これまで4度実施した分身ロボットカフェの実験では、病気や障がい、住んでいる場所などにより外出が困難な方が分身ロボットの”パイロット”となり、カフェスタッフとして働く実証実験を行い、接客、配膳、販売員、フロアマネージャー、司会、案内、シフト管理など様々な役割を担当、アバターワークの可能性を模索してきた。 このカフェ実験を行う中で、カフェの店員として働いているパイロットの姿を見た障がい者雇用や在宅ワーカーの雇用を促進したい企業から声があがり、そのうちいくつかの自治体・会社で雇用が実現した。 オリィ研究所の代表の吉藤氏は、「これまで在宅にいる人はよほど専門知識や技能がない限り、新たな仕事を探し就職する事は困難だった。私達の実施してきた障がい者雇用や分身ロボットカフェ実証研究で蓄積した知見、ノウハウ、データを就労を希望する外出困難者と採用を求める企業に提供することで、高い就労意欲があっても外出が困