先日の「とにかくβ版を出してしまおう」で書いた一件があってから、ふと思い立って科学論文を書いたことがない、あるいは書くときに苦しんでいる人(自分含む)のための論文作成ガイドのようなものを Keynote プレゼンテーションの形で作り始めました。自分自身が迷ったときのための指南書といったところです。 研究論文に特化した本としては、酒井聡樹さんの「これから論文を書く若者のために 大改訂増補版」 がありますが(若い研究者のみなさん、非常におすすめです)、本という形は多少冗長なのと、自分の分野のためのものを作りたいと思って、一気呵成に40枚近くのプレゼンテーションを作りました。 書いているうちに思い出したのは、論文をまだ一行も書いていないのに、とりくむ作業の大きさに恐怖してなかなか仕事を始められない、あるいはゴールテープを自分で先送りしてしまう心理状態が、論文、いや仕事を始めるときの一番の敵だな、