人口減少が進む中、都市機能を集約して行政機能を効率化する「コンパクトシティー」構想を進めるための「立地適正化計画制度」が導入されてから今年で10年となる。500以上の自治体が計画を策定しているが、その効果は見えにくい。人口データを分析すると、郊外の人口増加を抑制しきれていない現状が見えてきた。(高松総局 山本貴大、社会部 松田卓也) 【図】市街地中心部に「住むメリットない」、住民がこぞって住んでいるのは
国内飲料メーカーによるオレンジジュース商品の販売休止が相次いでいる。主産国での減産などで世界的にオレンジ果汁が不足し、価格も高騰しているためだ。国内で流通する果汁のうち約9割が輸入品と推計され、絶対量が足りていない。事態の収束が見通せない中、国産果汁の確保に動く国内メーカーも出始めている。 【グラフで見る】輸入果汁単価の上昇 森永乳業は25日、オレンジジュース商品「サンキスト 100%オレンジ」(200ミリリットル)の販売を果汁原料がなくなり次第、休止すると発表した。 雪印メグミルクは「Dole オレンジ 100%」について、200ミリリットルを除く1000ミリリットル、450ミリリットルの販売を2023年4月上旬から休止している。アサヒ飲料も、「バヤリース オレンジ」(1・5リットルペットボトル)の販売を23年12月1日出荷分から販売休止し、販売再開の見通しは立っていない。 背景にあるの
(冒頭写真のクレジットは『ザ・ファブル』がC:南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会、『怪獣8号』ガC:防衛隊第3部隊 C:松本直也/・集英社) 『ニューズウィーク日本版』の日本アニメ特集 4月23日発売の『ニューズウィーク日本版』4月30日・5月7日号の日本アニメの特集が充実していて面白い。アニメ特集は『AERA』4月8日号も掲載していたが、いずれも日本アニメがいかに海外で爆発的人気を博しているかという内容だ。その背景として世界的な映像配信プラットフォームの普及があるのだが、例えば『ニューズウィーク日本版』では宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』についてこう書いている。 「昨年12月8日の北米公開後の興行収入は2月20日までに4674万ドルを超え、これまで北米で最もヒットした宮崎アニメ『崖の上のポニョ』の約3倍にも達した。今年4月に全国公開した中国本土の興行収入はそれを上回る」
岸田文雄首相(66)が27日、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。28日投開票の衆院補欠選挙、島根1区で自民党候補の応援を呼び掛けたが、3時間足らずで4000件を超える否定的なコメントが殺到する大荒れの事態となった。 【写真】衆院島根1区補選が選挙戦最終日を迎え、手を振る自民党総裁の岸田首相 岸田首相はこの日、衆院3補選で唯一の与野党対決となった島根1区入り。松江市で街頭演説を行い、「私たちは覚悟を決めて党を変えていかなければならない」と述べた。 午後6時22分には自身のXを更新し、街頭演説の写真を投稿。「いま日本においては30年ぶりに経済の明るい兆しが出てきました。大企業だけではなく中小企業、そして地方、農林水産業、介護、福祉、建設等様々な分野で幅広く賃上げを広げていかなければならない」とつづった後、自民候補をアピールした。 物価上昇や歴史的円安、庶民の苦境がまるで見えないかのようなこの
人気アイドルグループ・SPEEDの元メンバーで、自民党所属の参院議員・今井絵理子氏(40)が、約1ヵ月前から体調を崩し、国会を欠席し続けていることが、関係者への取材で明らかになった。 【写真】今井絵理子参院議員と元神戸市議・橋本健氏の「一線は超えていない」新幹線同席写真 今井氏は、2016年の参院選に全国比例から出馬し、初当選。2022年に行われた選挙でも再選を果たし、現在2期目を務めている。昨年7月、自民党女性局のメンバーの一人としてフランスへの研修旅行に参加。SNSにその様子を投稿した結果、“税金の無駄”と批判が殺到。それに対して“無駄ではない”と反論し、“追って活動報告します”としたものの、一向にフランス研修旅行についての“報告”はなされないまま。それどころか、約1ヵ月前に、X(旧ツイッター)とインスタグラムの公式アカウントが突如として削除されたのである。 「彼女が国会を欠席したのは
幼い子どもを持つ親を「子持ち様」とやゆし、強く批判する声がSNS(ネット交流サービス)上で広がっている。子持ちであることを理由にした振る舞いが非常識だったり、周囲に迷惑だと受け止められたりするケースが多いが、これほどまで嫌悪される背景に何があるのか。 【写真】心ない反応が寄せられたスープ専門店の投稿 ◇SNSの書き込みに賛否 「子持ち様が『お子が高熱』とか言ってまた急に仕事休んでる。部署全員の仕事が今日1・3倍ぐらいになった」。2023年11月、X(ツイッター)のユーザーがそんな投稿をしたところ、表示回数が3000万回以上に上り、賛否両論が巻き起こった。 また、同4月にスープ専門店「スープストックトーキョー」が全店で離乳食を無料で提供すると発表した際には、「提案者が子持ち様なんだろうな。もう行かない」「ただでさえ狭くてカウンターしかない店舗も多いのに、ベビーカーで突撃されたらたまらんわ。さ
