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ブックマーク / hsyf610muto.seesaa.net (15)

  • 後半の守備は何分可能なのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    不思議な事に、比較的最近まで、オランダ代表とは戦う機会がなかった。最初の対戦は、4年前の準備試合、終盤ガタガタにされたあの試合だ。それ以前は若年層の大会。北京五輪の敗退が決まってからの3試合目の田のおバカ、あるいはクインシーにチンチンにされた2005年ワールドユースくらい(おお、この時も田がいたな、そう考えると、この男のわずか5年での出世はすばらしいな)。ところが4年前のガタガタの後、南アフリカ大会の1次ラウンドでスナイデルにやられ、この試合で4年間で3試合目、最近は随分と頻繁にお相手いただいている事になる。 悪くない試合だった。 特に後半の守備はすばらしかった。前線からの的確なチェーシングと、螢のボール奪取と遠藤爺の老獪な読みで、中盤でオランダが停滞。そうなると、麻也も今野も鋭い出足で飛び出す事ができるので、浅いラインで戦う事ができる。オランダは幾度か苦し紛れのロングボールで日

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    hiruhikoando 2013/11/17
    すっげー楽しそう。あと大迫の事も触れてやってください。久々に「大迫半端ない」がたくさん聞けたし。
  • 日本一と連投: 武藤文雄のサッカー講釈

    イーグルスが日選手権を制し、日チャンピオンとなった。故郷の野球チームの日一。心底嬉しい。 しかし、最後の最後に、イーグルス星野監督が前日160球投げていた田中を起用した事で、歓喜が随分と薄いものになってしまった。 誤解しないで欲しいが、投手の酷使を気にしているものではない。それはそれで、いかがなものかとは思う。けれども、「目先の勝利」と「各選手の永続性」のバランスは中々難しいのは否定しない。 そして、星野氏が、田中を酷使する事が「勝つ確率を高めるため」なのだったら、(非難する向きもあるだろうが)彼の仕事は「イーグルスを勝たせる事」なのだから、それはそれで納得できる。けれども、私が乗り切れないのは、「美馬や則の方が抑える確率が高いのに、星野氏は大向こう受けを狙って田中を使った(ようにしか、私には見えなかった)」からだ。真剣勝負こそ、最高の娯楽のはずではないか。 ともあれ、素直に喜びを

    hiruhikoando
    hiruhikoando 2013/11/04
    あの日だけは独眼竜政宗や仙台四郎を越えてしまった存在になってしまったからなあ。
  • アルディージャ、ベルデニック氏を更迭: 武藤文雄のサッカー講釈

    アルディージャがベルデニック氏を更迭した。サッカーと言う競技では、選手は常に頭をはたらかせ、周囲をよく見て、敵の意表を突く必要がある。今回のアルディージャフロントの判断も、他のJクラブの意表を突くと言う意味では、大いに評価されるものだろう。等とは、さすがに言えないよな。これは。 元々、アルディージャは、日屈指の規模の大企業グループが出資していると言う事もあり、潤沢な予算を持つクラブ。そのため、常時移籍を軸に質の高い選手を多数所有してきた。しかし、その割に思うように上位進出が果たせずにいた。2010年には「観客数水増し」問題を起こし、多額の制裁金を科せられると言う芳しくない事件も起こしている。ただし、毎シーズン終盤の強さには定評があり、J1残留には成功する歴史を繰り返していた(もっとも、このリーグ戦終盤の格段の強さも、親会社からの潤沢な援助により予算外のボーナスをはずめる賜物と、常に揶揄さ

    hiruhikoando
    hiruhikoando 2013/08/14
    武藤さん、楽しんでる。/まだネタにするには傷口が生々しすぎるからこういうのでもだいぶイラつくんだけどしばらくしたら笑えるんでしょうかね?少なくとも今年一年は余程じゃないと無理だわ。
  • 森島康仁と田坂和昭氏: 武藤文雄のサッカー講釈

    終始押し気味に試合を進めるジェフ。時計は85分を刻んだ。このまま試合を終えれば、ジェフのJ1昇格が決まる。ここで木山氏は動いた。ここまで、幾度となく好機を演出し、右サイドで攻撃の起点となっていた米倉に代えてストライカの荒田を起用したのだ。木山氏は、「この難しい試合、点をとって勝ってJ1昇格する」と決断したのだろう。 その直後だった。ハーフウェイラインをちょっと越えたあたりでボールを受けたトリニータ森島。無骨だが丁寧なボール扱いから、ちょっと浮かせた高精度の縦パスを入れる。終盤、何とか得点をとろうとラインを押し上げていたジェフの最終ライン、この場面森島へのプレスが全くかからず、見事な動き出しを見せた林に完全に置いていかれてしまった。林は冷静にロブで、GK岡を破った。 試合開始前のメンバ発表を見ていて改めて思ったが、ジェフのメンバは経験豊富な選手が多く、しかも色々なタイプがいる。たとえば、最

