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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (16)

  • 「北海道の米は不味い」はなぜ変わったのか?高い適応力を持つ日本の農業 【前編】農業はテクノロジーの塊、地球温暖化にも適応できる | JBpress (ジェイビープレス)

    絶えず行われてきた品種改良によって、かつての「米どころ」以外でもおいしいお米が収穫できるようになった(写真:アフロ) 地球温暖化によって農業に被害が出るという意見がある。たしかに一定の影響は出るであろうが、適応は十分に可能だ。農業とは質的にテクノロジーの塊であり、品種改良などの技術を駆使して様々な気候に適応することこそが、その領だからだ。事例とデータを紹介しながら前後編に分けて解説していこう。 (杉山大志:キヤノングローバル戦略研究所研究主幹) 地球温暖化を先取りしてきた東京 東京では過去100年間に約3℃の年平均気温の上昇があった。下のグラフは気象庁のデータによるもので、東京・大手町の気温である。以前の記事で紹介した吉祥寺(東京都武蔵野市)にある成蹊気象観測所のデータでも、ほぼ同じ気温上昇が観測されている。これは主に都市熱によるものだ。

    「北海道の米は不味い」はなぜ変わったのか?高い適応力を持つ日本の農業 【前編】農業はテクノロジーの塊、地球温暖化にも適応できる | JBpress (ジェイビープレス)
  • ブダペストの靴工房〝VASS〟で知る、温もりのラスト 世界名品漫遊記(第2回) | JBpress autograph

    アッパー(甲部分)とソール(底)を手縫いによってつなぎ合わせる、ハンドソーン(手縫い)製法の。紳士つくりの原風景だ 奥深きハンガリーの世界へ 冷戦時代を知る日人にとって、どこかミステリアスなイメージがあるハンガリーや、チェコ、スロバキアといった中欧諸国。それはハプスブルグ家によってもたらされた繁栄の歴史と、秘密警察が跋扈した社会主義時代という、あまりに鮮烈な光と陰のコントラストによるもの、かもしれない。 そんな未だ神秘のベールに包まれたこのエリアには、幸か不幸かは定かではないが、ファッショントレンドやグローバル化の激流とは無縁に育まれた、独自の紳士服文化がわずかながら根付いている。今回は、そのなかでも象徴的な存在である、ハンガリーのづくりを知る旅へ。 オーストリア=ハンガリー帝国時代に栄華を誇った、ブダベストの旧市街。社会主義時代の名残りか、そのクラシックな街並みとは裏腹に人々

    ブダペストの靴工房〝VASS〟で知る、温もりのラスト 世界名品漫遊記(第2回) | JBpress autograph
  • 〝アットリーニ〟のナポリ仕立て、別格の理由 世界名品漫遊記(第3回) | JBpress autograph

    服好きのロマンを掻き立てる〝アットリーニ 〟の工場での一コマ。ジャケットにアイロン をかけた後、木片で押さえつけている! 往年の服マニアを唸らせた〝アットリーニ 〟 今ではあまり姿をみかけなくなってしまったが、すこし前までクラシックファッション業界には「変態」と呼ばれる諸先輩方がいて、僕もちょくちょく彼らが開催する、飲み会という名の服オタ会議に参加していた。 議題は「世界で一番美しいボタンホール」だったりして、「あそこのボタンホールはプリプリでエロいよね」「いやいや、ここのだって一見雑に見えるけど味があって捨てがたいですよ〜」なんて話が一晩中続くものだから、僕は1時間程度で眠くなってしまうのだが……(話題が業界ゴシップネタに移ったときだけ覚醒)。 そんなとことん不毛で今にして思えば楽しい会議は、いつもこの言葉で幕を引いたものだ。「やっぱ〝アットリーニ〟は別格だよね」。〝アットリーニ〟とは、

    〝アットリーニ〟のナポリ仕立て、別格の理由 世界名品漫遊記(第3回) | JBpress autograph
  • 寝不足でいつも「酩酊」状態の自衛隊員たち 対策を進める米陸軍、自衛隊は組織文化から改革を | JBpress (ジェイビープレス)

    自衛隊の寝不足問題は深刻だ。護衛艦「やまぎり」艦長の大谷三穂二佐も寝不足だという(資料写真、出所:Wikipedia自衛隊の事実上の準機関紙「朝雲」も筆者の指摘に対して「睡眠不足は仕方がない」という根性論を述べており、睡眠不足の現状を認めている。 他方、米陸軍では睡眠不足問題に関する報告書の作成、各種施策、議論が始まっている。11月20日、米陸軍向け軍事誌「Army Times」は「陸軍には睡眠の問題がある。これを解決するための方法」と題する現役の陸軍少佐ジェフ・イェーガー氏らによる論説を掲載した。 これは自衛隊にとっても非常に参考になる内容なので、その内容を要約して紹介しよう。

