A子さん夫妻は来店型保険代理店を訪ねて新たな保険に加入した結果、保険料の支払いが月9万円になってしまいました。ファイナンシャルプランナーの岩城みずほさんが「掛け捨てか貯蓄型か」をポイントに、A子さん夫妻の保険契約の問題点を解説します。【毎日新聞経済プレミア】 ◇年間保険料が年収の約2割にも A子さん(28)は大学卒業後、正社員の一般事務職として働いています。2年前に会社員の夫(32)と結婚しました。 A子さんは結婚するまで、勧められるがままに掛け捨て型医療・死亡保険に入っていました。年間の保険料は13万円で、更新時に保険料が上がるタイプです。「掛け捨て型は損かも」と思い、結婚を機に、保険代理店で保険を見直し、貯蓄型といわれる保険に切り替えました。また、保険に入っていなかった夫も新たに保険に入りました。 その結果、新たに契約した保険は6本、年間の生命保険料は2人でなんと合計110万円にもなっ