リテールフューチャリスト 最所あさみ × 経済学者 大垣昌夫 × 小野直紀 『広告』流通特集号イベントレポート 2月16日に発売された雑誌『広告』流通特集号にかかわりの深い方々をお招きし、オンラインでのトークイベントを開催しました。今回は、2月26日に青山ブックセンターの主催で行なわれたイベントレポートをお届けします。ゲストはリテールフューチャリストの最所あさみさんと経済学者の大垣昌夫さん。「エシカル」や「サステナブル」が重要視されるいまの時代、「売る」ことを第一優先としがちな小売はどう変わっていくべきなのか。『広告』編集長の小野も加わり、よりよい小売のあり方について考えました。売り手が不幸を背負う、小売の現状小野:本日は、リテールフューチャリストの最所あさみさんと経済学者の大垣昌夫さんをゲストにお迎えしています。最所さんは、『広告』流通特集号でふたつの記事でご参加いただいたほか、全体の編
着物に香りをたきしめるという文化の名残ゆえか、洗濯まわりのフレグランス用品が大ヒットしている。一方で、香りにまつわる健康被害が増加。その実情を専門家に聞いた。 【写真】外出自粛によって起こる不調、12の立て直し方 2017年の夏、日本消費者連盟(東京・新宿)が「香害110番」という相談窓口を2日間限定で設けた。その結果、想像を超える相談件数が集まったという。ここでいう“香害”とは、公害になぞらえ、香りに関係する健康被害を指している。香水や芳香剤、そしてこのところ急増しているのが、洗剤や柔軟剤の香りによるものだ。 「香りの強い洗剤や芳香剤がいい香りと思う方もいるのでしょうが、強い香りが刺激になり、体にさまざまな症状が出る方が少なくありません。そういう方の多くは、まさか洗剤、まさか柔軟剤と思わずに使い続けています」 「病院で受診しても原因がわからず、自律神経失調症やうつなど、ほかの診断をされて
【コラム】コロナ自粛という施策の効果測定に見る正しい因果推論のありかた Option合同会社 柳井 隆道 発信元:メールマガジン2021年3月17日号より 先日天下のNatureという雑誌に以下のレポートが発表されました。 Stay-at-home policy is a case of exception fallacy: an internet-based ecological study 自粛(Stay-at-home)と新型コロナウイルスの感染抑制には関係がないというものです。結論の内容はともかく、この論文で使われている考え方がわれわれの日々の分析においても有用なのでそれを紹介します。 自宅で過ごすことによって死亡者数/百万人が減少するという証拠は見つかりませんでした。 調査は一部Googleのコミュニティモビリティレポートのデータも使って行われています。 https://www.
PM都心に引っ越したら、自身の花粉症が悪化した…そんなことも「都会人デビューだね」とネタのように言われたり、都心に行けば皆んな花粉症になるとネタのように軽く考えられてきた問題ですが、最近の研究で花粉症についても大気汚染がアレルギーを引き起こす原因になっていると分かってきました。 なぜか、メディアでは、戦後に植林されたスギの木に問題があるとしか触れません…。 たしかに、樹齢30年を超えたスギはたくさんの花粉を毎年ばら撒くようになります。しかし、花粉の少ない種類のスギに植え替えてくしか方法はないとする解説も、そんな数年~数十年で植え替えられるものではない…などと意味ありげに余韻を残し今後の課題を提起するカタチで締めくくろうとする説明も薄っぺらいな、と感じます。 いまや、花粉症はスギだけではないですし、地域が違えば花粉も異なってもきます。1年を通して考えても、スギ花粉だけでなく、ヒノキ、イネ科、
キャッシュレス先進国からやってきた訪日外国人観光客を取り込もうと、先端的な店舗は次の一手を打ち始めている。もはや脱現金だけでは競合店と差異化できず、戦いは次のフェーズに入りつつあるからだ。キャッシュレスだからこそ実現可能な集客術を、しかもコストを掛けずにどう編み出せばいいのか。ヒントは、“ちょい足し”にあった。 中国人観光客に“アリペイ通り”とも称される大阪・道頓堀商店街は、今やキャッシュレス天国になっている。人気ラーメン店「四天王 道頓堀店」には、財布を持たない客がひっきりなしに訪れる 「キャッシュレスが、訪日中国人観光客を次々と店へと呼び込む“輪”を作ってくれた」。大阪・道頓堀商店街の人気ラーメン店「四天王 道頓堀店」の篠田正人さんは、ここ数年店を訪れる中国人観光客がうなぎ登りに増え、今では客の8割を占めるまでに変わったことに驚きを隠せない様子だ。「しかも、そのうち90%近くがスマート
