高度40000フィート速度0.95マッハこれが音速への入り口です。 この付近は遷音速域と言われ、機体の一部分ではすでに音速を超える部分も出てきています。このため飛行機によってはやや不安定な動きをする場合があります。当然パイロットにはそれに対応するために、特別な操舵が必要となります。 例えば、F-4では縦の静安定が逆転します。 飛行機は通常、加速をすれば機首が上がってきます。逆に減速すれば機首が下がってきます。これを縦の静安定が有ると言います。 F-4も音速以下もしくは音速以上では同じ特性があります。しかし遷音速域ではこれが逆転します。加速すれば、機首が下がろうとして、減速すれば、機首が上がろうとします。 具体的イメージが湧かないと思いますが、例えば、超音速飛行で右の5G旋回をします。旋回をすると抵抗が増えますので飛行機は徐々に減速します。減速してくると普通は、機首が下がろうとします
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器(※)からの微粒子の採集とカタログ化を進めています。 サンプルキャッチャーA室から特殊形状のヘラで採集された微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察および分析の上、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定いたしました。更に、その分析結果を検討したところ、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断するに至りました。 採集された微粒子のほとんどは、サイズが10ミクロン以下の極微粒子であるため取扱技術について特別なスキルと技術が必要な状況です。JAXAは、初期分析(より詳細な分析)のために必要な取扱技術と関連装置の準備を進めています。 ※ サンプル収納容器内部は、サンプルキャッチャーA室及びB室と呼ばれる2つの部屋に分かれています。 添付資料1:はやぶさ帰還カプセルの試料容器から
前の記事 土星のオーロラを動画で見る 相対性理論「時間の遅れ」、日常世界で実証 2010年9月28日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Rachel Ehrenberg 米国立標準技術研究所(NIST)が開発したチップサイズの原子時計(今回の研究とは別のもの)。画像はWikipedia きわめて正確な原子時計を使って、科学者たちが「時間の遅れ」を観測した。これは、[運動や重力によって]時間の進み方に違いが生じるという奇妙な現象であり、アルベルト・アインシュタインが相対性理論において予言していたものだ。 「非常に精度の高い現代の技術をもってすれば、とらえるのが困難なこれらの効果を、リビングルームのような場所でも観測することができる」と、セントルイスにあるワシントン大学の物理学者Clifford Will氏は話す。 時間の遅れ現象は
初っぱなから第1問。高度約400kmの軌道を周回する宇宙ステーションから地球へ向けて紙飛行機を飛ばしたら,紙飛行機はどうなるか。次の三つから選んでほしい。 (1) 大気圏突入時に燃え尽きる (2) 宇宙のかなたに消えていく (3) 紙飛行機のまま地球に帰還する この答えが(3)であることを証明する日が近づいている。日本折り紙ヒコーキ協会,東京大学,宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは共同で「折り紙ヒコーキによる宇宙からの帰還プロジェクト」を推進中だ。目的はズバリ,宇宙から飛ばしても燃えずに地球にたどり着く“スーパー紙飛行機”の作成である。このほど,そのスーパー紙飛行機が完成した。2009年秋以降,この紙飛行機を本物のスペースシャトルに乗せ,日本人宇宙飛行士の手から地球に向けて飛び立たせてもらおうと,現在,関連機関に交渉しているところだ。 ここで,第2問。スーパー紙飛行機の設計には,燃えず
