駒澤大学 駒澤大学禅文化歴史博物館が6月10日~7月30日まで企画展「『源氏物語』注釈書に見る享受のあゆみ」を開催 大学ニュース / イベント / 施設設備 / 地域貢献 2024.05.24 06:00 駒澤大学(学長:各務洋子/東京都世田谷区)禅文化歴史博物館では6月10日(月)~7月30日(火)まで、「『源氏物語』注釈書に見る享受のあゆみ」を開催する。この企画展は、代表的な王朝文学である『源氏物語』について、その注釈書に焦点を当てたもの。同大図書館が所蔵する江戸時代を中心とした資料の展示によって、不朽の古典作品が広く受容されていく過程を知ることができる。入館無料、予約不要。 王朝文学を代表する長編小説『源氏物語』は紫式部により54帖が編まれたとされ、現在まで色あせることなく広く親しまれている。 11世紀初頭に成立した同作は、約100年を経た平安時代末期にはすでに古典化。言葉遣いや社会
尾崎千佳さんが西山宗因研究を一書に成した。その名もずばり『西山宗因の研究』(八木書店、2024年3月)である。 尾崎さんが献身的な働きをして成った『西山宗因全集』の版元八木書店から出たのは当然であろう。692頁の大冊。 自著解説は、こちらのコラム。 西山宗因の研究書(論文集)は初めてなのだという。これは意外だ。これだけ連歌史・俳諧史で重要な存在なのに。 尾崎さんは、まぎれもない宗因研究の第一人者。満を持してという言葉にふさわしい研究書(論文集+年譜考証)の発刊は、連歌研究、俳諧研究、近世文学研究にとってまさに慶事である。 尾崎千佳さんと私とは、かなり縁がある。尾崎さんは長崎市出身。私も事実上の長崎市出身(実は大分県生まれだが、1歳の時に長崎市へ)。そして、2001年、私は山口大学から大阪大学に転任したが、私の後任として同年、山口大学に就職したのが、大阪大学出身の尾崎さん。まるで交換トレード
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推薦のことば 原岡文子 序 川村裕子 『三条右大臣集』試論 荒井洋樹 紫式部の歴史認識─光源氏の人生にそくして 今井 上 古典文学における性的同意 ─紫式部とその時代と、私たちの時代のために─ 大津直子 『源氏物語』橋姫巻の和歌解釈─大君は落涙したか─ 岡田貴憲 紫式部における漢籍女房と歌人女房 ─『紫式部日記』の消息文から─ 河添房江 『紫式部日記』十一日の暁の記の表現について ─「紫式部日記絵巻」との相関から─ 川名淳子 文付枝という文化─『蜻蛉日記』の「うつろひ菊」を中心に─ 川村裕子 下田歌子と『源氏物語』─女子教育黎明期の平安文学─ 久保貴子 藤原賢子三題─転換期の摂関家と王家─ 栗山圭子 皇太后藤原姸子の正月儀礼 東海林亜矢子 『源氏物語』において揺り戻される時間 陣野英則 対峙
工藤 重矩(著) A5判 312頁 上製 定価 6,500円+税 ISBN 978-4-305-70740-6 C0093 在庫あり 奥付の初版発行年月 2014年10月 書店発売日 2014年10月20日 登録日 2014年09月24日 解説文学は何の役にたつかという問への我が国の思考の跡をたどる。平安時代、儒教的価値観の埒外にあった和文学は、存在意義をどう主張してきたか。和文学の側の苦闘の跡を儒教の文学観との関わりを通したどる。 紹介平安時代、儒教的価値観の埒外にあった和歌や物語は存在意義をどう主張したのか。文学は何の役にたつかという問への思考の跡を辿る。 「文学は何の役にたつか」という問への、我が国の思考の跡をたどる。 平安時代、古今和歌集にしても源氏物語にしても、和文学(和歌や物語等の仮名の文学)がその存在意義を主張しようとすれば、その障壁は常に儒教の価値観であった。平安時代の和
道長の詠んだ歌の元歌 『光る君へ』第6回「二人の才女」で、ついに清少納言が登場したが、それはそれとして、藤原道長(柄本佑)がまひろ(吉高由里子)に渡した手紙の ちはやふる 神の斎垣も 越えぬべし 恋しき人の 見まくほしさに に少し注目したい。 すでにネット上でいわれているように、この歌は『伊勢物語』第71段の ちはやふる 神の斎垣も 越えぬべし 大宮人の 見まくほしさに の「大宮人」を「恋しき人の」に変えたものである。このころには定着していた本歌取り(元歌を匂わせて歌のイメージを重層化させるテクニック。作者の腕の見せ所)とも言えない稚拙な歌だ。まぁそこが『光る君へ』の道長らしい不器用さか。 『伊勢物語』と伊勢の斎宮 さて、『伊勢物語』は10世紀前半頃に作られた「歌物語」で、和歌を中心に物語が進む短編小説集だ。 テーマは、「昔男」と呼ばれる男の様々な恋で、相手は、貴族・庶民・都人・田舎の人・