アクセスランキング スマホ KDDI、「Googleメッセージ」を標準アプリに LINEを含むメッセージアプリの地殻変動が起きそうだ iPhone アップル「iPhone 17 Slim」2024年発売か トピックス 自動車税支払いで最大30%還元!? 驚愕のキャンペーン、わかりやすく解説します トピックス LINE新機能「スタンプアレンジ」の使い方 ヤバい組み合わせができて楽しい AI ChatGPT無料ユーザーが最新の「GPT-4o」を使う方法(ちょっとわかりづらいので解説) iPhone アップル「iOS 18」ホーム画面のアイコンを自由に配置できるように? トピックス 【今日から】PayPay、セブン-イレブンで最大30%還元 トピックス グーグル「Chrome」に重大なゼロデイ脆弱性 すぐ更新を トピックス 「可愛いと思うペットに投票して」LINE乗っ取り手口に注意 Apple
「2018年○○が選ぶベストコスメ第1位」「○○クチコミランキング第1位」…。このようなフレーズが表示されたバッジを、最近よく見かけませんか? 雑誌やウェブメディアなどのパブリッシャー、口コミサイト、ECサイトなど、発信元はさまざまですが、このような「ランキングバッジ」(と私たちは呼びます)は、生活者にとって、ひとつの大事な情報源となってきています。 そこで電通と電通デジタルは、共同調査プロジェクトを立ち上げ、ランキングバッジが生活者にどの程度影響を与えているのかをリサーチしました。その調査結果を2回にわたってご紹介します。第1回はランキングバッジのメディア的な価値にフォーカスします。 口コミ情報の重要性が高まっている社会的な背景と、その延長線上にあるランキングバッジの意義。これらを把握することで、広告/プロモーション領域の知見が深まり、メディア提案の質向上につながるはずです。 なお、調査
Z世代と呼ばれる1990年代半ばから2000年代ごろに生まれた世代は、世界的に見て、上の世代よりも社会意識が高いと言われている。日本での実態はどうなのか、また消費にはどのような影響があるのか、電通若者研究部に所属する小島 雄一郎氏に話を聞いた。 若者の社会意識と消費は別問題に考える 日本の若者の社会意識は高いとは言えません。背景には、諸外国に比べ日本ではそもそも若者の人口比率が低いことが挙げられます。「どうせ社会に声をあげても、人数の少ない若者の意見は通らないだろう」と半ば諦めてしまっている面があるのは低い投票率を見ても明らかでしょう。 日本人自体の社会意識は東日本大震災をきっかけに高まったと言われていますが、内閣府の世論調査によると現在は横ばいか、やや減少傾向にあるのが現実です。 図表1 社会現象が変えられるかという調査結果 日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査。
忙しい女性が増える→シャンプーも時短→リンスインシャンプーが売れる……とはいかないのがシャンプー市場。なぜ、リンスインシャンプーはあまりはやらないのでしょうか。代わりにブレーク中の2タイプのシャンプーとは? 女性が、「割り切る」時と「こだわる」時 「そういえば、これだけ女性は忙しいのに、髪を洗うときに『リンスインシャンプー』をあまり使わなくなったよね。それはなぜでしょう?」 今回のテーマは、仕事仲間とのこんな会話がきっかけでした。 例えば、出勤前の基礎メークは「オールインワン」などで手早く仕上げたいのに、洗髪では、シャンプーとリンスが一度でできる「リンスイン」を使わない人が多いのです。 もちろん、ヘアケア意識は人によって異なり、売り上げ上位に「リンスがいらないシャンプー」が来るブランドもあります。でも小売りの店頭では主流となっていません。 そこで今回は「ヘアケアへの消費者意識」を考えてみま
「オムニチャネルの先駆者」が本当に考えていること、やっていること 〜コメ兵 藤原義昭氏〜【前編】 2019年07月19日 2024年04月08日 #オムニチャネル #顧客体験 人工知能を活用して、ブランド品の真贋判定を行う「AI真贋」の開発やブランド品特化型CtoCプラットフォーム「KANTE」など、先進的な取り組みでブランドリユース業界のトップを走る「コメ兵」。その中心で同社のマーケティング活動を束ねるマーケティング統括部長・藤原義昭氏は、国内におけるオムニチャネルの先駆者として、本業の傍ら専門メディアでの連載や各種講演にも引く手数多です。 そんなこれからのリテール業界の重要人物は、普段何を考え、どのような視野で日々のビジネスを見ているのでしょうか。エスキュービズムのITコンサルタント・梅木が、藤原氏のマーケティング観から組織の在り方、外部パートナーとプロジェクトを進める上でのポイントな
アウトドアファンから注目を集める、群馬・桐生の「Purveyors(パーヴェイヤーズ)」。オーナーの小林宏明さんが語る、外の土地をターゲットにし、地域の「ハブ」を目指す店の戦略とは? 「HORIZON LABO」「リップル洋品店」「st company」など、桐生のおすすめスポットについても聞きました。 帽子を選びながら失礼します。ライターの友光だんごです。 とあるアウトドアショップに来ているのですが、ここがスゴくてですね…… スコーンと吹き抜けになった3階建てのフロアに商品がみっしり並んでいて…… アウトドアウェアの横には剥製のクマが構えてたり…… 床からサボテンが生えてたり…… おしゃれなカフェスペースまで店内にあったり……。2〜3時間は平気でいられちゃいそうなくらい、とにかく盛りだくさんな店なんです。 おもちゃ箱をひっくり返したようなこのアウトドアショップ「パーヴェイヤーズ」ですが、
