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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/worldvoice (9)

  • ドラゴンボール 鳥山明氏はフランスで一番有名な日本人かもしれない

    の出版社が鳥山明氏の訃報を発表してまもなく、フランスでは、大々的にほぼ全てのメディアが彼の訃報を大きく報道しました。ル・モンド、フィガロなどのフランスの各主要紙はもちろんのこと、リベラシオン紙では巻頭6ページを堂々と飾る大々的な取り上げ方をされていました。また、フランスのX(旧Twitter)では、「Akira Toriyama」、「Dragon ball」が数日間、トレンドのトップを独占し、それはそれは大きな反応で、改めてフランスで、日のマンガがどれほど大きな位置を占めており、フランス人の中にどれだけ浸透しているものなのかがまざまざと再確認することとなりました。 フランスを日に次ぐマンガ大国にした代表的な存在と幅広い支持層 彼の作品は、全世界的な人気であることは、誰もが認めるところではありますが、世界的な支持の中でも、フランスでの日のマンガ人気は、他国とは飛び抜けた存在であると

    ドラゴンボール 鳥山明氏はフランスで一番有名な日本人かもしれない
  • エリザベス女王に熱狂するフランスの報道に見る王室・皇室の存在

    前々から、フランス人はイギリス王室の話題が好きなんだな・・とは思っていました。何かとお騒がせなことも多いイギリス王室の話題をこれでもかというほどに取り上げ、度々、ドキュメンタリー番組まで作って、何度も何度も放送するのを見ていて、「また、イギリス王室の話題だ・・ホント好きだな〜〜」などと思っていました。 フランスとイギリスは近くて遠い国、遠くて近い国。ここしばらくは行けていませんが、陸続きではないにしろ、ロンドン⇄パリは、ユーロスターで2時間20分、飛行機ならば、1時間ちょっとで行ける、下手したらフランス国内よりも容易に行ける国だけあって、たまにロンドンに行くと、やたらとフランス語が聞こえてきて、「このお店に並んでいる人、みんなフランス人??」とびっくりしたことさえあります。 最近は、パリでもかなり英語を話してくれる人が増えましたが、以前は、メトロの駅の窓口などで英語で質問しようとしていた観

    エリザベス女王に熱狂するフランスの報道に見る王室・皇室の存在
  • パリの空にひるがえるウクライナ国旗と反戦デモ はじめてのデモ集会での涙|パリのカフェのテラスから〜 フランスって、ホントはこんなところです|World Voice|ニューズウィーク日本版

  • アレッポ石鹸の輝きをトルコでも - 伝統の製法と本物にこだわるシリア難民の石鹸作り

    アレッポ石鹸...誰もが一度は耳にしたことがある名前かもしれません。シリア第二の大都市アレッポで先祖代々、幾世紀にもわたって作り続けられてきた石鹸のことです。その歴史は 2000 年ともいわれます。アレッポ石鹸は、オリーブオイルとローレル (月桂樹の実) オイルでできた無添加の石鹸。正真正銘 100% ナチュラルな石鹸です。 首都のダマスカスとほぼ同規模の大きな都市だったアレッポ。日でよく関西と関東が比べられるように、シリア人もダマスカスとアレッポをよく比べてご当地自慢を繰り広げていました。シリアの内戦が 2011 年に始まり、シリア国内の製造業は大きなダメージを受けました。商業の中心地だったアレッポも戦火に巻き込まれました。 そんなアレッポには、50 ほどの石鹸工場があったと言われていますが、ほとんどが破壊されました(フランスの国営ラジオ放送局のページから)。フランスのパリでアレッポ石

    アレッポ石鹸の輝きをトルコでも - 伝統の製法と本物にこだわるシリア難民の石鹸作り
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2021/07/03
    ヨドバシやアマゾンで売ってるのもこれ?
  • 東京オリンピック開催の可否について積極的に報じないフランスの本当の事情

    先日、歯医者さんに行った時に、アシスタントの女の子に「夏のバカンスには、行くの?」と聞かれて、「当は、日に行きたいんだけど、入国後に強制隔離期間があったりして、凄く面倒だから、行けない・・オリンピックもやるみたいだから、余計に色々とうるさいと思うんだよね・・」と言ったら、「えっ??オリンピックやるの? 今年なの??」とびっくりしていたのに、私の方がびっくりしました。こんなにフランスの一般市民は、もう東京オリンピックが目前に迫っていることを知らないのだということに・・。 フランスでは、東京オリンピックについては、大々的にテレビのニュースなどで報じられずに、たまにオリンピックについての話題が上がったとしてもニュースの最後の1〜2分程度、これでは、知らない人がいるのも無理はありません。 しかも、そのニュースの内容は、東京オリンピック開催をめぐって、大多数の国民が反対しているという内容で、それ

    東京オリンピック開催の可否について積極的に報じないフランスの本当の事情
  • フランスの若者の文化の中心は日本のマンガだった!

