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bookに関するgavのブックマーク (15)

  • 第3回 エルフ、ドワーフ、オージン――バイキングの活躍と北欧神話の浸透

    信州大学人文学部の研究室で、伊藤盡さんと相対している。 「イム・イトウ・ツクス、マエ・ゴヴァンネン、ラスト・ベス・ニン」 伊藤さんが語りかけた言葉は、ぼくの耳にはただの音の羅列だ。しかし、それが言語としての秩序を持っており、意味を持っていることは分かる。耳に心地よい言語であるとも感じる。 これは映画『ロード・オブ・ザ・リング』で使われたエルフ語で、あいさつの言葉だ。「私は伊藤盡です。お会いできて光栄です。私の言葉を聞きなさい」という意味だという。 トールキンが創造したエルフ語は、今やその言語に魅了された人々によって拡張され、ネオ・シンダリン(シンダール・エルフの新しい言語)と呼ばれる、より広範な設定を持ったものが開発されている。映画に使われているのは、まさにそれだ。8世紀頃まで話されていた絶滅言語トカラ語(最も東側で話されていたインド・ヨーロッパ語とされ、独特な線文字で有名)の研究者で、優

    第3回 エルフ、ドワーフ、オージン――バイキングの活躍と北欧神話の浸透
  • 新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔)

    DIG 現代新書クラシックス(7)群像×現代新書のコラボ企画「DIG 現代新書クラシックス」の第7弾(『群像』7月号掲載)は、甲南大学教授の田野大輔氏による、石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(2015年刊)の紹介です。 「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たちの心理とは? 不正確で一面的な情報に惑わされないために、入門書が果たす役割を示します。 ナチスは良いこともした? ナチスが「絶対悪」であり、未曾有の災禍の元凶であることは、今日では常識となっている。だがインターネット上ではむしろ、「ナチスは良いこともした」と声高に主張したがる人が増えている。 アメリカトランプ現象やヨーロッパの排外主義運動といった近年の国際情勢を反映してか、わが国でもナチズムへの社会的関心は高まっているが、一般に出回っている情報には著しく不正確なもの、とうに否定された俗説も少なくない。 実は先日、筆者にそのこ

    新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔)
  • 宇多丸と宇垣美里 関東大震災と朝鮮人虐殺を語る

    宇多丸さんと宇垣美里さんが関東大震災から97年目の2020年9月1日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で関東大震災とその際に発生した朝鮮人虐殺についてトーク。『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』『TRICK トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』を紹介していました。 (宇多丸)そんな構成作家、古川耕さんと一緒に謝りたい件がございます。ラジオネーム「ベニメンの兄」さん。「昨日、月曜のオープニングトークのチャドウィック・ボーズマンさんが亡くなられた件で宇多丸さんが『カーリングカップのアーセナル対リバプール戦でオーバメヤン選手が得点後、ワカンダポーズを取った』とおっしゃられましたが、カーリングカップではなくコミュニティーシールドの間違いではないかと思います。校閲の仕事をしてる職業柄、そしてサッカーを愛する者としてメールしてしまいました」と

    宇多丸と宇垣美里 関東大震災と朝鮮人虐殺を語る
  • 元特攻隊員の100歳と97歳兄弟 「戦争反対しなかった」悔いと「伝える義務」<つなぐ 戦後75年>:東京新聞 TOKYO Web

    兄弟で旧日海軍の特攻隊に志願し、生き残った100歳と97歳の2人が、終戦から75年を迎えるのを前に、当時を振り返る「特攻 最後の証言」を出版した。「戦死を覚悟するぐらいなら、なぜ死ぬ気で戦争に反対しなかったのか」。悔恨と、二度と悲劇を繰り返さないという思いを込めた。 (梅野光春)

    元特攻隊員の100歳と97歳兄弟 「戦争反対しなかった」悔いと「伝える義務」<つなぐ 戦後75年>:東京新聞 TOKYO Web
  • Yoshiyuki Kido on Twitter: "どうしてウィルソンがダメなの?って人はこれから読むといい。『国民の創生』というKKKが活躍する1915年の作品についての記事。映画の元ネタ「クランズマン」の著者Thomas Dixon Jr.はウィルソンの同級生。映画の上映会をホ… https://t.co/HLuWlSxHnm"