政府が、訪日客が土産品を買う時に消費税を免税している制度を巡り、訪日客にいったん消費税を含めた代金を支払ってもらった上で、出国時に現金で還付するだけでなく、現金を使わずにクレジットカードなどに還付する新たな仕組みの導入を検討していることが、23日分かった。 【写真】「まるで廃虚」国際線9割減の関西空港 深刻なのは免税店や飲食店が集まる3F 21年 政府は免税制度を悪用して土産品を国内で不正転売する事案への対策を強化する方針。空港で現金による還付をすれば手続きが煩雑になる。政府は空港の混乱を避けるため、手続きが簡単なキャッシュレスによる還付を促す。今後詳細を詰め、2025年度税制改正に盛り込むことを目指す。
きょう、茨城県取手市のキリンビール工場で、男性作業員がビールの原料に埋もれているのが見つかり、その後、死亡しました。 警察などによりますと、きょう正午前、取手市桑原にあるキリンビール取手工場で、ビールの原料となる「コーンスターチ」と呼ばれる粉を貯蔵するタンクの中で、清掃作業をしていた阿部一歩さん(29)の姿が見えなくなりました。 同僚が119番通報し、消防隊員がタンクを捜索したところ、阿部さんがコーンスターチの中で倒れているのが見つかり、救助されましたが、その後、死亡が確認されたということです。 阿部さんは当時、タンクの詰まりを解消するため、棒で突く作業などをしていたということで、警察が当時の状況を詳しく調べています。 キリンビール取手工場では、去年10月にも倉庫の屋根で作業をしていた男性が転落して死亡する事故が起きていました。
「5月1日より、このトイレに『トイレットペーパー』は設置いたしません」。高松市内のJR予讃線・端岡駅のトイレに、こんなお知らせが貼り出されていたと、X上で写真が投稿され、話題になっている。 【写真】ペーパー撤去の掲示が波紋 この掲示について、一体なぜなのかと関心を集め、様々な推測が書き込まれている。JR四国の広報室に、お知らせを出した事情について取材した。 ■「国鉄時代かな?トイレットペーパーないとか...」 トイレのお知らせをX上で紹介したのは、鉄道ファンの「桃太郎」さん(@JR12107812)だ。2024年4月12日にお知らせの写真を投稿すると、50万回以上閲覧され、写真が拡散して様々な声が寄せられている。 「国鉄時代かな?トイレットペーパーないとか...」 「詰まり事案が多発しそう」 「ちり紙の自販機復活するのかな?」 桃太郎さんは、端岡駅が3月16日から無人駅になったことから、ト
日本製鉄所呉地区跡地を巡り、県が民間での利活用も含めた呉市との3者協議を要請していることに対し、日鉄側から県に先週、「防衛省の複合拠点施設整備に注力したい」として参加を断ってきたことが分かりました。 日鉄呉跡地を巡っては防衛省が一括購入して複合防衛拠点を整備する方針を示していて、先月、県、呉市、日鉄、防衛省との4者協議が始まっています。 県は防衛省の複合防衛拠点整備も選択肢の一つとした上で、民間での利活用を含めた跡地の活用策を探るため、今月中にも呉市と日鉄との3者協議を開催する予定でした。 しかし、今月3日、日鉄側から県に「防衛省の複合拠点施設整備に注力したい」として県に3者協議には応じない意向を示したということです。 【湯崎英彦 知事】 「お互いがお互いを支えながらやってきたところだと思うので、そういったことに対してもう少し配慮してくれてもいいのかなと思う」 湯崎知事は引き続き、日鉄に3
静岡県牧之原市の杉本基久雄 市長は4月4日に行われた定例会見の中で、辞意を表明した川勝平太 知事を痛烈に非難しました。 川勝劇場終焉へ… 「一番大きかったのはリニア」も残る疑問 狙いはボーナス? 果たされぬ説明責任 4月2日に辞意を表明した川勝知事は、3日に開いた臨時会見で辞職を決断した一番大きな要因としてリニア中央新幹線に関する問題を挙げました。 リニア中央新幹線をめぐっては、事業主体のJR東海が2027年の開業を断念すると発表していて、この点について川勝知事は「大きな区切りを迎えた。この2~3月で大きく動いた。リニアの問題で大きく動き、ここで仕事が一段落した」などと述べています。 これに対し、杉本市長は4日の会見の中で「辞職するのは失言・舌禍が原因」と指摘した上で「手のひらを返したように自分を美化し、リニア(の開業)を10年遅らせたのは“俺の手柄”と言ってすり替えている」と猛批判。 そ
終わりの見えない小林製薬「紅麹サプリ」問題ですが、現時点では、「紅麹」のリスクではなく製品に問題があったらしい、亡くなった事例の中には死亡時期が今件と合致しないケースも含まれるらしい、小林製薬の紅麹を原料とした他社製品は「念の為」に自主回収している模様、といった状況です。 この記事の他の画像を見る つまり情報リテラシーをフル動員して「適切に怖がる」ことが必要な局面なんですが、とは言え「らしい」が多過ぎで確定情報は少ない。消費者はもとより、巻き込まれた取引先やサプリ業界全体にとっても、非常に厳しい状況が続いています。 間違いなく言えるのは「回収対象になっているサプリは摂取するな」なんですが、実はこれほどの騒ぎになっても、メルカリ等のフリマサイトで未だ当該商品が売られ、買われています。しかも定価の10倍近くで……なぜ?! 運営も都度削除しているようですが、売る側も隠語を駆使するなどイタチごっこ