    寝不足でいつも「酩酊」状態の自衛隊員たち 対策を進める米陸軍、自衛隊は組織文化から改革を | JBpress (ジェイビープレス)
  • 日本の地銀:銀行家たちの駆け引き:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年6月21日号) 政府は日の地方銀行に経営統合してほしいと考えている。 日の銀行は比較的無傷で金融危機を切り抜けた。それは主に、米国や欧州の銀行にあれほど大きな問題をもたらした不良資産に手を出さなかったからだ。 だが、銀行の規制当局である金融庁は現状に満足しているわけではない。将来の金融不安の潜在源を探る中、金融庁は約100行の地方銀行に狙いを定めた。地銀をすべて合わせると、日の融資のざっと4割を占め、みずほ、三菱UFJ、三井住友などの日の5大金融機関とほぼ匹敵する。 今のところ健全に見えるが・・・ 一見すると金融庁の懸念は見当違いに思える。地銀は地元企業と強い関係を持つ傾向があり、多くの場合、地元市場で支配的な銀行だ。そのおかげで、多くの地銀は都市銀行より若干高い純金利マージン(銀行が預金に対して払う金利と融資から得る金利の差)を稼いでいる。 静岡県沼

    日本の地銀:銀行家たちの駆け引き:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • ウォーレン・バフェットの最後の一手 巨大帝国バークシャー・ハザウェイの軌跡と継承問題:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年4月26日号) バークシャー・ハザウェイを経営してきたウォーレン・バフェット氏の50年間は、企業が築いた最も目覚ましい連勝記録の1つだった。それは一体どのようにして終わるのだろうか? ウォーレン・バフェット氏(83歳)が過去半世紀の間、輝かしい成功とともに経営してきたコングロマリット(複合企業)、バークシャー・ハザウェイ。次の50年間は同社に何をもたらすのだろうか?  「それは興味深い質問だ」。バフェット氏は最近、この問題に関するインタビューを断る誌(英エコノミスト)へのメモの中で、こう認めた。「非常に興味深いので、私は最近、同じテーマを自分自身にアサインしたところで、タイミングを早まりたくない」と述べた。 だが、バフェット氏は「50年後にランチをともにし、実際に起きたことを予想されたことと比べましょう」と申し出てくれた。 さらに「私はバークシャーを経営する

    ウォーレン・バフェットの最後の一手 巨大帝国バークシャー・ハザウェイの軌跡と継承問題:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 取引される少女たち、欧州人身売買の実態 暗躍する現代の女衒~北欧・福祉社会の光と影(19) | JBpress (ジェイビープレス)

    英国からスウェーデンに移り、落ち着いてしばらくした頃、「リリア 4-ever」という映画が製作・公開され、国中に一大センセーションを巻き起こした。2002年のことだ。 ソ連崩壊後、連邦から独立した一共和国でストーリーは始まる。混乱を極め、貧困化する社会の中で、母親は16歳の少女を残し、新しい生活を求めて男と米国へ行ってしまう。後で呼び寄せると母親は言ったが、その後少女には何の連絡もない。養育権なども放棄されており、少女は捨てられたことを悟る。 母が置いていったカネもなくなり、すさんでいく生活の中で、少女は優しい男と出会う。彼に「スウェーデンには仕事がある」と言われて一緒に行く約束をする。偽造パスポートを手渡され、チケットの手配もするが、しかし男は「先に行っててくれ」と言い、飛行機には乗らない。 到着した空港で彼女を待っていた別の男が、彼女を自分の部屋に連れて行く。セックスを強要され、その後

    取引される少女たち、欧州人身売買の実態 暗躍する現代の女衒~北欧・福祉社会の光と影(19) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 回復が見えないブラジル経済

    (英エコノミスト誌 2012年12月8日号) 長く待ち望まれている景気回復は、いまだ見えてこない。 ブラジルのギド・マンテガ財務相は何カ月も前から、一向に訪れる兆しの見えない力強い成長が目前に迫っていると予測してきた。それでも11月30日に発表された第3四半期の統計は衝撃的だった。 政府に説得され、独立系エコノミストは、通貨安と利下げ、そして自動車と白物家電の売り上げにかかる工業製品税の引き下げが前期比1.2%増の健全な経済成長を生み出すと確信していた。ところが結局、第3四半期の成長率はわずか0.6%だった。また、国家統計局は、第2四半期の成長率の推計値も0.4%から0.2%に下方修正した。 誰も信じなくなった「力強い景気回復」 マンテガ氏は統計値が「期待外れ」だったと認めつつも、経済はまもなく回復し、来年には4%、2014年には5%の成長が見込めると主張している。 もはやマンテガ氏を信じ

