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6月9日に飛鳥新社より発売された、佐倉色(さくら・しき)氏の漫画『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』内に、ねとらぼ編集部とのやりとりについて描写がありますが、著しく事実と異なる表現が多数あるため、編集部としてあらためて見解を説明いたします。 同作は佐倉氏が2015年から2016年にかけ、少年エース編集部(KADOKAWA)とトラブルになり、最終的に決裂するまでの様子を描いたもの。このトラブルは一時ネット上でも大きな話題となり、ねとらぼでも記事で紹介していました(現在は削除済み)。 作中、ねとらぼについて言及があるのは「第六章 絶対に無断転載じゃありません!!」の中。記事掲載後、佐倉氏より削除依頼の電話があった時のやりとりが主に描かれていますが、記事内容についての事実誤認をはじめ、「怒鳴りつけるような強い口調」「一方的に電話を切った」など、やりとりの内容についても大幅な脚色が多数見
パクリの現状と今後の対応 パクりの定義については議論されているものもあるが、上記3つの事例では ▶ 佐野研二郎氏の作品 ⇒ パクリの疑い有り ▶ 同人誌作家 ⇒ パクりでは無い ▶ ヒトデ氏 ⇒ パクりでは無い という状態になっている。 法律上、著作権法違反は親告罪なので、権利者がパクられた作品に対して権利を主張しなければパクリではない。 佐野研二郎氏の作品はベルギーのデザイナーから訴えを起こされているのでパクリの疑いがかけられているが、同人誌やヒトデ氏のケースは権利者からのアクションがあるまではパクりとは認められない。 同人誌について 同人誌にかんしては、権利者に訴えられれば負ける可能性は高い。しかし、裁判を進める上では、法律以外に慣例も考慮される。長い同人誌の歴史を見れば、この慣例について多少の考慮はなされるだろう。 一度「同人誌」が著作権法違反と判例が出れば、社会的に影響も出てくるか
最近の私は、「漫画原作の実写映画」をさらに小説に書き直す、という仕事を連続でやっているわけですが、この「漫画の実写映画化」っていろいろ炎上しがちですよね。 だいたいにおいて「原作からの改変」がまずやり玉に上がり、「原作レイプ」とか「金儲け」とか言われるわけですが、その辺の話を最近いろいろと考えております。だいぶ前に、私と同じように映画や漫画のノベライズをよくされてる作家さんとも話をしたのですが、そのメモ的な意味で、あるいは自分の立ち位置や考え方の表明として、ちょっとまとめておこうかなと思います。 すごい長文なので以下は畳みます。読む人は覚悟してどうぞ。 ○二次元に感情移入出来るのは「特殊技能」である あのですね、まず前提として、世の中には「文章や絵には全く感情移入出来ない」という人たちがかなりの割合で存在するんですよ。っていうか、むしろそっちが多数派かもしれないんですよ。 漫画とか小説と
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