日本学術会議(金沢一郎会長)は25日、科学技術基本法を改正して「科学技術」を「科学・技術」と表記するように求める勧告を菅直人首相にした。勧告は「要望」「提言」「声明」など同会議が行う意思表示のなかでもっとも重く、地震災害時の大都市の安全確保について勧告した2005年4月以来となる。 「科学技術」は「科学」と「技術」という別の言葉を並べているが、勧告は「科学技術」を「科学に基礎付けられた技術」の意味で使われがちで、技術重視になると指摘。短期的に結果を求める成果主義に偏り、将来につながる科学の基礎研究が軽視されることを懸念している。 政府の総合科学技術会議は、1月から「科学・技術」の表記を使っているが、勧告では「法においても明確に採用すべきだ」とした。 また、科学技術基本法には、「人文科学のみに係るものを除く」との規定があるため、自然科学だけでなく、人文・社会科学も含め学問全体を施策の対
6月14日午前0時から開かれた記者会見の様子です。 概要 今日は朝からNASAの支援を受け、最後のはやぶさの運用をしてきた。 はやぶさからカプセルを分離する姿勢制御、パラメータやシーケンスの設定、時間がかかったが夜8時にカプセルを分離できた。 7年間宇宙空間にさらされていた部品、火工品は無事動作した。 ドップラー計測によって本体が傾いたことがわかり分離を確認。 地球の撮像を試みいくつかの動作確認。 22:28に内之浦局から見て探査機が地平線に隠れ、信号途絶を迎え通信を終了することになった。 7年間におよぶはやぶさの最後であった。 カプセルを分離する際の情報 22:52ごろ最大発光 23時少し前にビーコン発信確認 23:07〜08ごろ電波方探局 ヘリからカプセルを目視確認できた由。 GPSでマーキングし、翌朝ヘリで回収チームが現地へ向かう 地球の撮像がかろうじてできた カラーカメラは姿勢制御
しゃべるピアノといってもスピーカーから声が出るわけでも、人間の会話の音階だけを再現したわけでもなく、コンピューター制御により演奏されるアコースティックピアノの複雑な分散和音が本当に人間の声のように聞こえるという驚異的なムービーです。 これはオーストリアの文化団体Wien Modernと作曲家Peter Ablinger氏によるプロジェクトで、10月2日からベネチアで開催されたWorld Venice Forum 2009でピアノが「Proclamation of the European Environmental Criminal Court(ヨーロッパ環境犯罪撲滅宣言)」を読み上げました。 詳細は以下から。YouTube - Speaking Piano - Now with (somewhat decent) captions! ナレーションはドイツ語ですが、ピアノがしゃべるのは英語
シラスを大きさごとに自動選別するシラスバルーン製造装置=鹿児島県大崎町野方シラスバルーン 数万年かけて南九州一帯に降り積もった火山灰のシラスを幅広く資源として活用する新技術が鹿児島県で生まれた。シラスから作る微細な粒状の素材「シラスバルーン」はこれまで南九州のシラスの0.01%程度からしか精製できなかったが、資源開発会社プリンシプル(鹿児島市)が鹿児島県工業技術センターと共同で開発した新型製造装置によって無尽蔵のシラスすべてを活用できるようになった。 姶良カルデラから噴き出したシラスは、鹿児島や宮崎を中心に広がる九州南部のシラス台地に、琵琶湖16杯分にあたる約4500億立方メートルの埋蔵量があると言われる。 シラスバルーンは、微細なシラスを1千度の高温で加工して発泡させた素材。シラスの粒の中に空気を入れて風船状(球体)にすることで軽くて断熱性に優れるとされ、軽量プラスチックや自動車の
清水建設がロシア科学アカデミー陸水学研究所、北見工業大学及び北海道大学と共同で、バイカル湖水深約400メートルの湖底にて、湖底表層に閉じ込められたメタンハイドレートから、ガスを解離・回収する実験に成功したとのことです。これによってメタンハイドレートの新たなガス回収技術に確立に向けて、大いなる第一歩を踏み出したとしています。 メタンハイドレートは、石油などに代わる次世代エネルギーとして注目を集めており、通常の深層メタンハイドレートは地下100メートルから300メートルの場所に豊富に存在しています。日本のメタンハイドレート資源開発のメインターゲットとなっているのは東部南海トラフ海底深部にある膨大なメタンハイドレートですが、今回の技術によって、日本近海の深層だけでなく、オホーツク海や日本海の表層にあるメタンハイドレートも利用することができるようになるため、今回の技術は日本の将来にとっても非常に有
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