biologyとsocietyに関するbarringtoniaのブックマーク (11)

  • 「脳」から見た人間の子育て - POLICY DOOR ~研究と政策と社会をつなぐメディア~

    いっこうに後を絶たないどころか、ますます増えているように見える子どもの虐待。行政側の問題点はいろいろ指摘されるが、虐待した親に対しては「自分の子どもなのに可愛くないのか」というような反応が一般的だ。しかし、と理化学研究所脳神経科学研究センター、黒田公美博士は言う。「子どもが生まれれば母性や父性が自然に生まれてくる、それほど脳のメカニズムは来簡単ではないのです」。脳から見れば、子育ては「練習してようやくできるようになる」 米小児科病棟の教訓 虐待対策と同様、ここ20年ほどずっと対策を続けているにもかかわらず、あまり効果が見られないのが少子化対策。やはりここにも同じような面がある。ずいぶん昔には「女性は子どもを産む機械だ」という大臣の発言もあった。子どもを産まないなんてありえない、社会に「ただ乗り」しているようなものだ。そんな言葉を政策決定に関わるような人たちが何の根拠もなく言ってしまう。し

    「脳」から見た人間の子育て - POLICY DOOR ~研究と政策と社会をつなぐメディア~
  • 書評 「ストーリーが世界を滅ぼす」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する 作者:ジョナサン・ゴットシャル東洋経済新報社Amazon 書は進化的視点から文学を論じる著書を持つ英文学者であるジョナサン・ゴットシャルによる,物語*1がヒトの認知にとってどのような意味を持ち,それが現在の世界にどういう影響を与えているかを論じただ.あるいは「物語の闇の力」についてのといってもよいだろう.原題は「The Story Paradox: How Our Love of Storytelling Builds Societies and Tears them Down」 序章 物語の語り手を絶対に信用するな 序章では書の大きなテーマが語られている.ヒトが会話するのは,それは相手を「なびかせる」ためだ.それは他人の心に影響を与えることであり,普通には説得で,時には操作ということになる.そして著者は「物語」こそが「なびかせ

    書評 「ストーリーが世界を滅ぼす」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • なぜ那須サファリで猛獣の飼育係襲撃が続くのか 脆弱な安全体制を検証すると… | 47NEWS

    Published 2022/01/16 12:00 (JST) Updated 2022/01/16 20:09 (JST) どんなに恐ろしく、どんなに痛く、救助されるまで、どんなに苦しかっただろう。栃木県の那須サファリパークで1月5日朝、飼育係3人がベンガルトラに襲われた。1人は右手首を失った。 動物園やサファリパークは、野生動物の魅力や迫力を伝え、自然と人間の関係を考えるきっかけを与える。その根底にあるのは、命の大切さだと思う。ところが、そこで働く人が死傷する事故がなくならない。 この事故については、まだ分からないことが多い。園の説明によれば、トラは来いるはずのない通路にいたとみられる。前日夕、夜間収容する獣舎に戻していなかったらしい。事故から2日後の7日、栃木県警が家宅捜索に入り、捜査を始めている。刑事事件としては、安全管理の実態や具体的な過失の特定、そしてその失敗がなぜ起きたの

    なぜ那須サファリで猛獣の飼育係襲撃が続くのか 脆弱な安全体制を検証すると… | 47NEWS
  • グレーム・ウッド「この先の10年はさらに悪くなるかもしれない:ある歴史学者は『社会の興亡を予測する鉄則』を発見したと信じてる。彼は、悪い知らせを携えている:ピーター・ターチンとは何者か?」(アトランティ|WARE_bluefield

    グレーム・ウッド「この先の10年はさらに悪くなるかもしれない:ある歴史学者は『社会の興亡を予測する鉄則』を発見したと信じてる。彼は、悪い知らせを携えている:ピーター・ターチンとは何者か?」(アトランティック誌2020年12月号):要約&意訳 〔エントリは、アメリカの著名な雑誌『アトランティック』に掲載された、ピーター・ターチンの取材記事の意訳・要約である。重要な部分はなるべく拾って文章化しているが、あくまでも意訳・要約であることを留意した上で読んでいただけると幸いである。 なお、この記事に関して、ターチン人は、自分の研究を紹介してくれたことに感謝を示しつつも、「自分は預言者と呼称したことはなく、予言を行ったこともない」「私は歴史学者を敵視していない」等々の理由から困惑を示している。〕 The Next Decade Could Be Even Worse A historian bel

