Copy Rights 2005-2019: Tetsuo Jimbo All Rights Reserved. Reproduction in whole or in part without permission is prohibited.
今週の丸激トーク・オン・デマンドは、日本で最も有名な護憲論者土井たか子氏を招いて、“リベラルな改憲論者”宮台真司氏と論戦を戦わせた。 僕は宮台氏のいう改憲(自衛隊を国軍化した上で、武力行使要件を厳密に定めて歯止めをかける)というのは単なるレトリックであって現実的可能性も有効性も持ち得ないと思っているので、そのことについて論じる意味をたいして見出せない。今回の番組の成果は、ともすれば教条主義的なイメージのある土井氏の柔軟かつ筋の通った思考を、ふだん彼女の意見をじっくり聞く機会のない多くの視聴者に認識させたことだと思う。 対談を見て、こと憲法に関しては、やはり役者が違うという印象を受けた。戦争体験と政治家としての経験に裏打ちされた土井氏の発言には動かしがたい説得力がある。政党としての社民党(旧社会党)を馬鹿にしている平均的な国民の多数も、いざ国民投票という場面になれば、彼女の声に耳を傾けざるを
2004.09.24 停滞のキーワードは「既得権益」か (6) カテゴリ:社会 今週の「マル激トーク・オン・デマンド」は、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也氏をゲストに招いて、「自然エネルギー促進の動きが世界的な高まりを見せている」ことを論じている。「北欧諸国やドイツでは、既にそのシェアは5%を越え、10年以内に2割のエネルギーを賄うことが可能になるところまできている」そうだ。「しかし、本来技術先進国であるはずの日本では、自然エネルギーの割合は現在で0.3%、10年後の目標でも1%台にとどまり、依然として原発依存から脱却するためのシナリオさえ描けていない」という。 少し前の「マル激」では、美浜原発事故を取り上げて、安全性の確保のためには、ものすごいコストがかかることがほぼ明らかになった原発であるのに、そのことを議論すら出来ない、原発事情というものも語っていた。原発の安全性を、何とか許容でき
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く