教員の育成の在り方を検討してきた文部科学省の中教審=中央教育審議会は大学と教育委員会が連携する協議会を各地に設けて、育成指標や研修計画を策定するよう馳文部科学大臣に答申しました。 答申では、大学と教育委員会が連携する「教員育成協議会」を各地に設けたうえで、若手から管理職までそれぞれの段階ごとに身につけるべき能力を示した「教員育成指標」と研修計画を策定するよう求めています。 また、議論や体験学習を通して、子どもたちの考える力を育てる「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる新たな授業方法を、大学の教職課程や免許の更新講習などで学ぶほか、障害のある子どもへの特別支援教育について、すべての教員を対象に基礎的な知識や技能を身につける研修を行うとしています。 さらに、いじめや不登校などの問題に教員だけでなく、外部の専門職や地域の人たちが一体となって対応する「チーム学校」という仕組みを導入し、スクールカウン