今回は脚本、キャラクターデザイン、3DCGアニメーションなど各分野の才能を集結させた注目のアニメ映画『HELLO WORLD』の公開を2019年9月20日に控えた伊藤智彦監督にインタビュー。 伊藤監督といえば『時をかける少女』『サマーウォーズ』で助監督を経験したのち、『劇場版 ソードアート・オンライン - オーディナル・スケール -』の監督を務め大ヒットに導いた、現在のアニメシーンを代表するクリエイターの一人。自身初の3DCGアニメとなる今作に挑戦するにあたり、Toon Boomの絵コンテ作成ツール『Storyboard Pro』を導入されました。 絵コンテの見やすさが作品のクオリティに大いに関わってくると語る伊藤監督。今作の魅力から日本アニメの未来、そこにStoryboard Proが不可欠な理由まで、たっぷりとお話を伺いました。 『HELLO WORLD』は今までにない映像表現にチャレ
『無限のリヴァイアス』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』、『ID-0』といったオリジナル作品をいくつも手がけ、幸村誠のマンガを原作にした『プラネテス』ではSFファンが選ぶ星雲賞を受賞したアニメーション監督の谷口悟朗。 2019年1月9日からフジテレビ深夜の「+Ultra」枠、他各局でも順次放送開始となり、Netflixで1月10日より日本先行全話一斉配信も予定される『revisions リヴィジョンズ』の監督として、『ALWAYS 三丁目の夕日』のようなVFXを多用した映画作品で知られる白組と組み、3DCGによるアニメーション作りに挑む。2017年の渋谷が街ごと300年以上先の未来に転送。そこで堂嶋大介を中心とした高校生の5人が、ミロという未来人の女性と出会い、ストリング・パペットと呼ばれる一種のパワードスーツを駆って襲ってくる敵と戦うことになる。重厚なSF的設定があり、3DCGによる渋
こども・アニメ専門チャンネル〈キッズステーション〉で、2000年に放送された短編CGアニメーション『ポピーザぱフォーマー』。ネットでは〈検索してはいけない言葉〉とされ、子ども向けアニメらしからぬ過激な描写ばかりが話題になる同作だが、監督は、『ポピーザぱフォーマー』で子どもたちに何を伝えたかったのだろうか? こども・アニメ専門チャンネル〈キッズステーション〉で、2000年に放送された短編CGアニメーション『ポピーザぱフォーマー』は、サーカスのカラフルでPOPな世界観、陽気なテーマソング、うさぎの被り物を被った人物と、顔にお面をつけたオオカミらしき2足歩行動物が登場する、なんとも親しみやすいアニメーション作品だ。まさか、子ども向けチャンネルで放送されるアニメーションで、胴体をバラバラに切断したり、顔面にナイフを突き刺したり、縄でトラックに繋がれて引きずりまわされるストーリーが展開されるとは、誰
近年、SF映画においては『ブレードランナー』『攻殻機動隊』『エイリアン』など、名作の映像化やリメイク/リブートが続く。 その中でも、ひときわエッヂの立った作品の映像化として注目を集めるのが、弐瓶勉さん原作の長編コミック『BLAME!』だ。 『BLAME!』は1997年から2003年まで、足掛け6年にわたって『月刊アフタヌーン』で連載された作品で、弐瓶さんにとっては初の長期連載にあたる。連載開始は20年前ながら、圧倒的な情報量と緻密なアートワークから国内外に広くファンを獲得。現在でも日本のSFコミックの代表格として大きな知名度を誇る。 この作品を、同じく弐瓶さんの作品である『シドニアの騎士』をアニメ化したポリゴン・ピクチュアズがフル3DCGにて映像化。5月20日(土)から全国の劇場にて公開となる。 本作の公開にあたり、原作者である弐瓶勉さんに直撃。アニメ化の作業の中で自身が果たした総監修とい
できたばかりのアニメーション制作会社の処女作が、アカデミー賞にノミネートされた――そんな鮮烈な話題で一躍注目を浴びたのが、堤大介氏とロバート・コンドウ氏の共同監督によるオリジナル短編アニメーション映画『ダム・キーパー』。『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』のアートディレクターをつとめたふたりが、ピクサーから独立してはじめて発表した作品だった。 まるでこの展開自体がアニメの中の出来事であるかのような、ドラマチックなエピソード。それに惹かれて、同賞の授賞式開催地の米国、堤監督の母国・日本など各国のメディアが注目(もちろんそこにマイナビニュースも含まれる)。はた目には順風満帆に見えるが、同作の監督のひとり・堤大介監督が絵の道を志したのは、何と大学に入ってから。絵を仕事にしている人としては、かなり遅まきのスタートだ。 今回は、活動の拠点であるアメリカを離れ来日していた堤大介監督
上田:まずはサンジゲンさんについてお話を伺います。そもそもどういうきっかけでこの会社を作られたんですか。 松浦:僕はCGの仕事がしたくて25歳で田舎から上京してきたのですが、当時(1997年頃)はCGが徐々に盛り上がっている時代だったんですよ。 アニメでも世界初のフルデジタルOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)として知られる『青の6号』(1998年に世界初のフルデジタルOVA作品として登場したアニメーション。クリエイター集団「GONZO」がアニメーション制作を担当し、監督は前田真宏)などでCGが使われていましたし、これから盛り上がっていくだろうと考えていました。ほかにもゲームなどの選択肢もありましたけど、僕が将来に向けて何をやるのかというのはフラットな状態でいたかった、というか、ノラリクラリしていたというか。 日本らしいCGを模索 そんなとき、アニメの演出家さんやクリエイターたちと
「頭文字D」の新たな劇場版三部作が制作され、8月23日にその第一部である「新劇場版 頭文字D Legend1-覚醒-」が公開されます。アニメーション制作を担当したのはサンジゲン×ライデンフィルムで、サンジゲンは「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」でほぼフル3DCGのテレビアニメとしてかなり挑戦的な作品を作ったほか、「009 RE:CYBORG」「キルラキル」などで際だったCGアニメーションを制作した、注目のアニメ制作会社です。 このサンジゲンの代表取締役であり、「新劇場版 頭文字D」ではCGクリエイティブプロデューサーを務める松浦裕暁さんに、作品を作っていく上でのことについて、いろいろなお話をうかがってきました。 新劇場版「頭文字D」公式サイト http://initiald-movie.com/ GIGAZINE(以下、G): 8月2日に行われた完成披露試写会での舞台挨拶や他の取材
故・石ノ森章太郎氏による名作『サイボーグ009』を原作とした映画『009 RE:CYBORG』が公開された。監督・脚本を務めた神山健治氏は、これまでに『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズや『東のエデン』などを手掛けてきた監督だ。インタビュー前編では、同作の企画と映像作りに関する事を中心に話を聞いた。後編では、3DCGかつ立体視を用い、試行錯誤の連続だった制作現場の様子や、若き日本のクリエイターへのメッセージを聞いていく。 神山健治 1966年(昭和41年)3月20日生まれ。埼玉県出身。高校卒業後、アニメの自主制作に関わった後、スタジオ風雅で背景美術スタッフとしてキャリアをスタート。代表作『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ『精霊の守り人』『東のエデン』など 撮影:伊藤圭 同作の映像は、キャラクターを含め、オール3DCGによって制作されている。だがもちろん、数値や時間
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