敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち（旧）

――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ 読書の歴史を問う視点 和田敦彦著『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』（2014年、笠間書院）を読んだ。 読書の歴史を問う: 書物と読者の近代 作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2014/07/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 刊行前から楽しみにしていた本で、出たらぜひとも感想をまとめておきたいと思っていた。発売後すぐに読んだのに、身辺が少し慌ただしかったためにブログの更新自体が停滞してしまったが、以下、本書を通じて考えさせられたことについてまとめていきたい。 本書の目次については、すでに版元が詳細なものを公開しているが、以下に掲げる全10章からなる。 第1章 読書を調べる 第2章 表現の中の読者 第3章 読書の場所の歴史学 第4章 書物と読者をつなぐもの 第5章 書物が読者に届くま

[negadaikon]

――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ

[takanofumio]

「近代読者の成立」っていうタイトルが一番かっこいいなあやっぱ（呑気な感想）

[wackunnpapa]

取り上げられている本だけならまだしも，記事で言及されている文献の積ん読率が高過ぎる何とかしろ＞自分。

[kousyou]

おもしろい

[Guro]

読んだ。NDCに当てはまらないような、境界分野の研究ということか。

[morutan]

近代読者（→公衆）の成立の歴史社会学なアレ、かとおもったらやっぱそうらしく、アナール学派・社会史・ダーントンあたりを基本に「んでも読者ってのはけっきょくどうなんだろね？」て見てった、と。おもろそう

[egamiday2009]

「せっかく和田氏が読書の歴史という形で図書館にも目を向けているのに、図書館側でそれにこたえる視点が乏しい」

[seekun]

――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ 読書の歴史を問う視点 和田敦彦著『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』（2014年、笠間書院）を読んだ。 読書の歴史を問う: 書物と読者の近代 作者: 和田

[shigak19]

山本武利を通して、色川『明治精神史』や松尾『大正デモクラシー』も「読者」論に入ってくるっていうのはちょっと意外だった/ただ、日本史の場合近世史とか占領期等の戦後史の方が研究が厚そうなのは気のせいかなあ

[medihen]

“和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ”

[min2-fly]

和田先生ご自身の本は読んでたけど言及されているものに未読多数。後で読もう

[ivory_rene]

「こういっては僭越極まりないが、私自身は近年研究が増えている図書館史でも、日本国内ではまだまだ読者≒図書館利用者への視点は弱いと感じている」

[ketaro0809]

“どこの誰にとっても、何かを読んで何かを考える経験は代替不可能でかけがえないもので、どんな媒体・形態で、／、その意味や意義をいい加減な推論で簡単に判断すべきでない”

[librarius_I]

"和田氏が読書の歴史という形で図書館にも目を向けているのに、図書館側でそれにこたえる視点が乏しい" /p. 70-74はエールでもあり，まだ研究が十分でないという厳しい指摘でもあると個人的には思っています。