岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町でリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が原因とみられる共同水源などの水位低下が確認された問題で、JR東海は20日、代替の水源となる井戸を町内に設置する工事を始めた。
岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町でリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が原因とみられる共同水源などの水位低下が確認された問題で、JR東海は20日、代替の水源となる井戸を町内に設置する工事を始めた。
1872年2月4日に愛知県岡崎市で見られたオーロラのような現象のスケッチ。絵の日付けは旧暦=聖運寺提供 太陽表面の黒点が大規模な爆発を起こす「太陽フレア」の影響で磁気嵐が発生し、今月11日夜に国内でオーロラが観測されたことについて、名古屋大宇宙地球環境研究所の早川尚志特任助教が17日、オンラインで会見し「過去20年では最大規模の磁気嵐だ」と語った。過去には1872(明治5)年2月に今回の2倍を超える規模の磁気嵐があり、愛知県岡崎市でもオーロラの観測記録が残っていることを明かした。 今月8~11日に最大クラスの太陽フレアが少なくとも7回発生し、高温の「コロナガス」が地球に放出された。それにより地球の磁場が乱れる「磁気嵐」が起こり、普段は北極圏や南極圏でしか発生しないオーロラが北海道や石川県珠洲市...
閉山期間中の富士山の山頂近くで、軽装備のため動けなくなった登山客の若い外国人男性がいて救助したと登山家の女性がX上で報告し、安易な春山などの登山に警鐘を鳴らしている。 9月から翌年7月の山開きまでの閉山期間は登山のリスクも高い。インバウンドの影響なのか、登山客はほとんどが外国人だったという。どんな状況だったのか、この登山家に話を聞いた。 「雪面で滑ったら止まれず助からないかもしれない」 暗くなってきた雪原で、座り込んでいる外国人登山客に、大きなリュックを背負った別の登山客が声をかけている。 背後には、富士山の山頂が映っていた。リュックの登山客はヘルメットをしていたが、外国人はノーヘルだった。 登山家の「まっつん」さん(@red_mattsun)は2024年5月13日、こんな写真をXで投稿し、そのときの様子を説明した。 「山頂から下降中に座り込んでモゾモゾする人影を見つけました」。まっつんさ
Published 2024/05/14 22:26 (JST) Updated 2024/05/15 01:56 (JST) JR東海は14日、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事を行っている岐阜県瑞浪市で、井戸など14カ所で水位の低下を確認したと明らかにした。他に地下水に影響を与えるような工事は行われていないため、同社はトンネル掘削が影響した可能性があるとしている。掘削工事は今後も慎重に続けるという。 同社によると、計32カ所の水源やため池、個人の井戸を調査したところ、うち14カ所で水位が低下し、一部は使用できない状況であることが分かった。 昨年12月と今年2月中旬、瑞浪市大湫町でトンネルの掘削中に湧水が発生。2月下旬、同社が設置している水位観測用の井戸で低下を確認したのを受け、調査を行った。
水位が低下し続けている井戸。水面より50センチほど高い黒く変色した部分まで水で満たされていたという=14日午後、岐阜県瑞浪市大湫町で(吉本章紀撮影) 岐阜県瑞浪市北部にある大湫(おおくて)町で、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が原因とみられる井戸やため池の水位低下が2月から相次いでいることが分かった。JR東海は13、14日、それぞれ地元住民と瑞浪市幹部に状況を説明。代替水源を確保するなど対策案を説明した。水位の状況を見ながら、今後も工事は続けるという。 JRや地元関係者によると、JRが大湫町の32カ所を調査したところ、計43世帯に水を供給している共同水源3カ所と、個人宅の井戸9カ所、ため池2カ所の計14カ所で水位が低下。2月下旬、JRが設置している観測井戸で水が減り始めた。その後の調査で共同水源や井戸でも水位の低下が判明し、共同水源1カ...