    フランスも他国同様、2020年3月のパンデミック以来、大きな経済的な打撃を受けてきました。ことに、1回目のロックダウンでは、生活必需品以外の全ての店舗が閉まり、ほぼ、外出は、不可能な状態でしたから、現在、ほぼ、全ての店舗や文化施設などが再開して、人々が街に出ている様子を見ると、なんだかホッとして、微笑ましい気持ちになると同時に、この全部が閉まっていたということは、どれだけの経済的な打撃であったのかを今さらのように思わせられます。 感染拡大の原因の一番の標的となったのは、飲店でしたが、併せて人流を止めるという観点から、映画館、美術館、劇場、コンサート会場などの文化的施設も日常生活の優先順位から取り残され、つい最近まで、その全てが閉鎖されていました。 このパンデミックによる深刻な影響を受けた文化事業に対して、フランスは、ヨーロッパから110億ユーロの大規模かつ独自の支援を続けており、文化大臣

    フランスの若者の文化の中心は日本のマンガだった!
  • アラブの裏の顔 - 被害者が加害者にもなり得るという現実:アラブ世界の「現代の奴隷制度」を考える

    イスラエルによるパレスチナ人の住宅立ち退きの詳細が動画で配信されことをきっかけに、「抑圧されるパレスチナ人」のイメージが強まり、世界中でパレスチナ人を支持する方向に風向きが変わりつつあります(以前の記事をご参照ください)。 確かにイスラエルでパレスチナ人は抑圧されています。それは否定のしようがない事実。でも、同じパレスチナ出身の背景を持つアラブが別の場所では抑圧する側に回っていることは、まだ日ではあまり知られていない事実かもしれません。 アラブの裏の顔とは? アラブには裏の顔があります。Human Rights Watch や世界中の人権団体から「現代の奴隷制度」と非難されている外国人労働者への非人間的な扱いです。中東のアラブ諸国、とくに湾岸エリア (サウジ、クゥエート、UAE、オマーンなど) では男性・女性の出稼ぎ労働者が多く働いています。実際、こうした湾岸エリアに旅行すると、ホテルや

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  • 「石を投げるより僕は動画を撮る」 - パレスチナ人とユダヤ人の暴力の応酬に思うこと

    イスラエル国内が荒れています。とはいえ、パレスチナ人 (アラブ) とユダヤ人との間の衝突は今に始まったことではありません。「パレスチナ問題」という言葉で表現されるこの衝突。アラブとユダヤ人との間の小競り合いは、イスラエルでは日常のことですが、何年かごとに大きな衝突へと発展します。パレスチナ問題については詳しく解説したサイトが幾つもありますので、この記事ではあえて詳しく書きません。 私は現在はトルコ在住ですが、ヨルダンとレバノンに合計で 7 年住んでいました。7 年のうちヨルダンにいたのは 5 年半です。ですからトルコ人との付き合いよりもアラブとの付き合いのほうが長いです。そしてヨルダンに住むアラブの実に 70-80% はパレスチナ人です。ですから日常的に接していたのはパレスチナ人で、現地で習得した私のアラビア語もパレスチナ系のアラビア語です。 私がヨルダンに住んでいるときにも、イスラエルで

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  • フランスのコロナウィルス感染第二波が来るのは当然だった・・・・

    フランスの感染第二波はとっくに始まっていた はっきりいって、フランスにコロナウィルスの第二波が来るのは当然の結果でした。実のところ、フランスにコロナウィルス感染の第二波が来ている・・・・のは、もうずっと前からのような気がします。9月2週目には1日の感染者は1万人を突破し、それから13000人、16000人とぐんぐんと増えるともう何人になっても驚かないぞと思っていたら、10月には、26000人、ついには、3万人を突破する日まで出てきて、やっぱりその度に、思わず息を呑むような驚きに襲われます。ですから、その波が高くなり続けていることは事実で、しかも、さすがにそれだけ感染者がいれば、おのずと無症状の人ばかりではなく、病院もひっ迫状態に向けて、まっしぐらです。 コロナウィルスの第一波がロックダウンされた3月から5月までとするなら、私が思うに第二波は、8月に入った頃からだったと思います。8月の初旬に

    フランスのコロナウィルス感染第二波が来るのは当然だった・・・・
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