に提出されているカジノを含む統合型リ