新型コロナウイルスの感染拡大で保育所の休園や自粛要請を受け登園していなかった家庭のうち、育児ストレスによる親の鬱や虐待の可能性があるなどの家庭について、約1割の園がアンケートに「特に対応していない」と回答していたとの結果を東大大学院発達保育実践政策学センターが16日までにまとめた。 センターは「少ないながらも対応していないケースが明らかになった。家庭にとって園が唯一、つながれる存在の場合もある。虐待など深刻な事態に至らないよう、園は自治体などと事前に連絡方法を検討する必要がある」と指摘している。