またも静岡県の川勝平太知事(75)の“失言”が注目を集めている。 リニアの工事をめぐり県内での着工許可を認めず、“リニアを妨害している”として知名度の高い川勝知事だが、失言問題でも度々注目を集めている。 最新の“失言”は、4月1日の静岡県庁での新規採用職員向けの訓示でのこと。川勝知事は「県庁はシンクタンクだ。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」などと発言。「うそ偽りを言わないことが大切。言葉遣いが大切です」と心構えを述べた後のこの発言は、“職業差別”とも捉えられかねず、批判が殺到している。 今回の失言に伴い蒸し返されているのが、過去の失言の嵐だ。 ‘13年9月には学力調査で県の小6国語Aが全国最低だったことを受けて「教師の授業が最低だということ」と発言。’19年12月には、県議との面談で県の複
2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が、報道機関のインタビューに初めて答えた。日本国際博覧会協会(万博協会)の職員を通じて行った産経新聞のインタビューでの主なやり取りは次の通り。 【写真】高層ビルを懸命に上るミャクミャク --令和7年4月の万博開幕まで間もなく1年。今の気持ちは 「世界の国々から多くの人が集まる万博に、とてもわくわくしています。会場の夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)でみんなに会えるのが楽しみ」 --万博をめぐっては海外パビリオンの建設準備が遅れている 「きっと大丈夫。(海外館だけでなく)工事がどんどん進んで、これからどんなパビリオンや会場がみられるかな」 --前売り入場券は、前売り目標1400万枚に対し約6%にあたる約83万枚が売れている(今月20日時点) 「多くの人に興味を持ってもらい、うれしい」 --万博のイベントで行動を共にすることが多い石毛博行
岐阜県飛騨市で13日午後、水力発電所の建設現場で56歳の男性作業員が重さ1.8トンの鋼材の下敷きになり、死亡しました。 【動画で見る】重さ1.8トンあるH鋼材が落下…水力発電所の建設現場で作業員が鋼材の下敷きになり死亡 別の作業員も重傷 13日午後4時前、飛騨市宮川町落合の坂上ダムの近くで、水力発電所の建設作業をしていた男性が鋼材に挟まれたと消防に通報がありました。 事故にあったのは飛騨市の建設会社の社員・中塲彰さん(なかば・あきら 56)で、病院に搬送されましたが全身を強く打って死亡しました。 警察によりますと、中場さんは地面を掘り進める作業で地上から20mほどの深さの場所にいて、3mほど上から落下した鋼材の下敷きになったということです。 鋼材はH型で高さ2m、長さ9m、重さが1.8トンあり、掘っていた穴の壁が崩れないよう、周囲に設置された鉄板を補強するためにボルトで固定されていました。
俳優の木村拓哉が主演を務める4月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『Believe―君にかける橋―』(木曜午後9時)のティザーPR動画が7日、同局の公式YouTubeチャンネルで解禁された。 【動画】『Believe―君にかける橋―』木村拓哉が登場する15秒のティザーPR動画 テレビ朝日開局65周年となる完全オリジナル大作。今回はシリーズ通算視聴率で個人平均8.6%、世帯平均15.4%を記録した木村主演の大ヒットドラマ『BG~身辺警護人~』シリーズ(2018年、20年/テレビ朝日)を手がけた製作陣が再集結した。脚本を務めるのは、『GOOD LUCK!!』(03年/TBS)と『エンジン』(05年/フジテレビ)でも木村とタッグを組んだ井上由美子氏。 また、監督を務めるのは『緊急取調室』シリーズ(14年~/テレビ朝日)や『ハヤブサ消防団』(23年/テレビ朝日)でも、唯一無二の演出センスで視聴者の目
福岡市博多区のビルの解体工事現場で去年、高さ12メートルから投下された廃材が首に刺さり、作業員の男性が死亡した事故をめぐり、福岡中央労働基準監督署は4日、危険防止の措置を講じていなかったとして、建設会社と現場責任者の男性(48)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。 8階建てのビルの解体が行われていた書類送検されたのは、建築工事会社「寿由建設」(福岡市東区)と、この会社で現場責任者を務めていた男性です。福岡中央労働基準監督署などによりますと、去年9月、福岡市博多区紙屋町にある8階建てビルの解体工事現場で、高さ12メートルから投下された廃材のドアの部品が男性作業員の首に突き刺さりました。男性は病院に運ばれたものの、その後、死亡が確認されました。 「投下地点に近づくことはないだろうと…」安全対策に不備か?労働安全衛生法では、作業中に危険が伴う場合に“立入区域”を定めるなどの安全対策が求
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