「グーグル、Java API使用が"フェアユース"と認められる--対オラクル訴訟」というニュースがありました。これは結構ビッグニュースです。この件、前から書こう書こうと思っていましたが、影響度が大きい話なので時間をかけて書こうと思っていた間に評決が出てしまいました。 全体的な論考はまた後で書かせていただくとして本記事では手短に事件を紹介したいと思います。 この裁判は、オラクルがサンマイクロシステムズを買収した直後の2010年8月に始まったのですが、当初は、特許、実装コードの著作権侵害、APIの著作物性等も争点になっていました(裁判の全貌に関するWikipediaエントリー(英文))。これらの争点は二転三転した後に既に一応クリアーになっており、現在の争点は、AndroidにおいてJavaのAPI(宣言コード等)を複製することが米著作権法上のフェアユースに相当するかです(グーグルがJavaの実
GoogleおよびWhatsAppの最高経営責任者(CEO)が、Appleの対応への支持をそれぞれ表明した。Appleは、テロ行為の容疑者が所持していた「iPhone」のデータに米連邦捜査局(FBI)がアクセスできるように特殊な「iOS」を開発するよう米連邦裁判所から命じられ、これに反対する決断を下していた。 GoogleのCEOであるSundar Pichai氏は、この裁判所命令に従うことはユーザープライバシーを損なう可能性があると、Twitterへの投稿で警告した。 「捜査当局や諜報機関が米国民を犯罪やテロから守る上で大きな課題に直面していることは理解している。われわれは、セキュアな製品を開発してユーザーの情報を保護しつつ、有効な裁判所命令に基づくデータへのアクセスを捜査当局に与えている」とPichai氏は記している。 「しかし、このことと、ユーザーのデバイスとデータのハッキングを可能
【詳報】長野県内最大イオンモール須坂、テナント構想 「サンクゼール」「ユニクロ」「GU」「アルペン」も【出店が想定される企業・店舗の一覧表付き】
By 世書 名付 Googleが本をスキャンしてオンライン上の検索サービスに利用しているのは著作権法違反であるとして、著作者連合が法的措置をとり長年裁判が行われてきましたが、このたび「スキャン行為は合法」という判決が下りました。 Google wins book-scanning case: judge finds “fair use,” cites many benefits — Tech News and Analysis http://gigaom.com/2013/11/14/google-wins-book-scanning-case-judge-finds-fair-use-cites-many-benefits/ ニューヨークの巡回裁判所のデニー・チン判事は、GoogleがAuthorsGuild(著作者連合)と8年にも渡って争ってきた著作権侵害訴訟で「Googleによるスキ
大手検索サイト「グーグル」に、自分の名前を入力すると、身に覚えのない犯罪行為を連想させる単語が表示されるとして、男性が表示をやめるよう求めた裁判で、東京地方裁判所は、「違法な記事を閲覧しやすい状況を放置した」と指摘し、グーグルに対し、表示の差し止めと慰謝料30万円の支払いを命じました。 「グーグル」の検索サイトに名前などを入力すると、「サジェスト機能」と呼ばれる機能によって、補足情報として単語が自動的に表示され、例えば「NHK」と入力すると、「ニュース」や「ラジオ」などの文字が表示されます。 原告の男性は、グーグルの検索サイトに自分の名前を入力すると、身に覚えのない犯罪行為を連想させる単語が表示され、それが原因で退職に追い込まれたとして、表示の中止と慰謝料など1300万円の支払いを求めていました。 15日の判決で、東京地方裁判所の小林久起裁判長は「プライバシーの侵害に当たる違法な投稿記事を
ネット検索大手グーグルの「ストリートビュー」で、下着などの洗濯物を撮影、公開されプライバシーを侵害されたとして、福岡市の女性がグーグルの日本法人に60万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は13日、請求を退けた一審福岡地裁判決を支持、女性の控訴を棄却した。 判決理由で木村元昭裁判長は「撮影により私生活の平穏が侵害されたとは言えず、画像公開もプライバシー侵害とは認められない」と述べた。 女性は強迫性障害と知的障害があり「ベランダに干していた下着などを撮影され、精神的苦痛を受けて障害が悪化した」と主張していた。 判決は「私的事項が撮影され、画像として残ることで精神的苦痛を受けることもあり得る」と指摘。顔や姿だけでなく私的事項の撮影もプライバシーを侵害する行為となる可能性があると判断した。 ただ、女性のベランダの画像については「手すりに布のようなものが掛けてあることは分かるが、下着が
サンフランシスコ発--カリフォルニア州北部地区米連邦地方裁判所のWilliam Alsup判事は米国時間5月31日、Oracle対Googleの訴訟で問題となっている37件のJava APIについて、その構造、並び、構成は著作権による保護の対象にならないとの判断を示した。 ただしこの裁定は、同訴訟における著作権のフェーズで問題となったAPIだけに関わる限定的なものだ。 Oracleは、モバイルOS「Android」に採用された37件のJava APIの使用に関する著作権侵害をめぐってGoogleを提訴した。Googleは、プログラミング言語Javaを利用するにはこれらのAPIが必要で、Javaが自由に使える以上、APIも自由に使えると主張した。Oracleは、GoogleがSun Microsystemsのライセンスを取得しないまま意図的に当該APIを使用したとの主張を試みていた。Sun