    どうしてウィルソンがダメなの?って人はこれから読むといい。『国民の創生』というKKKが活躍する1915年の作品についての記事。映画の元ネタ「クランズマン」の著者Thomas Dixon Jr.はウィルソンの同級生。映画の上映会をホ… https://t.co/HLuWlSxHnm

    Yoshiyuki Kido on Twitter: "どうしてウィルソンがダメなの?って人はこれから読むといい。『国民の創生』というKKKが活躍する1915年の作品についての記事。映画の元ネタ「クランズマン」の著者Thomas Dixon Jr.はウィルソンの同級生。映画の上映会をホ… https://t.co/HLuWlSxHnm"
  • [書評]これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル): 極東ブログ

    「これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル)」(参照)をアマゾンで注文したとき、発送は随分遅れるとのことだった。発売日には来なかった。が、翌日来た。昨日である。読みやすく面白い。昨晩熱中して半分読み、今日後半を読み終えた。政治哲学をこれだけわかりやすく説明する書籍は希有ではないか。高校生や大学生には社会を考えていく上で是非お勧めしたい。 書巻末謝辞を見ると、「書は講義として誕生した」とある。講義は「ハーバード白熱教室」というタイトルで現在、NHK教育放送中らしい。私は見たことがない。英語のままであれば「Justice with Michael Sandel」(参照)で見ることができる。もっと小さなクラスの講義かと思ったら、大講堂での講義である。 政治哲学というと厳めしいイメージがあるが、サンデル教授は卑近な例、日常的な問題、社会ニュースの話題など馴

    gav
    gav 2010/05/25
    「コミュニタリアニズムと呼ばれているものだ。日本では共同体主義とも訳されることから、伝統的かつ制約的な共同体や全体主義と誤解されがちだが、基本的にはリベラリズムのもつ問題点を克服するために提起された考
  • 「奄美自立論 400年の失語を越えて」 - 安穏日記

    奄美自立論 四百年の失語を越えて 作者: 喜山荘一出版社/メーカー: 南方新社発売日: 2009/03/17メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 90回この商品を含むブログ (13件) を見る ◆与論島クオリア http://manyu.cocolog-nifty.com/yunnu/ 上記ブログ主の喜山荘一さんの著書です。 私自身は奄美に行ったことは一度もありません。 カトリック信徒なので、奄美出身の方と出会うことは多かった*1のですが、深い交流をもったことがありませんでした。 いつもブログを拝読させていただいてるid:antonianさんが与論島に在住されていて、そんなご縁でだんだんと奄美のことを知るようになっていき、とりわけid:antonian:20090414の日記を読んで、知らなかった奄美諸島の歴史に衝撃を受けました。そんなこんなでいつか読まなくちゃ、と思

    「奄美自立論 400年の失語を越えて」 - 安穏日記
    gav
    gav 2010/02/06
    もっと重層的に見てみたい
  • 裸体とはじらいの文化史―文明化の過程の神話 - 情報考学 Passion For The Future

    ・裸体とはじらいの文化史―文明化の過程の神話 大変にユニークであり中身も濃く、面白い。5つ星の。 人類のはじらいの文化は、野蛮から文明化社会へ、不作法から洗練へ向かったという一般的な見方(ノルベルト・エリアスの文明論に代表される)を真っ向から否定する研究書。原始社会の人々は裸体や排泄する姿を人前に晒すことに恥を感じない野蛮な社会だったというのは根拠がないウソであるという。むしろ原始社会と言われる社会の方が恥の感性は発達しており、裸体の社会的管理も厳格だったりするのである。 全裸で暮らす≪未開の≫部族は、一見、裸に対して羞恥心を持たないかのように思えるが、実は彼らはお互いの裸体を見ないように暮らしているのだ。うっかり男性自身を硬直させないよう女性に近づかないように心掛ける。もし少女の陰部をみつめたりすればその親に報復されたり、村から追放される厳しいルールがある、などということが解説されてい

    gav
    gav 2009/09/08
    低学年の子が風呂上りに家族の前に出て「見るな!」と言ったというのに、「ボウヤがフルチンだからさ」と言う他ないと思ってた。見ないという文化。江戸では障子でもふすまでもエッチ聞こえないフリ
  • 飯田泰之、雨宮処凛著「脱貧困の経済学 日本はまだ変えられる」についてTwitterに投稿したものを並べてみた。 - Demilog

