2023年11月21日、英国図書館(BL)が、公式X及びブログサイト上で10月28日から継続中のサイバーインシデントに関する情報を更新しました。 サイバーインシデントを引き起こしたランサムウェア攻撃のため、同館の一部データが流出したことが確認されたと述べられています。流出したのは内部の人事ファイルと見られ、利用者に関する情報の流出は確認できていないが、同館サービスへのログインに用いているパスワードをほかでも利用している場合には変更を推奨するとあります。 @britishlibrary(X, 2023/11/21) https://twitter.com/britishlibrary/status/1726618361398722754 Cyber incident update(Knowledge Matters blog, 2023/11/22) https://britishlibra
2023年5月17日付で、IFLAのウェブサイトに、チェコの図書館によるウクライナ避難民への支援に関する記事が掲載されました。著者は、チェコ国立図書館員でありチェコ図書館情報専門家協会員のLinda Jansová氏です。 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、チェコは50万人近くのウクライナ避難民にとっての避難先となっています。人口約1,050万人に対し5,000以上の図書館を擁する同国は、図書館ネットワークが世界で最も発達していると言われることもあり、ウクライナ避難民への対応も早かったとあります。 記事では、ウクライナの子どものための教材や情報を提供する専用ポータルサイトが開設されたことや、チェコ国立図書館のウェブサイトにウクライナの人々をサポートするための情報リソースを掲載したページが追加されたことなど、同国の図書館による具体的な対応事例が紹介されています。 また、20
はじめに ぬるで氏はとあるサービスについて、その目的を考えた。そしたら、そのサービスだけじゃなくて、図書館の目的らしきものの標語が浮かんできたので、備忘のために書いておこうと思った。 知識へのアクセス障壁をゼロにする 大学図書館界では、オープンアクセスやオープンサイエンスという言葉がもはや日常語として定着している。その目指すところは「知識へのアクセス障壁をゼロにする」ことだろう。そしてその対象は、研究者だけでなく、教育者、学習者など、知識を必要とするすべての人である。 さて、「知識へのアクセス障壁をゼロにする」には、どのようなサービスをしたらよいのだろうか? また、そのサービスを実現させるには、どのような技術や制度が必要だろうか? その方法を日夜考え、実践しているのが図書館員や図書館情報学(やその周辺)の研究者であろう。 そこで、大学図書館員たるぬるで氏は困ってしまった。ワタシニデキルコト
実在の技術やサービスとは無関係のフィクションです。 ※過去作は↓下記のindexよりごらんください。 ・業界コント 「もしも図書館がマクドナルドみたいだったら」: egamiday 3 http://egamiday3.seesaa.net/article/111499129.html ・業界コント「もしもマクドナルドみたいな図書館が、本のない電子書籍図書館だったら」: egamiday 3 http://egamiday3.seesaa.net/article/158803183.html ・業界コント「もしも図書館がスターバックスみたいだったら」: egamiday 3 http://egamiday3.seesaa.net/article/309928500.html ・業界コント「もしもマクドナルドみたいな図書館が、閲覧制限だらけの図書館だったら」: egamiday 3 http
2022年2月に開始されたロシアによるウクライナへの侵攻に対する、国立図書館・文書館・博物館および関係機関等の声明をまとめました。英語又は日本語による声明を中心に掲載しています。 ※今後、情報を追加する場合があります。 ●図書館・図書館関係機関 ・ウクライナ図書館協会(2022/2/23) https://ula.org.ua/en/news-2/4977-zvernennia-prezydii-vho-ukrainska-bibliotechna-asotsiatsiia-do-bibliotechnoi-spilnoty-ukrainy-vid-23-liutoho-2022-r ※国際音楽資料情報協会(IAML)が2月28日に英語訳を公開しています。 https://www.iaml.info/news/appeal-presidium-ukrainian-library-assoc
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『図書館雑誌』2021年9月号(vol.115 no.9)が届いた。特集は「地域資料のいまとこれから」。 とにかく、福島幸宏「地域資料の可能性」(p.568-571)は必見。著者のこれまでの図書館再定義論に関する文献と、関連する他の論者による主要文献に言及した、自身によるレビュー論文とでもいうべき論考で、ここを起点に、注記にある各文献にアクセスすることができる。今後、議論を深めるための起点を提供する一本。地域における社会運動や、ボーンデジタル情報への目配りも。それにしても、この論考が図書館雑誌の特集冒頭を飾る時が来た、ということ自体が事件かもしれない。 特集では、取り組み事例として、青森県立図書館デジタルアーカイブ、とっとりデジタルコレクションといったデジタルアーカイブや、丹波篠山市の地域資料整理サポーターの活動、埼玉県立小川高等学校を中心とした「おがわ学」における町立図書館の貢献、福岡ア