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市では、防潮堤や海沿いの岩礁がおよそ4メートル隆起したことが専門家の現地調査で確認されました。能登半島の北側では過去に大規模な地震が繰り返してできたとみられる階段状の地形があることから、専門家は「4メートルもの隆起はめったにないことで、数千年に1回の現象だ」と指摘しています。 目次 調査グループ 鹿磯漁港周辺でおよそ4メートル隆起を確認 【ドローン映像】輪島 門前町黒島町付近 今回の地震で石川県の能登半島の北側では海底が露出するほど地盤が隆起している地点が確認され、専門家による「令和6年能登半島地震 変動地形調査グループ」の調査では東西およそ90キロの範囲で陸域がおよそ4.4平方キロメートル海側に拡大したことが分かっています。 産業技術総合研究所地質調査総合センターの宍倉正展グループ長は、地盤の隆起が確認された輪島市門前町の鹿磯漁港周辺で調査を行い
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豊田市の西広瀬小学校で四十年以上前から続く矢作川の水質調査を題材にした映像作品が、同校で製作されている。市内出身の映画監督、比嘉一志さんが監督と脚本を務め、児童や教諭らが出演し、これまでの調査の歴史を物語にする。十一月に開かれる同校の創立百五十周年の記念式典で初公開される。 (服部桃) この調査は、当時汚れがひどかった矢作川で「遊びたい」という子どもたちの思いから始まった。下流の農業団体や漁業団体でつくる矢作川沿岸水質保全対策協議会(矢水協)の故内藤連三さんの指導で、一九七六年に川の水の透視度を測り始めた。その後、矢水協による働き掛けや流域住民の意識改革もあり、川の水質は徐々に改善した。...
アサリの漁獲量が全国1位の愛知県。潮干狩りも多くの人で賑わいを見せています。しかし、その漁獲量は年々減少しています。その理由は意外なものでした。 愛知県蒲郡市では、GW中の5月4日も潮干狩りを楽しむ多くの家族連れ客らが訪れていました。 潮干狩りと言えばアサリ。漁獲量は、愛知県が全国1位なんです。 しかし潮干狩り客からは「毎年来ているけど年々少なくなっているような気がする」との声も。漁師歴43年のベテランに聞いても… 「今年は過去にないほど少ないですね。去年の半分以下ですね。つらいというか、死活問題ですけどね」(蒲郡漁業協同組合 酒井正一さん) アサリの漁獲量は実は年々減少しているといいます。愛知県では、2011年の漁獲量は、1万6703トンでしたが、2021年には、2364トンまで減少。 そのため、潮干狩りを休業したり、開業日数を減らしたりする場所もあります。
アサリの漁獲量が全国1位の愛知県。潮干狩りも多くの人で賑わいを見せています。しかし、その漁獲量は年々減少しています。その理由は意外なものでした。 愛知県蒲郡市では、GW中の5月4日も潮干狩りを楽しむ多くの家族連れ客らが訪れていました。 潮干狩りと言えばアサリ。漁獲量は、愛知県が全国1位なんです。 しかし潮干狩り客からは「毎年来ているけど年々少なくなっているような気がする」との声も。漁師歴43年のベテランに聞いても… 「今年は過去にないほど少ないですね。去年の半分以下ですね。つらいというか、死活問題ですけどね」(蒲郡漁業協同組合 酒井正一さん) アサリの漁獲量は実は年々減少しているといいます。愛知県では、2011年の漁獲量は、1万6703トンでしたが、2021年には、2364トンまで減少。 そのため、潮干狩りを休業したり、開業日数を減らしたりする場所もあります。
