日々変わり続ける状況の中で、私たちにとって“真の豊かさ”とはなんなのかと自問する機会が増えています。娯楽でお腹は満たされないし、健康が保証されるわけでもない。それでも、私たちがエンタテインメントを求めるのはなぜでしょうか。 タナダユキ監督の最新作『浜の朝日の嘘つきどもと』(2021年9月10日全国公開予定)は、福島県南相馬市に実在する映画館・朝日座を舞台に、映画館存続のため奔走する人々の物語です。文化の灯を絶やさないようにと奮闘する登場人物たちの姿は今一度、エンタテインメントを「楽しむ」時間の意味を私たちに問いかけてきます。 今作で朝日座の支配人・森田保造を演じたのは、「今最もチケットが取れない落語家」といわれる柳家喬太郎さん。コロナ禍での自粛を経て、“楽しむことの大切さ”に改めて気づいたといいます。この時代に、エンタテインメントを届ける側として抱いている覚悟や信念、その想いを支えている1
映画館や街角に貼られた一枚のポスターに心を掴まれたり、鑑賞後、映画をそっと持ち帰るような気持ちでパンフレットを買ったりチラシを部屋に貼ったり。映画が好きな人なら、誰もが一度はそんな経験があるのではないでしょうか。 大好きな映画と自分の出会いの一部として、宝物のようにそばに置きたくなるパンフレットやポスターは、どんなアイデアからつくられているのでしょう。これまで、アリ・アスター監督の『ミッドサマー』やジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』、是枝裕和監督の『万引き家族』、そして現在公開中のグザヴィエ・ドラン監督最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』など、数多くの映画のポスターやパンフレットを手がけてきたグラフィックデザイナーの大島依提亜(おおしま・いであ)さんに、手元に置いておきたくなるデザインの秘密について伺いました!
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く