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ネットメディアが「あの3月11日からの喪失」を描く意味(石戸 諭) @gendai_biz
「新しい」とは一体なんなのか ニュースに不可欠な「新しい」の捉え方が、新聞とインターネットでは決定... 「新しい」とは一体なんなのか ニュースに不可欠な「新しい」の捉え方が、新聞とインターネットでは決定的に違っているのではないか。 前職の毎日新聞を退職し、2016年にウェブメディアに移籍してから、常に考えてきたのは、「ニュース」とは何かということだった。 初めての単著『リスクと生きる、死者と生きる』は、私がインターネット上で発表してきた、東日本大震災、福島第一原発事故をテーマにした記事をもとに、大幅に加筆した一冊である。 それと同時に、インターネットで私がやりたかった「ニュース」を実践した一冊でもある。どういうことか。 新聞にとって「新しい」とは、端的に直前の朝夕刊の紙面に掲載されていないものを指す。しかし、ネットは違う。ある時、何気なくアクセスしてみる。 そこで、最新の情報を手に入れるだけで終わる記事、あるいは、ちょっとしたら古びていく「スクープ」を消費しただけで終わっていく記事もあれば、
2017/09/27 リンク