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    hiruhikoando 2012/11/24
    ついに田坂さんに名将認定が。
  • 解任劇で誰が一番トクをしたか: 武藤文雄のサッカー講釈

    最初にお断りしておきますが、私は西野氏が嫌いです。理由は非常に単純で、現役時代すばらしい素質を持ちながら選手として(私の期待ほどには)完成してくれなかった事、しかし監督になった以降は常に不遜な態度をとっている事。それだけです。悔しいですが、過去ガンバで氏が作って来た実績は認めざるを得ませんが。遠藤も明神もすごいし。 また、言うまでもなく、私はヴィッセルのサポータではありません。古くから、神戸と言う、日屈指のサッカーどころを作り上げて来た方々は、心底尊敬していますが。 ともあれ、私はヴィッセルの判断を高く評価するものである。 残り3試合、もしすべてを賭けてJ1残留を実現しようとするならば、この監督解任は適切な手段と言えるのではないか。 第1に、選手への刺激。誰もが解任などあり得ないと思っていた監督が、クビになったとすれば、選手達は相当引き締まるはず。このような終盤の残留争いにおいて、このよ

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    hiruhikoando 2012/11/09
    西野さんもダメージ大きいのでは。クラブのやり方はえげつないけど交代自体は納得がいくものだし。/あと何気にミウミウがディスられとる。
  • 「腐ったミカン」から16年: 武藤文雄のサッカー講釈

    レイソルを率いてJを制覇したネルシーニョ氏について。 レイソルの鮮やかな勝利については、別途講釈を垂れようと思う。ただし、レイソルの優勝を称える報道があふれる中、不思議だったのは、ネルシーニョ氏の16年前の悲劇について言及するマスコミが、あまり見つけられなかった事だ。そう昔の事ではないのだが。 ハンス・オフト氏が率い92年のアジアカップを初制覇した日は、USAワールドカップまであと一歩にせまりながら、93年秋に「ドーハの悲劇」に散った。 そして、94年日協会は、かつてのブラジルのスーパースタアだったファルカン氏を監督に招聘した。氏は独特の選考眼で、意表をつく選手をチームに加えながらチームを作った。しかし、同年のアジア大会の準々決勝で韓国に苦杯。就任1年足らずで更迭される。もう少し様子を見てもよいのではないかと言う意見も多かったが、当時の川淵強化委員長はそう決断した(後年、氏が協会会長に

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    hiruhikoando 2011/12/08
    そうなんだよな。もしかすればあり得た「ネルシーニョ・ジャパン」はどうだったのだろうとレイソルを見ながら思った。多分それはそれで面白そうなサッカーをやっていたんだろうなと期待を込めながら。
  • もう土下座の機会は来ない: 武藤文雄のサッカー講釈

    いつも、いつも、私の期待を、全く予想外の斜め上に外してくれる選手だった。そして、最後の最後まで、信じられない外し方をして、私たちから去って行ってしまった。 いつも、いつも、「おい、何をやっているんだ」と野次を飛ばしたくなる選手だった。そして、最後の最後まで、「おい、何をやっているんだ」と叫ばれながら、私たちから去って行ってしまった。 いつも、いつも、「まだやれる、もっとやれる」と思わせてくれる選手だった。そして、最後の最後まで、「まだやれる、もっとやれる」と皆から支えられ、私たちから去って行ってしまった。 私がはじめて、松田直樹を見たのは、1993年の日開催のワールドジュニアユースだった。敵FWと正対して自分得意の間合いに詰めるうまさ、敵のパス方向を適切によめる読みのよさ、いわゆるフィジカルの強さを活かした強い当たり。まだ16歳の若者が、ここまでできるのだ。そして、前年のアジアカップ制覇

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    hiruhikoando 2011/08/05
    武藤さん書きながら泣いているよ。
  • フィンケ氏とは何だったのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    昨期末から「書きたい、書きたい」と思いながら、なかなか時間が取れなかった事の1つに、レッズを去ったフィンケ氏の事がある。 常に黒系の服を着て、細身で神経質そうな表情。ドイツの小クラブで残した確固たる実績。代表強化にも貢献したと言う理論派らしい発言の数々。レッズの試合終了後、WEBサイトに論理的な長口上が載る。この長口上が論理的で愉しい。私はこの長口上を読むのが大好きだった。 これで、見せてくれるサッカーが鮮やかだったならば、監督としても大いに評価できた。けれども、大変残念ながら、2年間じっくりと待ったが、質の高いサッカーを見せてくれた頻度は少なかった。確かに好調時のフィンケ氏率いるレッズの、短いパスを素早く回し敵を巧みに揺さぶるサッカーは美しかった。けれども、一度リズムを崩すとボールを回す事が目的化してしまい、冴えないサッカーが目立ち、「あれだけの選手を抱えているのに」と言う思いに終始する