  • 気仙沼に誕生した「運命」の讃岐うどん 津波から必死に逃げたらいつの間にかうどん職人に | JBpress (ジェイビープレス)

    「お待たせしました」と言って出されたうどんを一口べて、加藤智春さんはうなってしまった。まさか気仙沼でこんなうどんをべられるとは思ってもみなかったのだ。 加藤さんは東京・石神井町にあるうどん店「エン座」の店主だ。エン座は全国のうどんマニアにその名を知られる人気店で、週末ともなると、加藤さんが打ったうどんをべたいという人が地方から飛行機に乗ってやって来る。様々なうどんイベントを打ち出す加藤さんは、首都圏のうどん業界を盛り上げるリーダー的存在としても知られている。 東日大震災から約1年が経った2012年3月、加藤さんは奥さんと小学生の息子を連れて宮城県気仙沼市を訪れた。将来はレスキュー隊員になることを夢見る息子が、被災地を見てみたいというのだ。被災地を訪れることが何らかの復興支援になるのではないかという加藤さん自身の思いもあった。 加藤さん一家は現地の観光ボランティアに案内してもらい、気

    気仙沼に誕生した「運命」の讃岐うどん 津波から必死に逃げたらいつの間にかうどん職人に | JBpress (ジェイビープレス)
  • すっかり欧州化した米国経済 力強い成長への回帰はもう見込めない

    また春がやって来て、また米国の景気回復が勢いを失い始めている。これで3年連続で、多くの人が力強い成長への回帰になると期待した景気回復が、冬眠状態の夏を迎えそうな気配を見せている。 5月4日に発表された米国の雇用統計によると、失業者数は11万5000人減った。この雇用者数の増加は、人口増加に辛うじて見合う数字だ。 仕事を探す米国人の割合は引き続き間違った方向に進んでおり、米政府発表の失業率を実際よりもましに見せている。4月の失業率は0.1ポイント低下し、8.1%となったが、誰一人として労働市場から脱落していなければ、公式失業率は上昇していた。 こうした状況はどれも大した驚きではないはずだ。何しろ、ユーロ圏の危機や比較的高値が続く原油の国際価格、中国やインドの経済成長の減速予想など、責めるべき外部要因はたくさんある。 米国経済は以前にも増して、他国の需要動向に大きく影響されるようになっている。

    baboocon19820419
    baboocon19820419 2012/05/08
    「ブーメラン 恐慌が欧州から返ってくる」ではないけれど、米国も衰えが隠せなくなってきたということか。
  • 日本の債務:決して倒れないドミノ?  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年7月25日号) 債務に苦しむ日経済の長期的な予後診断は、良好ではない。 債務危機がユーロ圏と米国を脅かしている時、債券投資家はどうするだろうか? 彼らは安全を求めて、ユーロ圏や米国よりはるかに大きな債務を抱えた国に向かう。日国債の利回りは7月19日、8カ月ぶりの低水準を記録。円相場はユーロとドルに対して上昇した。 こうした流れは奇妙に思える。というのも、直近、債権者の懸念の標的となったイタリアと比べても、日は多くの点で苦しい状況にある。国内総生産(GDP)比の純債務の割合は日の方が高く、(利払い前の)基礎的財政収支は、イタリアが黒字なのに対して、日は赤字だ。 多額の債務を抱えた日投資家が向かう理由 地球上で最も急速に社会の高齢化が進む日は、成長見通しが明らかにイタリアよりも良いわけではない。また、日政府はイタリア政府ほどゾッとするとまで言わな

  • 台湾と日本:豊かさが逆転?  JBpress(日本ビジネスプレス)

    は群れを先導していたはずが、いつの間にか台湾に追い抜かれた(写真中央は砂嵐でかすむ台北の超高層ビル)〔AFPBB News〕 日経済学者の赤松要氏は1930年代に、アジア諸国の経済が飛び立っていく1つの理論を提唱した。「雁行形態論」として知られるようになった経済発展のモデルである。 赤松氏曰く、「野生の雁は飛行機が編隊飛行するように、逆V字型を描くように整列して飛ぶ」。アジアで最初に工業化する日が群れを先導する。近隣諸国が後に続き、先頭の雁が卒業していく産業に次々と進出する、というわけだ。 だが今年、日は後方に位置する雁に追い抜かれた。経済規模で日を追い抜いたものの、まだ日よりずっと貧しい中国ではなく、島国の台湾に抜かれたのである。 国際通貨基金(IMF)によると、2010年に日の1人当たり国民所得が3万3800ドルになるのに対し、台湾のそれは3万4700ドルに達する見通

    baboocon19820419
    baboocon19820419 2010/11/19
    住宅が高すぎるというのはわかる。猫の額ほどの庭しかない家がばかみたいな値段するんだもんな。
  • 利益が予想を上回っても株が買われない理由  JBpress(日本ビジネスプレス)