    細切れ時間にを読んでなおかつ読書メモが出来るようにTwitter読書の中継、というのをやり始めましたが、短い断片が続くだけなのでブログの文章に再構成するのは困難ですね。また、2%成長しないとまずいというお話は他の方もされてるので略、というか読んでいる途中からTwitterに投稿することを思いついたので一部抜けてます。ちょっと表現を直したり再構成したりもしています。以下になります。 日の税制が累進性が強いとか累進率上げるとやる気がなくなるという話へのまとまった反論ページ(P101)があるのはありがたいかも。大竹文雄さんの研究もグラフ付きで紹介されている。日では貧困者へのサポートを国がすべきだという意識が先進国では非常に低い。自由な経済が人々を幸福にするという意識も非常に低い(P105)。飯田さん「自由競争はよくない。さりとて貧しい人を助けるのもよくない。これは「世間」に後ろ指をさされ

    gav
    gav 2009/09/07
    「とにかく低所得者層ほど自己責任感が強い。何で自分に向かっちゃうのかなあ。何で「社会が悪い」と言わないんだろう。」裏返しの実力の誇示もあって自己責任観強いと思う
  • 大日本印刷がブックオフに出資する本当の理由 - 日経トレンディネット

    大日印刷と大手出版社がブックオフコーポレーション(以下ブックオフ)に出資するニュースが、業界を驚かせた。しかしながら、この真の目的は見えていない。もちろん、低迷が続く出版業界をより良い方向に導くという大義があってのこと。だが、消費者にとってどのような影響があるのかはほとんど語られていない。そこで、元シンクタンク研究員でコンテンツビジネスに詳しい松谷創一郎氏に、大日印刷のブックオフ出資の消費者への影響や、今出版界が抱える問題点について寄稿してもらった。 出版業界に、大変動が起こりそうだ。 5月、出版関連6社がブックオフ株を取得した。その6社とは、大手出版社の小学館、集英社、講談社の3社と、印刷大手の大日印刷とその傘下である丸善と図書館流通センターだ。このメンバーは、業界を驚かせた。 ブックオフと言えば、3月現在で全国に922店舗を展開する日最大の中古書店チェーンだ。2008年度の書店

    大日本印刷がブックオフに出資する本当の理由 - 日経トレンディネット
    gav
    gav 2009/07/03
    出資と既存の出版ビジネスの問題について
  • ルポ 貧困大国アメリカ - 情報考学 Passion For The Future

    ・ルポ 貧困大国アメリカ 新書大賞2009の第1位受賞作。多くの読者のアメリカを見る目が変わる、だろう。 「アメリカ国勢調査局の2006年度における貧困の定義は、四人家族で世帯年収が二万ドル(220万円)以下の世帯を指し、その家庭の子どもを「貧困児童」とする。同局が発表したデータ(U.S. Sensus Bureau 2005)によると、2005年度のアメリカ国内貧困率は12.6%、うち十八歳以下の貧困児童率は17.6%(約六人に一人)で、2000年から2005年の間に11%上昇した。これは五年間で新たに130万人の貧困児童が増えた計算になる。」 米国では2005年時点で国民の12%が飢餓状態を経験している。貧困層は低賃金で不安定な雇用につきながら、無料給プログラムのフードスタンプでいつなぐ。高額の医療費も彼らを苦しめる。たとえばニューヨークで盲腸で1日入院すると243万円も医療費がか

    gav
    gav 2009/04/30
    「システムの底に誰かの悪意があるというわけではないことである。レッセフェールで市場原理に未来を任せた当然の帰結として」他、書評リンク多数
  • 2001年9月11日、ワールドトレードセンタービルの102分間 - A Successful Failure