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    hiruhikoando 2011/02/23
    かと言って隣のチームに行って残留争いから抜け出すことが出来たかというと、ちょっとねえ。オファー来ても来ねえだろうし。
  • レンタル移籍について: 武藤文雄のサッカー講釈

    昨期、FC東京に所属していた赤嶺真吾がシーズン途中でベガルタにレンタル移籍され活躍。奇しくも両クラブが、J1残留を争ったために、このレンタル移籍を認めたFC東京フロントに、批判が集まった。今日は、そのあたりに触れながらレンタル移籍と言うものについて講釈を垂れたい。 件は、何せ私自身がベガルタサポータであるがゆえに、どうしても当事者意識があるので、とても書きづらいものはある。ただ、正直言って上記のFC東京フロント批判は、どうにも的外れなのではないかと思えてならないのだ。そして、各クラブが、そのような批判を怖れて、非常によい制度であるレンタル移籍に消極的になるのを怖れるものである。 FC東京のフロント批判は、たとえばエルゴラッソの番記者殿などが典型だが要約すれば、以下の2点となる。 ○残留争いをするやもしれぬベガルタに選手を貸す判断の悪さ ○直接対決での起用を禁止しない契約をした判断の甘さ

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    hiruhikoando 2011/01/07
    そのあと平瀬から後継者指名されて完全移籍をしたという事実を考えてみても「そういうものだ」という認識しかないけどなあ。
  • FC東京のJ2陥落: 武藤文雄のサッカー講釈

    FC東京のJ2陥落について、いくつか講釈を垂れたい。 まず、JSL時代を含め、日に全国規模のリーグ戦ができてから45期目にあたる訳だが、これだけ戦闘能力の高いクラブが2部落ちしたのは初めてではないか。 戦闘能力の高いクラブの2部落ちというと、05年のレイソル(明神、玉田、フランサらがいたがどうしても調子が上がらず、入替戦でヴァンフォーレに惨敗して陥落)、07年のサンフレッチェ(佐藤寿人、駒野、ストヤノフらがいたが、ペトロビッチ氏が森崎和をCBに使うなどの理想主義?采配に拘泥し、勝ち点を失い続け、入替戦でサンガに惜敗)などが記憶に新しい。しかし、今期のFC東京メンバの戦闘能力は、これらのチームを上回るものだったではないか。しいて言えば陥落ではないが、JSL78-79年シーズンの古河が、永井良知、前田秀樹、清雲栄純ら日本代表のレギュラクラスを並べながら、連敗を重ね最下位に終わったのが記憶に残

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    hiruhikoando 2010/12/15
    んで代表クラスが誰もいないながら驚異的な粘りで残留を続けるチームが対称として浮かび上がる、てのはさすがに被害者意識が強いのかしら。/結論として米本よこせ~。
  • Jリーグと地上波放送: 武藤文雄のサッカー講釈

    今節、ベガルタはFC東京に終了間際の感動的逆転劇で勝利。現時点で残留争いしているライバルに、このような勝ち方をして、勝ち点6差をつけられた事は大きい。加えて、同じくベガルタと残留争いを演じているアルディージャ、ヴィッセルも敗戦した事で、それぞれとの勝ち点差も3広げる事ができた。素直に喜びたい。色々事情があって、映像もまだ見ていないので、残留争いを含めた講釈は別途垂れたいと思う。 で、今日は全然別な、お題について講釈を垂れたい。 今日の午後、何となく新聞でテレビ番組を探していた。すると、セリーグもパリーグもプレイオフをやっているのを見つけた(そう言えば、先週もライオンズとマリーンズの攻防を見たのを思い出した、2試合とも中々おもしろかった)。そこで驚いたのだが、セリーグのプレイオフ、タイガース対ジャイアンツの試合を地上波でやっていないのだ。 (少々失礼な言い方かもしれないが)先週のライオンズ対

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    hiruhikoando 2010/10/18
    その代わりにNHK-BSの重要度がかなり大きくなっていることに気づく。特にBS1の充実度は異常。Jリーグタイム、プレミアリーグ、スポーツ大陸、大リーグ・インサイドレポート……。
  • 日本協会(日本代表)に「広報担当」を: 武藤文雄のサッカー講釈

