2023 年の YouTube 視聴はますます多様に —— テレビデバイスで月間 3,800 万人、ショート動画も前年度より加速
個性的なネーミングを武器にブランド力を向上させ、売り上げ増を実現する──そんな手法を事例を基に考える特集の第2回。資生堂のコスメブランド「マジョリカ マジョルカ」の商品名は、魔法の呪文のような独特なもの。若い女性のセンスにフィットするネーミングは、どのように決まるのか。 資生堂の「マジョリカ マジョルカ」(以下、マジョマジョ)は、2003年から続くロングセラーのコスメブランド。ファンデーションからアイシャドー、チーク、リップ、ネイルなど幅広い商品を展開している。それぞれの商品に多様なカラーバリエーションがあるが、その色の名前が風変わりなものばかりだ。 例えば、リップ「ピュア・ピュア・キッス NEO」は現在全14色で、各カラーの名前は「主役」「密告」「令嬢」「ちやほや」など。アイシャドー「オープンユアアイズ」は全5種で、カラーの名前は「目くばせ」「最短距離」「おとなり」「最長記録」「急展開」
ロッテが、銀座三越で開催されるアイスクリーム万博「あいぱくTOKYO」にて、小さなアイス屋さん「とんがりクーリッシュ」を4月24日、5月4日、5日の3日間限定で出展。3日間で計900セットの「とんがりコーン」と「クーリッシュ」をサンプリングした。 「とんがりクーリッシュ」とは、ハウス食品が提供する「とんがりコーン」をソフトクリームのコーンに見立て、その上に「クーリッシュ」を絞った食べ方で、小さなソフトクリームのような見た目がかわいいとソーシャルメディアで話題になった。それを受け、さらに多くの人に「とんがりクーリッシュ」を楽しんでもらいたいと、公式に紹介することを考えたという。 出展ブースでは、その場で「とんがりクーリッシュ」を体験してもらい、つくった「とんがりクーリッシュ」とともに写真撮影できる、全長110センチの小さなアイス屋さんのフォトブースも用意した。 「とんがりクーリッシュ」を体験
SNS時代の美術館マーケティングはどうあるべきか? 森美術館広報・洞田貫晋一朗に聞く2019年6月、興味深い書籍が刊行された。『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』(翔泳社)は、SNS全盛の現代における美術館のデジタルマーケティング戦略を説くものだ。同書を執筆した森美術館広報・プロモーション担当の洞田貫晋一朗に、本書執筆の背景や、これからの美術館SNS戦略のあるべき姿について話を聞いた。 文=橋爪勇介 森美術館内観(センターアトリウム) 画像提供=森美術館 交通広告には頼らない 森美術館13.5万人、国立新美術館5万人、東京国立博物館1.6万人。これは入場者数ではない。各館のInstagramフォロワーの数だ。現在、森美術館が日本でもっとも多くのInstagramフォロワーを有する美術館であることはご存知だろうか。 2010年にローンチされた写真共有サービス・Instagr
オイシックス・ラ・大地が運営する食品宅配サービス「Oisix」が人気アニメ「クレヨンしんちゃん」とコラボレーション。5月12日の母の日に合わせ、「#拝啓_野原みさえ様」と題した広告を、5月6日から東武伊勢崎線春日部駅に掲出した。 「拝啓 野原みさえ様」から始まるこの広告は、「Oisix」から主人公「しんちゃん」の母親である「野原みさえ」へのメッセージ形式。子育てや家事に追われる日々の苦労をねぎらい、「おかあさんの暮らしが変わる日まで、Oisixも変わり続けていきます。」と結んでいる。ソーシャルメディアで拡散されるなど、大きな反響があったことを受けて、5月19日まで掲出期間を1週間延長した。 同社の総合マーケティング本部 本部長の井上政人氏は「野原みさえさんが『3分間で子育てや家事をこなす』という作品中のシーンをTwitter上で目にし、気になっていました。というのも、その3分間には『Ois
第一弾 「平成の消費観・消費行動に影響を与えたもの」編 「消費1万人調査」調査結果を発表 “スマホ”の影響が大きい若年層、 “社会・経済”の影響が大きい中高年層 博報堂生活総合研究所はこのたび、「消費1万人調査」を行いました。この調査では、全国の15~69歳の男女1万人に、買い物・消費に関する価値観や行動について聴取しています。個人間取引や中古品売買の増加、所有せずに定額で利用するサービスの登場など、生活者をとりまく消費環境が大きく変化するなかで、生活者の買い物・消費に関する価値観や行動がどう変わったのか調査したものです。(調査概要の詳細はPDFp.4参照) 今回の発表は、第一弾「平成の消費観・消費行動に影響を与えたもの」編です(第二弾は「サービス利用実態・意向」編)。平成に登場した商品・サービス・政策・流行などを生活者に提示し、「自身の買い物や消費、お金のやりくりに対する考え方・行動に大