    グレーム・ウッド「この先の10年はさらに悪くなるかもしれない:ある歴史学者は『社会の興亡を予測する鉄則』を発見したと信じてる。彼は、悪い知らせを携えている:ピーター・ターチンとは何者か?」(アトランティ|WARE_bluefield
  • Daily Life:生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか

    July 16, 2020 生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか 最近発表された人間行動進化学会の声明の中で、「自然主義的誤謬」という哲学由来の概念が使われていた。 そこでは、自然主義的誤謬が、「「自然の状態」を「あるべき状態だ」もしくは「望ましい状態だ」とする自然主義的誤謬と呼ばれる「間違い」」という言い方で紹介されている。これを倫理学者が聞いたなら「いや、自然主義的誤謬はそういう意味じゃないんだけどなあ」と言いたくなるところであろう。しかし、進化生物学者と「自然主義的誤謬」という概念の付き合いはかなり長く、それなりの経緯がある。稿の目的はとりあえずその経緯を追うことで、「自然主義的誤謬」という概念の適切な用法とはなんだろうかということを考えることである。 最初に断っておくが、稿はいかなる意味でも体系的なサーベイとはなっていない。どちらかといえば、目立つ事例いくつかをつ

    barringtonia
    barringtonia 2020/07/16
    "「自然主義的誤謬」という概念の使用の歴史<略>からいえば、生物学者による用法は誤用とはいえない。しかし<略>できれば「自然さからの議論」など、問題の本質にそった、混乱のおそれの少ない用語法を使った方がいい"
  • ヒトの行動に関する進化生物学的研究と社会の関係: 社会生物学論争を踏まえて

    論文は生態学の分野の中でも、ヒトの行動の進化に関する研究の事例に注目して、科学と社会の関係を考察したものである。科学コミュニケーションの課題が顕著に表れるヒトを対象とした事例をおもに取り上げるが、背景に存在する科学の性質や問題意識は、程度に違いはあるものの他の生物における研究とも広く共通している。ヒトの行動について生物学的な説明を与えることに対しては、これまでに多くの批判がなされてきた。その最も顕著な例が、社会生物学論争である。E・O・ウィルソンは1975年に『社会生物学』を出版し、ヒトの行動を生物学の理論をもとに説明することを試みた。これに対して、R・C・ルウォンティンやS・J・グールドらは、ウィルソンの試みは社会にとってのさまざまな危険をはらむと痛烈に批判し、その批判は大規模な論争に発展した。ここでルウォンティンらは、社会生物学を生物学的決定論や適応主義などの点から批判し、研究がもつ

  • 一般用語と学術用語のコンフリクト

    奥山雄大(原則禁酒中) @yokuyama @kamefuji これはリアルに危惧ある。ちなみに、件の論文の引用文献まで少しチェックしてみたけど、最近はsexual conflictかmating harrasmentという単語を使ってるみたい。あまりにsexual harrasmentという言葉が特別な意味を持ってしまったため、学術用語としては使いづらくなったんやろな。 2018-11-27 12:23:00 奥山雄大(原則禁酒中) @yokuyama @kamefuji 和名でも最近は適切でない名前を排除する動きがあって僕も当初は生き物の名前で目くじら立て過ぎと思っていたけれど、これに関する丁寧な議論(魚類学雑誌にその経緯が書いてある)を見ると、このような改名もやむを得ないのではないかと納得した。 2018-11-27 12:25:33

    一般用語と学術用語のコンフリクト
    barringtonia
    barringtonia 2018/11/30
    知人だらけのまとめで何ともコメントしにくいけれど、研究者同士なら比喩や借用ではないという前提をまず共有した上で落とし所を冷静に議論してほしかった…
  • 「セクハラが多様性維持」 生態学専門用語に批判集まる:朝日新聞デジタル

