雨の日に家に閉じこもってPCに向き合っていると、家のチャイムが鳴った。 届いたのは、佐々木さんの本。 『goodbye, things』だ。 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』が、英語版となって今、手元にある。 ハードカバーがずっしりと重く、英字だけのカバーは「洋書」を強く感じさせる。 鳥肌が立つほどかっこいい。 日本語版よりも「方法論」的なレイアウトが消えて、「書」という雰囲気を持っている。 日本語版が出た当時、私はそもそも佐々木さんの話し方や考え方を知っていたので、文を読んでいても佐々木さんの声が登場してしまう。 でも、英語版は各ページのタイトルを見ても、どこか知らない国の人が知らない声で語りかけてくるようだ。 英語版でミニマリズムの本が出るなんて、冷静に考えるとおかしい。 Minimalismという言葉を発見したのはアメリカのサイトで、私も佐々木さんもそれほど海外のミニマリズム事情