ホメオパスの成功体験が悪性リンパ腫を見落とさせた - NATROMのブログ

リスクの大きさの感じ方は、代替医療に親和性のある人との間に大きな隔たりがあるようだ。新生児にビタミンKを投与しなければ、頭蓋内出血等で死亡する確率は2000〜4000分の1である。私を含めて、ほとんどの医師は、無視できないリスクと考えるだろう。だけど、そうでもないと考える人もいるようだ。 看護師敗訴だと仮定する。支払うべき損害賠償額は請求5640万円の1/4000すなわち1万4100円が妥当だろう。*1 医師のほとんどは、大学病院などの大きな病院で研修をはじめる。入院が必要な病気、生きるか死ぬかという病気、大学病院に集まるような稀な病気から診る。風邪や下痢といった「簡単」な病気からはじめて、だんだんと難しい病気を診ていくのではない。確かに、風邪や単なる下痢は「簡単」な病気である。特に治療しなくても、いや、間違った治療をしてすら、自然に治る。しかし、「簡単」な病気の中から、「稀な」病気を見つ

[blackshadow]

もはや名前を出す気にもならない某氏、自分のエゴを守りたいがために平気で無茶な理論を振りかざすようになるまで悪化してたのか。

[tatsunop]

個人の成功体験なんか数が知れてるもんなぁ。/ 考えてみれば医師は成功体験よりは失敗体験で経験値と事例を積んでるわけで、比較するのもおこがましいよな。

[motowota]

現代医療は、成功を上げていくために、個人でも組織あるいは育成システムとしても仕組みがある。ホメオパスは信者も含め、マスターベーションだけなのだよね。

[Akula]

こういうものを読むのは考える上で重要

[salmo]

早川氏がこんなことをいうのも過去にあんな言動でけむに巻いてきた成功体験からかもしれないと思った。が、それでは早川氏の周りの人間は底抜けに愚かということになる。

[Lhankor_Mhy]

他人事じゃない。不動産だってレアケースはある。「今までこの調査で大丈夫だったんだから」と面倒がることはよくあるが、それはたまたま今までがラッキーなだけだったかもしれないのだから。

[nanoha3]

医者の仕事って、ブラックスワンを見つけることだよね。すごいことだと思う。

[richard_raw]

病気のリスクの捉え方。

[sayokudesuga]

人間を「診断」できるのは医者と歯医者。限定しているのは理由があるから。その理由はエントリーの通り。 §

[taro-r]

治療はともかく検査だけはちゃんとした医療機関でやった方がいいと思う。

[mikiso]

簡単な病気を治すのは簡単。難病を治療するのが次に簡単。最も難しいのは大量の簡単そうな病気の中に潜む難病を見つけること。だから新米は大病院で難病から研修を始めるし、楽そうな開業医は経験がないとできない。

[alpinix]

本筋とは関係ないが、このホットエントリから、ホメオパ関連としてはほぼ初めてはてなでのタグ扱いが「科学」⇒「社会」になった。はてなサイドでも”社会問題”との認識がでてきたということか。

[VodkaDrive]

「俺はこうやって上手く行った」は、連続する事により法則化され、迷信行動になる。成功した時とは全く状況が違うのに気付かずに同じ迷信行動を取り、破滅に至る事も少なくない。成功体験は悪魔の罠だ。

[pon-zoo]

3度の家族の入院時に身に染みた。どんなにネットで調べても話を聞いても、一般人が蓄積できるのは知識だけで経験ではない。

[nuit]

"代替医療に親和性のある人、とくに非医療従事者は、「稀な」疾患を診た経験がないだろう。そのため、病気のリスクを小さく見積もってしまいがちである。"

[toya]

悪性リンパ腫、最初から病院にかかっていても大変なのに…

[newdadjp]

至極妥当に見える。

[tdam]

医者が稀有な例を軽視しない理由は理解できる。医療の崩壊を防ぐためには、医療過誤訴訟に備えた保険制度の確立が必要なのかも。薬剤種・用量などの凡ミスは本人の責任だけれども。

[north-pole]

成功体験しかしなくなる流れはそのとおりだと思う。これは医師でも陥りがちな罠ではある。稀で重篤な病気を診ないで過ごすと過剰に楽観的になってしまう。

[wbbrz]

シロートの「ケーススタディ実績」は数が少なすぎて話にならないという話。医者ぶった素人は危険。「自宅出産マスター」…

[IGA-OS]

医師という職業と存在をよく認識できた。

[T-3don]

”稀な事例を見つけるのが医師の仕事”/普通に考えて、素人に診断させても意味はないし、ホメオパスは当然素人、体験やバイアスを考えれば素人以下と考えた方が良さそう。

[MayBowJing]

: ホメオパスの成功体験が悪性リンパ腫を見落とさせた - NATROMの日記 B!

[You-me]

リスクのとらえ方の違い。／この前読んだ予防接種の「正しく怖がらせるのは大変難しい」id:entry:24209926を思い出すかも

[koumet]

風邪を風邪といって治療するのは誰でも出来る。風邪の中からマレな風邪でないものを識別できるのが医師。

[Raphael-w-b]

早川さん・・・

[k-takahashi]

『稀な事例を見落とさないことが医師の仕事の一つ』　『このホメオパスは、悪性リンパ腫の患者を診たことがないと思う。下手したら、悪性疾患も一例も診たことがない』　小さな確率への適切な対応には訓練が必要

[genb]

ホメオパスと医師の違い。「命に関わる病気は標準医療にかかるので平気」というホメ信者もいるが、それは誰が判断するか。

[vid]

予防接種の事例は1980年代だったかのから尾を引いてる感じがするんだよなぁ。リスク過大の例としては同意だけど、根幹はただの無知じゃない気がして。

[felis_azuri]

『代替医療に親和性のある人、とくに非医療従事者は、「稀な」疾患を診た経験がないだろう』ホメオパスは『自然治癒する疾患ばかり診ていて、レメディで「治した」経験ばかり重ねてきた』知らないことを知らない人達