視力補正を目的としない、おしゃれ用のカラーコンタクトレンズを使用したために、角膜剥離で入院する、といった事故が相次いでいる。経済産業省と製品評価技術基盤機構(NITE)、厚生労働省は2007年10月29日に、この問題を調査する委員会を発足させた。おしゃれ用カラコンは「雑貨」扱いのため医師の処方が必要なく、量販店やネットで買える。取り扱いが雑になりがちなことに加えて、カラコンの「材質」にも問題があるというのだ。 ここ1、2年で事故の報告が急増 日本における度の入っていないカラーコンタクトレンズは医療機器に該当しない。薬事法規制の対象外のために販売に規制はなく、量販店やネット通販などで広く売られている。カラコンは10数年前から知られるようになったが、始めのうちはブルーやブラウンが主流で、服装に合わせたり、エキゾティックな瞳にして「異性にもてたい」ということで買う人が多かった。ここ1,2年は人気