    「性的嫌がらせ(セクシュアルハラスメント)が生物多様性を維持する」というタイトルの論文を京都大の講師が英科学誌に発表し、ネット上で批判があがる騒動となっている。論文では生態学の専門用語として使っており、社会問題のセクハラとは無関係だが、講師と科学誌は論文タイトルの変更を検討している。 今回の論文における「性的嫌がらせ」とは、同じ種類の生物で、オスがほかのオスの交尾をめぐる行動を妨害するような性質を指す。こうした性質は、同種類の生物の個体数の増減に関わる。だが、多様な生物が共存する自然界全体への影響はわかっていなかった。 論文は、数百種類の生物が性的嫌がらせの影響で長期間共存できることをシミュレーションで示した。英科学誌電子版に11月14日(日時間)、掲載された。 論文のタイトルなどは同誌のサイトで誰でも見ることができ、英語圏のネット上で「不適切を超えている」「常識外れだ」などの批判が続出

    「セクハラが多様性維持」 生態学専門用語に批判集まる:朝日新聞デジタル
    barringtonia
    barringtonia 2018/11/30
    主に動物に使われてきたharassmentという語が植物にも適切か、使用頻度の高いmating harassmentは互換性のある術語かどうか、等も関係する問題なのでコアな繁殖生態学者でないと判断が難しい。cf. https://togetter.com/li/1293178
  • 遺伝の「優性」「劣性」使うのやめます 学会が用語改訂 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

    遺伝の法則の「優性」「劣性」は使いません――。誤解や偏見につながりかねなかったり、分かりにくかったりする用語を、日遺伝学会が改訂した。用語集としてまとめ、今月中旬、一般向けに発行する。 メンデルの遺伝学の訳語として使われてきた「優性」「劣性」は、遺伝子の特徴の現れやすさを示すにすぎないが、優れている、劣っているという語感があり、誤解されやすい。「劣性遺伝病」と診断された人はマイナスイメージを抱き、不安になりがちだ。日人類遺伝学会とも協議して見直しを進め、「優性」は「顕性」「劣性」は「潜性」と言い換える。 他にも、「バリエーション」の訳語の一つだった「変異」は「多様性」に。遺伝情報の多様性が一人一人違う特徴となるという基的な考え方が伝わるようにする。色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」とした。 学会長の小林武彦東京大教授は「改訂した用語の普及

    遺伝の「優性」「劣性」使うのやめます 学会が用語改訂 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
    barringtonia
    barringtonia 2017/09/06
    優性/劣性については弊害が大きすぎるので賛成だけど、変異を多様性にするのは、variant (変異体)とかvariety (変種)とかとの対応が失われる点が気になる。
  •  「サピエンス全史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    サピエンス全史 上下合版 文明の構造と人類の幸福 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/09/16メディア: Kindle版この商品を含むブログ (15件) を見る 書は歴史家であるユヴァル・ノア・ハラリが,人類の進化史からバイオ技術の生みだす未来までを視野に入れて描いた,ホモ・サピエンスの歴史書ということになる.原書は欧米でも話題になっているようだ.何しろ構想が壮大だし,ジャレド・ダイアモンドが推薦しているということもあり,私も邦訳を機会に手に取ったものだ*1.原題は「Sapiens: A Brief History of Humankind」. 第1部 認知革命 第1部ではチンパンジーとの共通祖先との分岐から農業革命前までを扱う.これは文字の発明前であり通常の歴史では扱わないところで,生物学的な内容が多い.ハラリにとってもチャレンジングな

     「サピエンス全史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 「幻の葛細工」が消えた意外な理由(田中淳夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    今年の正倉院展に「白葛箱」が出陳されるそうだ。これは植物のクズの繊維を編んでつくられた繊細な細工物である。 クズと言えば、最近は「緑の怪物」扱いされるほどの繁殖力を誇り、開けた土地をあっと言う間に覆い尽くす。日どころか海外でも侵略植物扱いされている。 だが、古来よりクズから取り出した繊維で編んだ小箱や鞄物などが作られており、繊細で優美な魅力がある。だから正倉院にも納められているのだろう。今でも葛細工の箱は、宮中祭祀や伊勢神宮の神宝として遷宮には欠かせないという。 私は葛細工と言うと、幻の「水口細工」を思い出す。そして、それが消えた理由を考えると、現代の日のものづくりにも通じる憂いを感じてしまうのである。 水口細工1滋賀県の甲賀市水口地方では、水口細工として葛で編まれた小箱などが、少なくても江戸初期から作られていた。参勤交代を始めとする東海道を旅する人々のお土産として珍重され、シーボルト

    「幻の葛細工」が消えた意外な理由(田中淳夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 1