街への調和と新たな発想で場所の価値を高める 書店内の本が読み放題!新しいオフィス形態「BOOK&OFFICE 文悠」 2019年4月24日 スゴ人 代表 秋元 沙織 神楽坂に、ちょっと変わった新スポットができました。「BOOK&OFFICE 文悠」という、書店一体型のレンタルオフィスです。飯田橋・神楽坂・牛込神楽坂と3駅の中間に位置しており、いずれも徒歩で数分圏内となる好立地にあります。 名前の通り、地下1階にはレンタルオフィスがあり、個室契約した借主は特典として1階の文悠書店内の本が全て読み放題(契約室内読み放題サービス)となっています。受付で部屋番号カードを掲示すると、1回5冊まで書店内の本を契約したレンタルオフィス内でゆっくり読むことができる仕組みです。 レンタルオフィスの契約プランは2種類。「契約室内読み放題サービス」の特典付きの「個室契約プラン」は1~3名部屋タイプが24時間利用
大学生6人が、ファッションについて語りつくします。参考にする情報源も、服を選ぶ基準も、大人世代からすると大きな変化が。若者の消費動向を追いかけているマーケティングアナリストの原田曜平さんが、若者市場のトレンドを探り出します。 座談会メンバー Aさん/早稲田大学3年生。中学時代からファッションが大好きで渋谷109などに通っていた。今はモード系や古着系が好み。女性 Bくん/法政大学3年生。きれいめのジャケットスタイルにスニーカーなどを合わせる「スポーツミックス」スタイルが多い。男性 Cさん/明治大学2年生。ファッションやブランドには興味なし。楽に着られて大学で浮かない服装ならOKと考えている。女性 Dくん/上智大学1年生。複数のブランドや古着を組み合わせた着こなしを楽しんでいる。特に好きなのはコムデギャルソン。男性 Eさん/青山学院大学4年生。ZARA(ザラ)でバイト中。好みのファッションはカ
毎日特別な一杯を。LINEで注文してロッカーで受取るコーヒーショップ「TOUCH-AND-GO COFFEE」が日本橋にオープン 毎日飲むドリンク。それがちょっと特別なものになるだけで、少しだけ幸せな気分の1日を過ごせるかもしれない。 そんな自分だけの一杯を提供してくれるコーヒーショップをサントリーが日本橋にオープンした。「TOUCH-AND-GO COFFEE(タッチ・アンド・ゴー コーヒー)」は、LINEで事前注文したコーヒーを店舗ですぐに受け取れるサービスだ。 ユニークなのは、LINEで事前に注文して、店舗では受取るだけというスタイル。コーヒーを自分好みにカスタマイズできるほか、自分専用のラベルが貼られるため、特別な一杯となる。 注文では結構細かくカスタマイズすることが可能だ。ベースドリンク(ブラック/ラテ)、コールド/ホット、ミルクタイプ(通常/低脂肪/無脂肪)、コーヒータイプ(ロ
モスバーガーの客離れが止まらない。5月の既存店客数は前年同月比1.6%減だった。4月が4.8%減で、3月こそ前年を上回ったものの、2月までは17カ月連続で前年を下回っている。通期ベースでは、2019年3月期が前期比6.7%減で6年連続のマイナスだ。それに合わせて既存店売上高も低調で、19年3月期は7.5%減と大幅な減収となっている。 モスは競争激化で苦戦を強いられているが、昨年8月に長野県の店舗で起きた食中毒事故が追い打ちをかけた。これによりイメージが悪化し客足が遠のくようになったが、その傷がいまだに癒えていない状況だ。 運営会社のモスフードサービスの直近本決算は深刻なものとなった。19年3月期の連結決算は売上高が前期比7.2%減の662億円、本業のもうけを示す営業利益は86.1%減の5億円とそれぞれ大きく落ち込んだ。最終的なもうけを示す純損益は9億円の赤字(前期は23億円の黒字)に陥った
『西野亮廣エンタメ研究所』では毎日「入会者数」が出るんだけど、なんとも興味深いのが、絵本やビジネス書でコンスタントにヒットを飛ばしているときというのは、あまり入会者が伸びない。 数字が伸びるときというのは明確で、成功しようが失敗しようが「挑戦しているとき」だ。 なるほど、こっちのほうが『物語』として面白いわけだ。「一体どうなっちゃうの?」に人が集まっているわけだね。 これは連載漫画とまったく同じで、海賊王を目指すルフィが第1話から圧勝を続けてしまうと誰も『ワンピース』を読まなくなるわけじゃない? 勝ちがあって、負けがあって、リベンジがあって、『物語』になるわけで、読者の感情曲線をキチンと上下に振ってあげなきゃいけない。 皆、「負け」を避けたがるけど、「負け」のない物語なんて売り物にならない。これは、とっても大切なことなので、覚えておくといいと思うよ。 「負け」を挟むことがいかに大切かご理解
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