日系ドミニカ人(にっけいドミニカじん、スペイン語: Japonés Dominicano)は、日本人に家系起源を持つドミニカ共和国の住民。 概要[編集] 第二次世界大戦後に、外地からの引揚などによって発生した約600万人の失業者問題を解決するべく、発案された事が起因とされている。 当時は、アメリカ合衆国における日米紳士協約や排日移民法、オーストラリアにおける白豪主義、フィリピンなどアジア諸国における先の太平洋戦争に起因する反日感情などから、それらの国々では日本人移民を受け入れが難しい事情があったことから、大戦において中立の立場であった中南米諸国への移民が注目されていた。 ドミニカ共和国への移民は、1956年(昭和31年)にドミニカ共和国政府が、農業開発のために日本人移民を受け入れるという、二カ国間条約を日本国政府との間に締結したことにより、当時の日本海外協会連合会(現・国際協力機構)によっ