馳浩知事(中央)に調査結果や提言の内容を説明する女性たち=石川県庁で2024年5月1日(公益財団法人ほくりくみらい基金提供) 能登半島在住の女性らで作るグループは1日、能登半島地震の被災地の復興に向け、「多様な女性の力が不可欠」とする提言をまとめ、石川県の馳浩知事に提出した。提言の内容は、独自のヒアリング調査の結果、炊き出しなどのケア労働が女性に偏るといったジェンダーバイアス(固定的な性別役割分業意識)が浮き彫りになったことに基づく。 【写真】能登半島地震4ケ月 被災地のいま 調査・提言をしたのは、地震後に能登の女性たちが結成した任意団体「フラはなの会」や、公益財団法人「ほくりくみらい基金」など4団体。ヒアリング調査は3~4月、発災直後から地域活動に従事してきた13人の女性(10~70代)を対象に行った。 ◇区長会議は皆男性 インタビューでは「民生委員や区長の会議に行くが(周りは)皆男性。