    企業業績はアナリスト予想より好調で、次の四半期について明るい見通しを示す企業も少なくないが、株式市場のムードは低調なままだ。 ドイツ銀行のまとめによれば、S&P500株価指数を構成する企業の約90%が第2四半期決算を発表し終えた段階で、82%の企業の1株利益が予想を上回っているという。 このままいけば、予想以上に好調な業績が4四半期続くことになり、少なくとも1990年以降で最高の1年間になる。 「景気回復ペースの減速が利益の回復にブレーキをかけていないという意味で、企業業績は引き続きマクロ経済の明るい材料となっている」。資産運用会社ブラックロックでグローバル株式の最高投資責任者(CIO)を務めるボブ・ドール氏は、リポートにこう記している。 8月の高値をつけた後下落した欧米市場の株価は17日に落ち着きを取り戻したものの、主要な株価指数は年初来の高値をまだ大幅に下回っており、バリュエーション面

  • 現金を貯め込む企業:カネを使え!  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年7月3日号) 景気を順調に回復させるには、企業はカネを貯め込むのをやめなければならない。 折しも各国政府が借り入れの縮小を図ろうとしている時に、民間部門がこのまま熱心に貯蓄を続けていけば、景気が二番底に陥るリスクが高まる。クレジット(信用)に依存した暮らしをした結果、消費者が多額の債務を抱えている先進国では、家計の貯蓄率が長期間にわたって高水準にとどまるのは間違いなさそうだ。 しかし、民間部門による最近の貯蓄増加の大部分は、消費者ではなく、企業によるものである。多くの先進諸国では、企業は支出を十二分に賄える利益を上げており、その結果生まれた余剰資金が企業内部に蓄えられている。この傾向が続くかどうかが、今後に大きく影響してくる。 景気の先行きを大きく左右する企業行動 もし用心深い企業が貯蓄をさらに積み増すなら、景気回復の見通しは暗い。各国経済は企業の余剰資金が政

  • 賢人バフェット、一世一代の博打 米鉄道大手BNSF買収に見る投資哲学 JBpress(日本ビジネスプレス)

    その規模を別にすると、バークシャー・ハザウェイが米鉄道大手バーリントン・ノーザン・サンタフェ(BNSF)に行った買収提案は、これ以上ないほどウォーレン・バフェット氏らしい買収である。 まず、バフェット氏は今回、会社を差し出されたようなものだった。 バークシャーはもともとBNSF株の22.6%を保有しており、ある時、バフェット氏が取締役会に出席した際に、CEO(最高経営責任者)のマシュー・ローズ氏に残りの株式をすべて取得してもいいと示唆したところ、ローズ氏は同じ立場の多くのCEOがそうしたに違いないように、この申し出に飛びついたのだ。 多くの米国企業がバフェット氏のことを誰より望ましい買い手と見なすのには、2つの理由がある。 1つは、バフェット氏が概して、経営陣を尊敬している会社を買い、買収後も彼らに経営を任せることだ。ポストを巡る駆け引きがある上場企業の合併や、経営陣がすげ替えられる可能性

  • 多額の債務を抱えた日本経済 スローモーションで進行する危機 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年4月10日号) 債務とデフレという根深い問題に立ち向かわない限り、日政府はいずれ大惨事の責任を負うことになる。 中国が世界の工場だとすれば、日はその裏庭にある最先端の研究所だ。中国が昨年、国際貿易の回復を先導し始めて以来、日から東シナ海を経由して大量に出荷されるようになった製品の種類を見れば、それが分かる。 デジタルカメラやその他のハイテク機器など、もうどうでもいい。日の対中輸出は主に、セックスアピールなど砂粒程度しかない製品のおかげで復活を遂げている。すなわち、樹脂原料(1月と2月に前年比105%増加)、非金属鉱物製品(113%増)、建機(152%増)、繊維機械(171%増)、自動車部品(144%増)、科学計器(113%増)などである。 見かけとは異なり、これらの製品はすべてハイテク製品か高付加価値の工業原料で、東アジアの工場を結ぶサプライチェーンに

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