    どうやら、代表監督人事も煮詰まって来たようで、その手の報道も目立ち始めた。よい監督と契約ができ、その監督が日サッカーのために働く事を愉しんでくれる事を、まずは期待したい。 ただし先日述べたように、監督の上位者として強化責任者を明確にして責任を持たせる事はとても重要だと思っている。現実にそのポストに就くべき原博実氏が、実質的に新監督との契約交渉に臨んでいる模様なのは大変結構な事。ぜひ、そのまま強化責任者として、強力に新監督をサポート願いたいものだ。 そして、今日のお題は、上記エントリでもったいぶって講釈では語らなかった「代表チームと言うか日協会の新たなポスト」について。 ズバリ、「広報担当」です。「報道担当」の方が、日語としては正確かもしれない。 パラグアイ戦後に指摘した岡田氏の問題点、その3番目で触れた「マスコミへの対応の悪さ」への対応と理解いただいても構わない。 岡田氏監督時代に、

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    hiruhikoando 2010/08/11
    なるほど、と思いつつも彼も協会と何らかの禍根があった覚えがあるけど。
  • 岡田氏への論評について: 武藤文雄のサッカー講釈

    稿は、サッカーライト層に対して読むに耐えない文章で金を稼ぐ事を生業としている人に向けて書いたものではない。彼らは別にサッカーを好きな訳でも何でもなく、うための手段として使っている。それはそれで、日サッカーを広げるためには必要悪として存在するのだ。これらの必要悪については、我々は別に対策を打つ必要があろうが、難しい問題だ。 稿はそうではない心あるサッカー人に対して、書かせていただいたものである。 大会前に岡田氏を批判していた人達が、今でも岡田氏に文句ばかりを言うのは美しくない。 もちろん、結果が悪くなかったとは言え、それだけで、監督の評価をするのはよくない。悪くない結果を残してくれた監督だとしても、是々非々で論評するのはとても大切だ。 しかし、大会前にさんざん岡田氏に文句を言っていた以上は、「恐れ入りました」とか「ごめんなさい」くらいは、1回ハッキリ言ってもバチは当たらんだろうと言

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    hiruhikoando 2010/07/05
    武藤さんなりの自戒だと思う。そしてある特定の筆者のために書いたものではないと解釈をしたい。
  • 優勝はどこか: 武藤文雄のサッカー講釈

    優勝の予想くらいはしておこう。 よく「南半球の大会は南米勢が優勝する」とか言われるが、これらの「過去」実績は、結構N数が少ない事に注意する必要がある。90年以前はワールドカップは、欧州と中南米でしか開催されなかった。そして、58年のブラジルを除いては、欧州の大会では欧州国が、中南米の大会では南米国がそれぞれ優勝していた。そして、94年の合衆国と02年の日韓と言う中立地では「常に世界最高レベルの戦闘能力を持つブラジル」が優勝したと言うことだ。 いずれにしても、気候を含めた環境面から「欧州ではブラジル(あるいはアルゼンチン)でさえも、勝つのは非常に難しかった」、「欧州外では欧州国はブラジル(あるいはアルゼンチン)に勝った事がない」と言う事は言えるのだろう。 ただし、今回の大会はなるほど欧州外ではあるが、時差的には欧州と同じ南アフリカでの開催。その地域性が、欧州勢、南米勢いずれに吉とでるのか。

    hiruhikoando
    hiruhikoando 2010/06/14
    武藤さんの予想に出てこなかったガーナとアメリカはどうなんだろうか?そろそろアメリカには大会最大の「どっちらけ」を演出してもらいたいのだが。
  • 幻の2トップ: 武藤文雄のサッカー講釈

    小倉隆史を初めて見たのは、91-92年シーズンの高校選手権だった。小倉率いる四日市中央工は、決勝で帝京と相見えた。試合前は四中工優位と予想されたが、前半CKから松波正信に決められ先制を許す。後半半ばに追いつくも、その後阿部敏之のパスから再び松波に決められる。それでも終了間際に中田一三のFKから小倉がダイビングヘッドを決め延長戦に。延長は後方から攻め上がる中西永輔と小倉の強引なドリブル突破を軸に、四中工が猛攻を仕掛けるが、帝京は丸山良明、小峯隆幸らを軸に守り切り、両校優勝となった。試合後、喜ぶ帝京の選手達と対照的に、単独優勝を逸した悔しさからブスッとした表情の小倉が印象的だった(全くの余談だが、この決勝戦には随分ベガルタ所属の選手が出ていたな)。 180cmを超える長身ながら、技巧的なドリブル、強く精度の高い左足キック、パスのタイミングの良さ、ゴール前でのアプローチの巧さ、過去の日サッカー

    hiruhikoando
    hiruhikoando 2008/02/04
    確かに早すぎた退場だったのかもしれない。今はスパサカ、サッカーアースのメインコメンテーター。ある意味2トップだ。
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