ドイツのデュッセルドルフでは今週末(6月8日、9日)、ドイツ最大のアニメファンイベント、ドコミが開催されます。ドコミとは「ドイツ・コミックマーケット」から取られた名称で、文字通り、ドイツにおけるコミケを目指したイベントです。(写真はいわゆる「サークルカット」のページ。プログラム冊子より) 今回は開催直前ということもあり、ドコミを楽しむためのヒントをいくつか紹介してみたいと思います。 1)様々な企画が同時進行:アニメコンベンションという総合イベント形式コミケと言ってしまうと同人ブースがずらっと並ぶ広いスペースを想像されると思います。ドコミは本来、欧米のアニメファンイベントで一般的なアニメコンベンションというスタイルとなります。これはだいたいこんな感じの構成です。 ・メインホールでのステージ企画 ・大小の会議室を活用したワークショップやパネル ・クリエーター、企業、グッズなどの物販業者のブース
2018年12月4日、ヴァーチャルシンガー「初音ミク」の公式コンサートがドイツのケルンで初めて行われました。日本国外ではアジアや北米でコンサートを重ねてきた初音ミクですが、パリ、ロンドン、ケルンを巡る欧州ツアーは今回が初開催でした。 初音ミクは現地の人たちからどのように見られたのでしょうか?ドイツの事例をまとめてみたいと思います。 公演前のメディア報道:かつてない規模でローカル紙が掲載 欧州ツアーの初回公演となったパリ公演を報じるニュースがドイツでも広く伝えられました。内容は、初音ミクの簡単な紹介と数日後にケルンでも公演を実施するという短信です。この短信はドイツ通信社(DPA)が執筆したものですが、画像は初音ミクのオペラ作品「The End」のものが使用されています。これはおそらく2016年にハンブルク公演が実施されたときの記者会見時に撮られた写真だと思われます。 注目すべきは、この短信記
バーチャルシンガー・初音ミクの初の欧州ツアー「HATSUNE MIKU EXPO 2018 EUROPE」の独・ケルン公演が現地時間4日に行われた。 開演を待ちわびるファンが口々に日本語で「ミクちゃーん!」と呼びかける中、ライブがスタート。日本が世界に誇る電子の歌姫はドイツ語で「Ich bin’s, Hatsune Miku!(私は初音ミクです)」とあいさつ。2014年にレディー・ガガのライブでオープニングアクトを務めた際に披露した「Glass Wall」や、「Cybernetic」など英語の楽曲も交えたセットリストでファンを魅了した。アンコールでは会場中が「Zugabe!」(ドイツ語でアンコール)の声に包まれる中、今ツアーのテーマソング「魔法みたいなミュージック!」「ワールドイズマイン」「Tell your world」の3曲を熱唱し、ファンを大いに満足させた。 初音ミクを企画開発したク
「THE END」は渋谷慶一郎をはじめ、映像作家のYKBX、サウンドアーティストのevalaらが手がける世界初のVOCALOIDによるオペラ作品。これまで東京・Bunkamuraシアターコクーン、フランス・パリのシャトレ座、オランダ・アムステルダムのオランダ国立オペラ&バレエシアターなど世界各国で上演され、いずれの公演もチケットはソールドアウトとなった。 今回の上演はドイツの演劇イベント「ハンブルグ国際演劇サマーフェスティバル」に作品が招聘されたことで実現した。会場の「カンプナーゲル」は1865年に作られた鉄工所をそのまま生かした建築物。「THE END」はこれまで凱旋してきたオペラハウスとはまったく異なる、荒々しいコンクリートと鉄骨に囲まれた劇場で上演されることとなった。
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