大学生6人が、ファッションについて語りつくします。参考にする情報源も、服を選ぶ基準も、大人世代からすると大きな変化が。若者の消費動向を追いかけているマーケティングアナリストの原田曜平さんが、若者市場のトレンドを探り出します。 座談会メンバー Aさん/早稲田大学3年生。中学時代からファッションが大好きで渋谷109などに通っていた。今はモード系や古着系が好み。女性 Bくん/法政大学3年生。きれいめのジャケットスタイルにスニーカーなどを合わせる「スポーツミックス」スタイルが多い。男性 Cさん/明治大学2年生。ファッションやブランドには興味なし。楽に着られて大学で浮かない服装ならOKと考えている。女性 Dくん/上智大学1年生。複数のブランドや古着を組み合わせた着こなしを楽しんでいる。特に好きなのはコムデギャルソン。男性 Eさん/青山学院大学4年生。ZARA(ザラ)でバイト中。好みのファッションはカ
新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。 お花見シーズンも一段落したと思ったら、もうGW10連休。みなさん、今年のお花見はいかがお過ごしでしたでしょうか? 僕が所属しマーケティングを担当しているスペースマーケットでは、この春のお花見シーズンに「インドア花見」というテーマでキャンペーンを仕掛けていました。 昨年は「うまくいくかわからなかったがやってみたら成果が出た」というラッキーパンチだったのですが、今年は昨年の実績もあったので社内からの期待値もあり、なんとなく「きっとインドア花見は成功するよね」という雰囲気でした。 そんななかで、「いかに再現性をもって昨年以上の結果を出せるか」を考え
クライアントや会社から提供されたKPIを追いかける事にひたすら終始している人は、意外と多いのではないでしょうか。また、日々の業務に臨む中で、提供されたKPI自体が果たして正しいのか、疑問に感じる事もあるかと思います。 2018年10月に実施した「ATARA LIVE 2018」において、「KPIマネジメントの実施方法とストラテジーマップの作成」と題しドーモ株式会社の福﨑一郎さんに講演いただいたKPIのマネジメント方法についてのセッションが好評を博しました。 ※参考:ATARA LIVE 2018イベントレポート 今回は、同セッシ... あくまでも、データビジュアライゼーションは、 ビジネスにおける目標を達成する過程で、問題発生⇒原因追求⇒解決のためのアクションを導き出しやすくするためのものであるという視点に常に立ち戻って、何をそこで表現すべきかを決めることが重要です。 アクションすべきかを
毎日一品の日替わり定食を提供、ホームページを持たず、Instagramでメニューを告知!常識に捕らわれず、北参道で行列の絶えない食事処『asatte』の田中一央さん 関東 2019.6.11 ツイート 0 シェア ブックマーク6 北参道で大人気の食事処asatte。この近辺で定食ランチといえば多くの人がasatteを思い浮かべるほど、繁盛している人気のお食事処です。asatteの特徴といえば毎日一品の日替わり定食を提供、ホームページを持たず、午前10時過ぎにInstagramアカウントでメニューを告知するという、これまでの飲食業の型にはまらないスタイルでも話題です。 マーケティングや経営に少しでも触れている方であれば、この情報量だけでさまざまなことを思い浮かべるはず。 ・廃棄率はかなり下がる ・仕入れも決まった品だけをまとめて仕入れられるので有利 ・お客はすべて同じメニューのため素早く提供
コンバージョンを最適化するには、セグメントに基づいてレポートを作成し、ランディングページを最適化すること。そして、サイト訪問者が既存のルートをたどると想定しないことである。 マーケティングファネルの考え方は、サイト訪問者を顧客に変えるために有効である。 しかし、これが有効に活用されているケースはあまりない。これまで、企業が常に変化し続けるマーケティングファネルを考慮せず、せっかくのサイト訪問者をコンバージョンに結びつけることができなかった非常に多くのプロジェクトが存在してきた。 また、多くのコンバージョン率に関する“専門家”は、マーケティングファネルの設定、サイト離脱者分析、そして離脱者を削減するための解決策を打ち出すことを推奨するだろう。理論上ではそれにより、さらに多くのコンバージョンをもたらすとされている。 しかし、現実はそれほど単純ではない。 大抵の場合、ファネル分析用の既製の分析ソ