対談者プロフィール Dain 書評ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」(スゴ本)管理人。「その本が面白いかどうか、読んでみないと分かりません。しかし、気になる本をぜんぶ読んでいる時間もありません。だから、(私は)私が惹きつけられる人がすすめる本を読みます」 読書猿 「読書猿 Classic: between / beyond readers」管理人。正体不明。博覧強記の読書家。メルマガやブログなどで、ギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則本、陽の当たらない古典から目も当てられない新刊までを紹介している。人を喰ったようなペンネームだが、「読書家、読書人を名乗る方々に遠く及ばない浅学の身」ゆえのネーミングとのこと。知性と謙虚さを兼ね備えた在野の賢人。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)。 谷古宇浩司 株式会社はてな 統括編集長/
CA1979 – 動向レビュー:欧州の図書館と電子書籍-従来の公共図書館よ、安らかに眠れ? / ベンジャミン・ワイト,井上靖代(翻訳) 映画評『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 国際日本文化研究センター図書館:江上敏哲(えがみとしのり) 元・京都シネマ:谷口正樹(たにぐちまさき) 関西大学文学部:門林岳史(かどばやしたけし) 1. はじめに ワイズマン(Frederick Wiseman)監督による2017年公開のドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』(以下「本作」)が、2019年5月から日本でも公開された。舞台となった米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、蔵書数5,500万点、利用人数は年間1,700万人を超える、世界でも最大級の「知の殿堂」である(1)。ニューヨーク市の中心街・マンハッタンの5番街に面した本館は観光スポットとしても有名で、全体では
対談者プロフィール Dain 書評ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」(スゴ本)管理人。「その本が面白いかどうか、読んでみないと分かりません。しかし、気になる本をぜんぶ読んでいる時間もありません。だから、(私は)私が惹きつけられる人がすすめる本を読みます」 読書猿 「読書猿 Classic: between / beyond readers」管理人。正体不明。博覧強記の読書家。メルマガやブログなどで、ギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則本、陽の当たらない古典から目も当てられない新刊までを紹介している。人を喰ったようなペンネームだが、「読書家、読書人を名乗る方々に遠く及ばない浅学の身」ゆえのネーミングとのこと。知性と謙虚さを兼ね備えた在野の賢人。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)。 谷古宇浩司 株式会社はてな 統括編集長/
自宅の”アルファ本棚”と呼んでる本棚に置いておきたい極私的アルファ級のコンテンツを、書籍メディアに限らずリストアップした、My Favorite Things。 こうやって「良かった探し」を来年もしていきましょうよね。 ・「世界同時ドキュメント 私たちの闘い(NHKスペシャル)」《テレビ》 時代と社会と思いを映す、プラス、動画メディアとユビキタスな個人記録の時代について、象徴的なコンテンツ。 https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20200603/index.html ・笑の内閣「お正月ダヨ 走れメロス」《演劇/動画》 嵐山から三条木屋町まで、京都路上堪能兼京都演劇界堪能コメディ。 https://twitcasting.tv/hibiki_takama/shopcart/44219 ・「ミヤコが京都にやって来た」《ドラマ》 京都堪能・映像
図書館を内側から問いなおす―米国社会とライブラリアンシップのゆくえ― 利用者サービス部政治史料課:吉家あかね(よしいえあかね) 1.はじめに 2020年1月、筆者の米国滞在(1)における用務先のひとつである米国国立公文書館(NARA)に関して、ある新聞記事を目にした。女性参政権100周年を記念する特別展示 “Rightfully Hers: American Women and the Vote”の会場入口に掲げられた、2017年ウィメンズマーチのパネル写真に加工が施されていたというのである(2)。マーチ参加者の掲げるプラカード上に見られる、トランプ前大統領の名前や女性器を指す用語などがぼかされていたこの件について、NARAは後日公式に謝罪声明を発表し(3)、展示会場にはあらためてオリジナルのパネル写真が、当初より小さなサイズで掲げられた(4)。 資料の改変を禁じるアーカイブの初歩的大原則
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