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日本語研究者が「歴史的研究」2023年後期の動向を振り返ります。 【学界展望】 日本語の歴史的研究 2023年7月〜12月 市村 太郎(京都府立大学准教授) 2023年の7~12月期も、数多くの日本語史に関する論考が刊行された。そのすべてに目を通して正確な論評を行うことは到底できないが、以下、著書・学術誌掲載論文の媒体別に概観しつつ、筆者なりに感じたことなどを記していきたい。 1. 書籍・論文集 書籍では村上謙『近世後期上方語の研究—関西弁の歴史—』(花鳥社、7月)*の刊行が注目された。近世上方語研究の第一人者の論考をまとめた初めての書であり、筆者も刊行を待ち望んでいた一人である。その言及の範囲は幅広く、文法・音韻を中心に、敬語、文体、資料論に至る。「なぜその時期に、その変化が生じたのか」(p.36)に対する合理的な説明を与えることを掲げ、先入観にとらわれずに実証することの重要性を説く。各
清少納言は実は本当の名前ではなく、いわばあだ名であり、また本名は一説では「清原諾子」というということは、昨今いくつかのメディアを通してひろく知られるようになった。 角田文衞氏の『日本の女性名 歴史的展望』(国書刊行会 2006年)によれば、清少納言の実名と伝わる「清原諾子」は清原元輔なら付けそうな名前だとされている。 清原諾子という名前に関する言説を見ていると、「根拠はハッキリとしないものの、江戸時代の史料では清少納言の実名を『清原諾子』と伝えるものもある」と紹介されることがままある。しかし、近世ににわかに現れた「清原諾子」説は「一説」の範囲で扱っても良いのだろうか。 そもそもこの「清原諾子」という名前は近世の『枕草子』の注釈書に見られる説である。 まずはこの説に関して最も古く見られるとされる『枕草紙抄』の本文を以下にあげる。 ○枕草紙作者 此の草紙は清原元輔が女少納言、名は諾子(右傍「ナ
文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 ホーム ブログ 大東急記念文庫創立75周年記念特別講演会「南北朝・室町の武家歌人と勅撰和歌集―大東急記念文庫蔵の歌書類をめぐって」小川剛生氏(慶應義塾大学教授)(2024年6月9日[日]午後2時〜、五島美術館別
初版年月日 2024年3月31日 発売予定日 2024年4月6日 登録日 2024年2月28日 最終更新日 2024年3月18日 紹介 古典はいかに再生されてきたか、古典をいかに再生すべきか。 「古典」と呼ばれるテキストは、常に再生しつづけている。 その歴史を振り返り、未来に向けて、わたしたちがなすべきことを、日本の古典を学ぶ海外の人々とともに、国際的な視野からも考えようとする。2023年2月の国際シンポジウム「古典の再生」から生まれた議論をベースに作った論文集。 未来につなぐために、多様な観点から論じる、総勢23名で考える「古典の再生」の現在地。 全体を、Ⅰ 再生する古典、Ⅱ イメージとパフォーマンス、Ⅲ 源氏物語再生史、Ⅳ 江戸文学のなかの古典、Ⅴ WEBでの古典再生、の5部に分け、過去と未来を自在に行き来しながら論じる。 執筆は、盛田帝子/エドアルド・ジェルリーニ/ロバート・ヒューイ
錦 仁(著) A5判 350頁 上製 定価 3,200円+税 ISBN 978-4-305-70518-1 C0092 在庫あり 奥付の初版発行年月 2011年03月 書店発売日 2011年03月18日 登録日 2011年01月18日 書評情報 2011-12-25 東京新聞/中日新聞 原田信男(国士舘大学教授・日本生活文化史) 2011-12-25 日本経済新聞 井上章一(風俗史家) 紹介江戸後期、数多くの旅日記や地誌を記した菅江真澄の和歌と地誌に注目。秋田藩主はなぜ名所探しを命じたのか。和歌とは何かを問う書。 和歌とは、いかなるものか--。 人は何を和歌に託し、 和歌は何を秘めて続いてきたのだろうか。 本書は江戸後期、信越・東北・北海道などを歩き数多くの旅日記や地誌を記した菅江真澄の「和歌」「地誌」に注目する。 秋田藩主はなぜ、菅江真澄に、名所探し・名所作りを命じたのか? それは真澄
日本語の大疑問 2024.03.02 公開 ツイート 高校生が戦国時代にタイムスリップ…したら現代の言葉は通じるのか? 国立国語研究所 ことばのスペシャリスト集団・国立国語研究所が叡智を結集して身近ながらも深遠な謎に挑む、人気シリーズ第2弾『日本語の大疑問2』より、一部を抜粋してお届けします。 * * * 現代の高校生が戦国時代にタイムスリップしたら、言葉は通じますか 回答=村山実和子 戦国時代は「古代語」と「近代語」のはざま まず、戦国時代がいつ頃のことを指すのか、というところから考えてみましょう。一般的には、おおよそ室町時代(1336~1573年)の後半がその時期に当たるようです。と言っても、当時どういった言葉が用いられていたのか、あまりピンとこない方が多いのではないかと思います。そこで、ここからは、室町時代の「話し言葉」を実際にのぞいてみることで、意思の疎通がはかれるかどうか
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