放尿姿撮られ笑いものに=グーグルを提訴へ−仏男性 放尿姿撮られ笑いものに=グーグルを提訴へ−仏男性 【アンジェ(仏)AFP=時事】インターネット上で地図に沿って街並みの画像を閲覧できる米グーグルのサービス「ストリートビュー」により、庭で放尿している姿を撮影され「村の笑いものになった」として、フランス西部の村に住む男性がグーグルを提訴する方針を決めた。男性の弁護士が1日、明らかにした。 男性が暮らす仏西部メーヌエロワール近くの村は「小さな集落で村民全員が男性を知っている」(弁護士)。撮影時、庭の門は閉めてあり、プライバシーの侵害だと訴えている。 これに対し、グーグル側の弁護士は「信じ難い」とだけコメントしている。(2012/03/02-07:41)
グーグルストリートビューによって、プライバシー権が侵害された等として、20代の女性が損害賠償請求をしていた事件についての判決が、3月16日にあった。 判決は、女性の請求を否定した。 原告は、ベランダに干してきた洋服や下着を私有地から盗撮したと主張していたが、裁判所は、公道から撮影されている。本件住居のベランダに洗濯物らしきものが掛けてあることは判別できるものの,それが何であるかは判別できないし、原告個人を特定出来ないと判断した。 さらに、裁判所は そして,元来,当該位置にこれを掛けておけば,公道上を通行する者からは目視できるものであること,本件画像の解像度が目視の次元とは異なる特に高精細なものであるといった事情もないことをも考慮すれば,被告が本件画像を撮影し,これをインターネット上で発信することは,未だ原告が受忍すべき限度の範囲内にとどまるというべきであり,原告のプライバシー権が侵害された
インターネット検索大手・グーグル(東京)のサービス「ストリートビュー」に下着を映されたなどとして、福岡県の20代女性がグ社に慰謝料を求めた訴訟で、グ社が女性の主張と全面的に争う準備書面を福岡地裁に提出したことが分かった。 グ社は「映っていたものが下着か判然としないし、下着としても画像だけなら誰のものか特定できない。自分で通行人から見える場所に下着を干しており、プライバシーの侵害はない」と反論している。 これに対し、女性は「大半の女性は干した下着をネットで公開されるのは嫌なはず。グ社の言い分が通るなら、女性は下着を外に干せない」と批判している。 訴状などによると、女性が昨春、グ社の検索システムに1人住まいしていた福岡市内のマンションの住所を入力したところ、2階の部屋のベランダに干していた自分の下着の画像が出てきた。女性は以前から精神疾患の一種の強迫性障害を患っていたが、この件を機に、盗撮や性
インターネット検索大手・グーグル(東京)の検索システムに自分のマンションの住所を打ち込んだところ、ベランダに干していた自分の下着の写真が現れ、ショックで精神状態が悪化したとして、福岡県の20代女性がグーグルを相手取り、慰謝料など60万円を求める訴訟を福岡地裁に起こした。 15日には初弁論があり、女性は「性犯罪に巻き込まれないか不安で仕方がなくなり、職も失い転居した」と主張。グーグル側は事実関係の確認を急いでいることを明かした。 訴状などによると、女性が今春ごろ、グーグルの検索システムに当時1人で住んでいた福岡市内のマンションの住所を打ち込んだところ、2階の部屋のベランダに干していた自分の下着の写真が出てきたとしている。 女性は以前から精神疾患の一種の強迫性障害を患っていたが、この件を機に、日常を盗撮されているのではなどの不安が高まり、症状が悪化。勤務していた病院を解雇され、転居したという。
米Oracleが米Googleを訴えている裁判には注目する必要がある。Oracle側は「AndroidはJavaプラットフォームの知的所有権を侵害している」と主張している。Google側はこれを全面的に否定し、「この訴訟はオープンソースへの攻撃だ」と非難する。両社は全面対決の構えだ。 もともと携帯電話業界では大手企業同士の訴訟は頻繁に起きている。Androidに関係する裁判だけを見ても、Apple対HTC(関連記事)、Apple対Motorola(関連記事)の裁判が進行中だ。 そうした中でなぜOracleとGoogle裁判に注目するかといえば、第1に「Android開発の事実上の本丸」であるGoogleが直接の標的となる大型訴訟であるからだ。第2に、訴訟の経緯によってはGoogle 1社にとどまらず、他のAndroidスマートフォンを開発製造するメーカーにも影響がおよぶ可能性があるからだ。
フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は9月8日、米Oracleが「Android」はJavaの特許を侵害しているとして米Googleを提訴したことについての見解を発表した。Oracleの態度を非難して「Googleは戦うべき」としつつ、Googleの姿勢にも不満を見せている。 Oracleが8月、GoogleのAndroidがJavaの特許を侵害しているとして特許訴訟を起こしたことについて、FSFのライセンス遵守担当エンジニアのBrett Smith氏が見解を発表した。 Smith氏はこの一件について、ソフトウェアの使用、共有、改変、再頒布というプログラマーの権利に対する攻撃とし、「Android攻撃に特許を持ち出すのは間違っている」とOracleの行動を非難した。Smith氏はまた。Oracleは以前ソフトウェア特許反対の姿勢を
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