夏そばのシーズン真っ盛りだ。王道の秋新に比べると味わいはやや淡白だが、一方で喉越しの清涼感は優れているように思う。こんなそばは、特に暑い日の夕方には凍結酒とざるでいただくのが何よりだ。 初夏の風に吹かれて白い花が揺れるソバ畑は美しい。私が初めてこの光景を目にしたのは小学生の頃。白いじゅうたんの背後には抜けるような青空と真っ黒な岩手山があった。その後大人になってソバの花を見た蔵王や御嶽山麓開田高原でも、同じような光景が広がっていた。こうして私の頭の中には、ソバ=火山という等式が出来上がってしまった。しかし、この関係は決して私の思い込みだけではないようだ(図)。 日本列島の活火山、ソバ産地、黒ボク土の分布(産業総合研究所の原図を加工)と典型的な黒ボク土の断面(農研機構日本土壌インベントリーの原図を加工)。 火山性の耕作不適土壌「黒ボク」に育つソバソバの産地が火山の山麓に多い理由の一つは、ソバの
高級食材のはずのウニですが、鳥取県琴浦町の海底では20日、そのウニを次々と叩き割り、駆除活動を行う漁師たちの姿がありました。その理由とは… 【写真を見る】高級食材のはずが…「ウニ」大量発生 海底で次々叩き割り駆除 鳥取県琴浦町の菊港近くの海底。 素潜りの地元の漁師たちは、ウニを捕獲、ではなく、鉄の棒などを使って、次から次へと叩き割っていきます。なんと、ウニを駆除しているのです。 漁師 「ウニの大量発生ですね。背が立つくらいの浅い所にも、びっしりいます。サザエやアワビにも影響してくるし、悪いことばっかりです」 鳥取県の日本海沿岸では、2~3年前からムラサキウニが大量発生。 そのため、アワビやサザエが激減し、捕れなくなっていると言います。 鳥取県漁業調整課 氏良介 課長 「ウニが海藻を食べてしまって磯焼けの状態になると、鳥取県の特産であるアワビ・サザエのえさが無くなって漁獲量が減ってきます」
沖縄県内の各地に大量の軽石が漂着している問題で、国は海に漂う軽石を回収できるように改良された海底の砂利を採取する大型船を使って、今月から本格的に回収作業を進めています。 軽石の回収を行っているのは、全長およそ100メートルの大型船「RB101」で、NHKの取材班は9日、乗船取材を行いました。 ふだんは海底の砂利を採取し運搬する作業船として使われていますが、漂流する軽石を回収するため、ポンプの設備などが改良されました。 国は、この大型船を使った回収作業を今月から本格的に進めていて、作業は、大量の軽石が漂着し、フェリーの運航に影響が出た今帰仁村の運天港周辺と名護市の羽地内海で行われています。 作業では船体の横に1分間におよそ100トンの水を吸い込むポンプを沈め、海水と軽石を同時に吸引します。 軽石は甲板の中央に設置された置き場に次々と排出され、海水だけが船外に出るようになっています。
インド洋のモーリシャス沖で、商船三井が運航する貨物船『WAKASHIO』が座礁し、約1000トンの重油が流出しました。船に残っていた重油はほぼ全部回収できたということですが、自然環境への影響は甚大なものとなっています。 モーリシャスの美しい砂浜とサンゴ礁に縁どられた海、絶滅危惧種のウミガメも生息するリゾートは、年間100万人を超える観光客を集めてきました。新型コロナウイルスの影響で入国制限をしていたさなかの重油流出で、観光立国にとってダメージは計り知れません。 地元住民:「早く対処しないと、ダイビングやシュノーケリング、イルカウォッチングなどのビジネスが影響を受ける」 現地では、重油の拡大を食い止めるため、ネットに藁を詰めて即席のオイルフェンスを作っています。また、美容院で髪をカットしてもらうのも支援活動の一環となっています。通常なら捨てられるはずの髪の毛も、藁と同じく、ネットに詰めるとオ
豊田市中心部をほぼ南北に貫く矢作川。中でも、急激に川幅が狭まる「鵜(う)の首狭窄(くびきょうさく)部」は二〇〇〇年九月の東海豪雨などで災害を引き起こしてきた。国土交通省中部地方整備局では本年度から、鵜の首の改修工事を始める。大規模な工事となるため工期や総工費はまだ見通せていないが、完成後には浸水リスクを大きく減らせると期待されている。 (久野賢太郎) 鵜の首は、豊田市秋葉町十、十二丁目付近の秋葉山と呼ばれる硬くて大きな岩山の外周を回り込むように流れる約一・二キロ区間を指す。流路が鳥の鵜の首の形に似ていることから、その名が付いたとされる。
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