元大蔵事務次官斎藤次郎・日本郵政社長: 極東ブログ

世の中の悪が悪人の意図から起こっているなら話はそう難しくない。難しいのは二つの異なる善が結果的に世の中の悪を引き越してしまうときだ。いや、そうなるときはもう善悪というのは結果論というか、物の見方に過ぎない。何が善で何が悪なのか。それが難しい局面においては一時的に善悪の視点を保留したほうがよいのだろう。 辞任する日本郵政西川善文社長の後任として、亀井静香郵政改革担当相が、元大蔵事務次官・現東京金融取引所社長の斎藤次郎氏を起用すると発表したとき、私の脳裏にはぐぉーんとにぶい嫌な音がしたように思えた。いったいどういうことなんだという警戒と、ああそういうことだったのかという新局面のビジョン。二つの思いが交錯した。 脳裏の鐘音とともに起きた胸中の「うちあたい」から語りたい。「うちあたい」は沖縄の言葉である。「うち」は内心、「あたい」は当たるということだ。心の思いに当たるこということで「内心反省すると

[udy]

今更だけど、良エントリだなあ。。。

[kamm]

そんなこともあったなと色々思い出してしまった。過去の話がずっとつながってるんだな

[mc22_90]

↓タイムループ笑った。ラノベも真っ青だな。いや、逆襲のシャアか？「非自民政権に協力的だったから粛正された人」なんていう単純な話ではないんだな。14年前の情報を良くまとめながらのすごい解説。

[roadman2005]

よみがえった亡霊／Googleの広告が凄い「社長ブログ代筆します」

[jrf]

＞思いつくのは、郵政の(…)巨額なカネを(…)ネオ大蔵省で扱うこと(…)もっとも(…)財投が再現できるわけもな(い…)推測する(と…)消費税＜。エコポイントがバックされるまでの資金運用・不請求処理ってどうなってる？

[katow]

つい読み物として楽しんじゃいました。

[namisk]

うーむ。過去は過去としても、その彼が郵貯を掌握したら何をするだろう、というのが気になる。

[cybo]

最後のくだりに痺れた。

[yuichi0613]

いいエントリ。背景は知識としてほとんど知らないが、９４年の「政権交代」がいまにつながっているということか。注視は必要なのだろう。

[e_tacky]

「高齢化に向かう日本の末路は15年前にもはっきり見えていた。未来の日本を支える確実な税収が必要になる」「欧州並みの間接税の仕組みを日本になんとしても構築しなければならない。それはそれなりの正義でもあるだ

[castle]

「政治家を官僚がフォローすると政局に巻き込まれて冷や飯を食うことになる」「郵政の資金でファイナンスする巨額なカネを財務省ことネオ大蔵省で扱う」「高齢化に向かう日本の末路は15年前にもはっきり見えていた」

[footballfreak]

深い / 1990年前半は小学生だった俺には当時の情勢はわからないんだよなー

[morutan]

１５年前に消費税７％にしようとして失脚した斉藤氏のリベンジ、と。今度の財源は郵貯→ネオ大蔵としての財務か？、みたいなの

[taro-r]

最近流行りのタイムループものだった…という話。

[soranopapa]

歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。マルクスの言葉を著者は意識か？

[rin_go]

こういう話はよくありますね、目標の共有よりも人間関係の好き嫌いで人事が決まるみたいな。細川内閣の二の舞にならなければいいんですが。

[k-takahashi]

『タイムマシンはSFの世界にしかないと言われる。しかし、日本政治の世界にも、あった。今、歴史が巻き戻される』

[y-yoshihide]

この過去の亡霊の復活劇は割と禍根を残すような……潮目変わるかもね。

[REV]

郵政民営化は、国が郵貯を呑むのを止めさせる方策で、民主政権になり政治主導でやるので、利用者のサービス低下になる（民主的には）民営化を進める意義が無い、と考えているんじゃ、と思っていたが、まさか呑む…

[mahal]

政権交代というから何が出てくるかと思ったら、何てことはなく、単に「ただのバブル崩壊」を「失われた10年」にしたプレイヤーがノコノコ戻って来ただけであった、というお話。

[tanakamak]

　麻雀で「デーン」といって上がる人か。

[kodaif]

”私の脳裏にはぐぉーんとにぶい嫌な音がしたように思えた。いったいどういうことなんだという警戒と、ああそういうことだったのかという新局面のビジョン。二つの思いが交錯した。”