日本には、定期的に「韓流ブーム」の波がおとずれている。 最初の波は2002年、ドラマ「冬のソナタ」から。次は、アーティスト「東方神起」に代表される音楽軸でのセカンドブーム。次に、音楽のみならずファッションやコスメ、グルメなどライフスタイル全体を巻き込んだサードウェーブ。そしていま、韓国新鋭クリエイティブプラットフォームAXIS(エクシス)が、Z世代をメインに巻き起こす新たな波、「Zウェーブ」を起こそうとしている。 トレンドマーケティングのFRIL lab(フリルラボ)の調査によると、20代未満~29歳女性が「ファッションで参考にしている国」の1位は韓国だそう。そのデータ通り、インスタグラムなど若年層がメインユーザーであるSNSには日々韓国の情報が投稿されている。また一般消費者のみならず、韓国カルチャーに影響を受けた日本国内の若手アーティストやクリエイターも増えている。 韓国カルチャーに熱心
どん底から年商3億円まで急伸させたシェフの経営論とは ホテルやレストラン、パン店などで修業を重ねた後、1998年に東京・新宿御苑前に自身のイタリアンレストラン「ケンズカフェ東京」を開店したシェフの氏家健治さん。 当初、経営はなかなかうまくいかず、どん底の状態だった。 そこから、ディナーをやめて倒産を回避、ランチとカフェをやめてガトーショコラ専門店にシフトして年商4,700万円に、さらにネット通販をやめて年商1億500万円に業績を向上させました。 現在は、シェフ業を辞めて店の経営に専念し、年商3億円にまで押し上げた氏家さんに、余計なことをやめたら成功したワケ、その独自のビジネス論を聞きました。 どん底から年商3億円まで急伸させたシェフの経営論とは 「おいしければ客は来る」は本当か スタッフの時給を高くしたら、いいことばかりだった なんでも極限まで行っちゃえば勝てる 「秘伝のレシピ」もネットで
【前回コラム】「「インサイトが教える、ヒットと失敗の5つの法則」〜その1「バリュープロポジション」編」はこちら 「失敗アイデア」に陥ってしまうのは、客観的な事実に目を向けないから マーケティングや広告の現場で働く人々が、インサイトを実際の仕事で使いこなすためのポイントは何か。この連載では、優れたアイデアを生み出し、成功させるために必要なことは何かを考えていきます。 ・インサイトを基にアイデアをつくったけれど、いまいち成果が上がらない。 ・インサイトは把握できたけれど、そもそもよいアイデアが出ない。 インサイトが大事なことはわかった。とはいえ、「インサイトから発想しよう」と言われても、そんなうまくはいかない‥‥と思っている読者の方はいませんか? そのような方のために、前回に引き続き、「だいたい良いんじゃないですか?時代における『ヒットの5つの法則』と『失敗の5つの法則』」を紹介します。 今回
最終更新日:2021年10月30日 ソーシャルメディア上に商品・サービスのUGCが出るようになれば、ユーザー自身らの発信が増えることになるので、広告費をかけずにブランディングができるようになります。 また、UGC数と指名検索数は相関することがわかっており、UGC数はソーシャルメディアマーケティングの主要なKPIとなります。 では、ソーシャルメディア上に商品・サービスのUGCが出るようにするには、どうすればよいのか。 そのためには、ユーザー行動の分析が重要です。 ホットリンクのメルマガを購読しませんか?SNSマーケティングの最新コラムやセミナー情報を毎週お届けします。 ユーザー行動はデータとなって現れる ユーザーが何を思い、考えているのかについて知るにも頭の中は覗けませんが、「ユーザー行動」はデータとなって現れるので覗くことができるのです。 WEBサイトでは などのデータを見ることができます
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
----- 2021.1.26更新 ホットリンクのオウンドメディアにも転載しました。 https://www.hottolink.co.jp/column/20210125_108238/ ----- こんにちは、ホットリンクのムロヤ(@rmuroya)です。 テレビの普及、次にインターネットの普及、そしてSNSの普及でユーザー行動は大きく変わりつつあります。 テレビの普及で、需要が旺盛だった時代には、テレビの広告宣伝によってその強い情報伝搬力で物が一気に売れるようになりました。 インターネットの普及で人々は高い買い物の前にGoogleやYahoo!で情報検索をするようになりました。 そしてSNSの普及でシェアするようになりました。相互に影響を及ぼしあうようになりました。「インスタに映える投稿をしたいからスタバのフラペチーノを飲む」という映え消費も生まれました。 このようなユーザー行動の変
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