    2001年9月11日、ワールドトレードセンタービルが崩壊した映像はテレビで繰り返し放送され、人々の記憶に深く刻まれている。この史上最悪のテロによりニューヨークでは2,749人が亡くなっている。 ビルが崩壊するシーンの強烈なインパクトのせいもあって、我々は飛行機の衝突後まもなくビルが崩壊し、中にいた人の大半が犠牲になったと考えがちだが、実際には最初の飛行機が衝突してから崩壊するまで102分間にわたる猶予があり、最初の衝突時にビル内にいた1万4,000人以上の人の多くが自力で、あるいは、献身的な他の人の助けを借りて建物の崩壊以前に避難を終えることができた。 『9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言』は200回以上に上る生存者やその家族・知人へのインタビュー、警察や消防の更新記録、電話の会話の記録等に基づいて、あのとき、あの建物の中で何が起きていたのかを明らかにし

    gav
    gav 2008/10/21
    仕事中でもこの例を挙げて逃げる。次は、イラク、アフガニスタンの人々の本を
  • 「クララは歩かなくてはいけないの?」(ロイス・キース) - 児童書読書日記(仮)

    クララは歩かなくてはいけないの? 作者: ロイスキース出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2003/04/17メディア: 単行 クリック: 45回この商品を含むブログ (14件) を見る 原題は「Take Up Thy Bed and Walk」ですが、邦題のセンスがすばらしいですね。見ただけで日人読者にはこのが何を問題にしようとしているのか理解できる、的確なタイトルです。 少女小説で繰り返される障害の奇跡的治癒というモチーフが何を意味するのか?このようなモチーフによってゆがめられてしまう読者の障害観を、筆者は五つのポイントにまとめています。 (1)障害を負うことには、いいことは何もない。 (2)障害者の人々は、女性が常に身につけなくてはならない、忍耐、明るさ、何ごとも精一杯やることなどの従順な行動と同じ性質のものを身につけなければならない。 (3)障害は、悪い行いのため、邪悪な考

    「クララは歩かなくてはいけないの?」(ロイス・キース) - 児童書読書日記(仮)
    gav
    gav 2008/03/16
    「障害者の人々は、女性が常に身につけなくてはならない、忍耐、明るさ、何ごとも精一杯やることなどの従順な行動と同じ性質のものを身につけなければならない」「根性論で障害や病気が治るという困った信仰」
  • Passion For The Future: シッダールタ

    シッダールタ スポンサード リンク ・シッダールタ 「車輪の下」のヘルマン・ヘッセのもうひとつの代表作。アメリカ合衆国だけで500万部、全世界では43カ国で翻訳され、1000万部を超える大ベストセラーになった。和訳はいくつもあるが、これは2006年に草思社(がんばれ)から出た新訳版。現代人にわかりやすい文章。 仏陀ガウタマ・シッダールタと同じ時代、同じ場所に生きたという設定の別人「シッダールタ」の物語。もう一人のシッダールタも、仏陀と同じように「人は何のために生きるか」の答えを求めて修業に入る。そこで迷い誘惑され中年には世俗に生きる道を選ぶ。そして、老年にいたって再び道を求めて遂に悟りを得る。 このは仏教のであると同時に、知識や知恵についての哲学を説いたとして秀逸だと思った。何箇所か感銘した部分を引用してみる。 「「探り求めるとき」とシッダールタが言った。「こういうことが起こりがちで

    gav
    gav 2008/02/28
    「ナルチスとゴルトムント」「荒野の狼」などヘッセファンとしては「草思社(がんばれ)」含め本好き同志として推薦ブクマ
  • 画評 - ヒストリエ : 404 Blog Not Found

    2011年11月22日13:30 カテゴリ書評/画評/品評 画評 - ヒストリエ 世界で最も勇猛で誇り高くそして残忍な漫画家による、最も勇猛で誇り高くそして残忍な物語。 ヒストリエ(現在1-7巻) 岩明均 初出2007.07.28 (4巻まで); 新刊ごとに更新シリーズ「ヒストリエ」は、アレクサンドロス大王 (Alexander III)の秘書官、エウメネス (Eumenes of Cardia)を、作者が独自に再構築した物語。1-4巻ではその子供時代が描かれていて、4巻でそれがちょうど終わった、というか一周したところ。 最初に断っておくと、作品のエウメネスは、現時点においてはほとんど作者の創作。実存のエウメネスに関しては、生年すら明らかでないように、幼少の頃の記録はほとんど残っていない(はず)。エウメネスが実際のところカルディナで育てられたスキタイ人だったかどうかは不明というより、そ

    画評 - ヒストリエ : 404 Blog Not Found
    gav
    gav 2007/09/08
    小飼氏による岩明均評。表情にある点に同意。感情を想像させる
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