米Intelは米国とドイツで現地時間2010年5月31日、高性能コンピューティング(HPC)向けの多コアプロセッサー用アーキテクチャ「Intel Many Integrated Core(MIC)」をベースとする新型プロセッサー「Knights Corner」(開発コード名)を発表した。現在、MIC用の設計/開発キット「Knights Ferry」(同)を一部開発者に提供中。2010年下半期より開発者向けツールを拡充していく。 MICは、サーバー用プロセッサー「Intel Xeon」より高度な並列処理が求められるHPC向けのアーキテクチャ。Intelによると、毎秒数兆回の演算速度が実現可能という。Knights CornerはMICを採用する初めての製品。製造プロセスルールは22nm、演算コア数は50個以上とする。MCI用のソフトウエアツールと最適化手法はXeonと共通で、既存ツールを無駄