緩和ケア提供の訪問看護師を対象にアンケート調査を実施 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科の廣岡佳代特任講師、看護医療学部の深堀浩樹教授は、東京都医学総合研究所の中西三春主席研究員、西田淳志プロジェクトリーダーと共同で、訪問看護師を対象としたアンケート調査を行い、認知症ががん患者の終末期の Quality of Life(QOL)を低くする可能性があることを明らかにしました。 がん患者の7~30%が認知症になると報告されていますが、これに対し十分な緩和ケアが実施されておらず、終末期のQOLが認知症がない場合よりも低いのではないかと言われていました。 終末期がん患者の看取りの質評価尺度を用いて評価 しかし、研究で実証されていなかったことから、本研究グループは、終末期のQOLを評価するために広く用いられている「終末期がん患者の看取りの質評価尺度(望ましい死の達成:Good death in