人気ドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ)の原作者・芦原妃名子さんが急逝した。亡くなる直前、芦原さんは「原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される」などと、ドラマの脚本をめぐるトラブルをSNSに投稿していた。なぜテレビ局は原作通りの映像化を進めなかったのか。テレビ東京でドラマ・プロデューサーを長く務めた、桜美林大学教授の田淵俊彦さんは「原作モノのドラマを映像化するためには、4項目を完璧に遂行する必要がある。しかし、今の日本のテレビは、それができる時間も、カネも、余裕もない構造的な欠陥を抱えている」という――。(後編) 【画像】プロデューサーは全ての発信基地 ■テレビ局が、原作マンガを原作通りにドラマ化できない理由 前回、私は「今回の“不幸な”事件がなぜ起こってしまったのか」という原因として、①「ドラマ偏重主義」からくる「ドラマ多産化現象」と②コミュニケーションの断絶を挙
毎年非課税で贈与できる110万円の範囲内で、子や孫に生前贈与しようとする人は多いでしょう。しかし、誤ったやり方での贈与は、のちのち税務調査で掘り返されてしまい、ペナルティを受けてしまいます。本記事ではAさんの事例とともに、生前贈与の注意点について、税理士事務所エールパートナーの木戸真智子税理士が解説します。 都道府県「遺産相続事件率」ランキング 孫のために貯め続けたお金がまさかの結果に…不動産賃貸業を営むAさんは、定年を迎え、夫を早くに亡くしたこともあり、自分の相続について、対策をしたいと思っていました。そこで、以前から子への生前贈与などは毎年してきましたが、同じように孫へも毎年贈与しようと思い立ちます。 そうして、不動産賃貸業でお世話になっている信用金庫に相談して、孫2人の口座も開設し、そこに毎年100万円の贈与をしていくことに。 それから、18年後、Aさんはお亡くなりになり、相続が発生
新NISAと並び、納税額を圧縮して資産を形成できる制度が、毎月ないし毎年、一定額の掛け金を拠出して運用していく「iDeCo(個人型確定拠出年金)」だ。 【試算】55歳から月2万円を10年間iDeCoに投資した場合の節税効果 その資金が原則60歳まで引き出せないなどの制約があるものの、それを補って余りある「3つの節税メリット」がある。 まず、掛け金の全額が「所得控除」になり、運用で得られた利益も「非課税」に。さらに、受け取り時にも「退職所得控除」もしくは「公的年金等控除」が適用される。 新NISAでは運用益のみが非課税となるのに対し、iDeCoは掛け金を「払う時」と、年金や一時金で「受け取る時」にも節税メリットを享受できるのだ。 税理士の山本宏氏が指摘する。 「3つの節税メリットのなかでも、特に掛け金の全額所得控除はインパクトが大きい。運用益の非課税のように投資のリスクに左右されず、確実に節
渋谷区にあるNHKの社屋を“我が物顔”で使用していたジャニー喜多川氏。被害者の数はまだまだ増えそうだが…… ジャニー喜多川氏の性加害問題のため、2度にわたって行われたジャニーズ事務所の記者会見。10月2日に行われた会見では特定の記者を指名しない「NGリスト」の存在が露見し、波紋は広がるばかりだ。 【思わず二度見】オーラがすごい…!タッキー&三宅健「短パン&ビーサン」バカンス写真 1度目も2回目も同じ外資系コンサルティング会社が担当したというが、会場では女性スタッフがNGリストを小脇に抱えているのがバレバレ。しかも、ネット上にそのリストが流出するなど、危機管理のコンサルとは思えない杜撰さを露呈してしまった。 そんなNGリストの存在を真っ先にスクープしたのがNHKだった。 「4日にNGリストの存在をいち早く報じたNHKには、ネット上などでも“よくやった”“これぞ公共放送”などの喝采の声が上がっ
〈「“ヨッ”と股間をタッチして…」“ジャニーズに新たな性加害問題” 東山紀之社長の元マネジャーが“セクハラ”で退職していた「被害者は男性タレント」〉 から続く 【画像】東山の“陰湿イジメ”を告発した元ジャニーズJr.の佐藤氏 1980年代前半にジャニーズJr.として活動した佐藤氏(仮名)が「 週刊文春 」の取材に応じ、当時同じくジャニーズJr.だった東山紀之(57)から陰湿なイジメを受けていたと告白した。 佐藤氏は中学3年生の時、友人が送った履歴書がジャニー喜多川氏の目に留まり、テレビ朝日でのオーディションに参加。ジャニー氏とはその場が初対面だったが、「ユーはレッスンしていきなさい」とそのまま残された。以降3年にわたってジャニーズ事務所に所属した佐藤氏は、ひかる一平のバックダンサーや、田原俊彦のCMにも出演。ジャニー氏のマンションには何度も宿泊し、退所するまでに約100回の性被害を受けてい
【山田美保子のミホコは見ていた!】 10月2日、ジャニーズ事務所は名称を「SMILE-UP.」に変更することや新会社の設立などを発表。会見は前回(9月7日)の約半分となる2時間8分で終了した。 【写真】“女性記者”が今回も登場!前回質問4分半で「自己主張をダラダラ」「ルール守って」の声も 会見が大荒れ その後、入ってきたのは元V6の岡田准一が2023年11月30日をもって事務所を退所するというニュースだった。理由については「この度の故ジャニー喜多川性加害問題に起因しております」と記されていた。退所理由にこのことが明記されたのは初。さらに事務所は「岡田に苦しい思いと苦渋の決断をさせてしまったことに、岡田に対しては勿論のこと、ファンの皆様やお取引先様をはじめとするステークホルダーの皆様に対しても大きな責任を感じております」と謝罪している。 真っ先に浮かんだのは岡田よりも井ノ原快彦のことだった。
ジャニーズ事務所が故・ジャニー喜多川氏の性加害を認めて3週間が経過した。スポンサー離れが続き、昨日はNHKが新規の契約を見合わせることを発表するなど、事態は収まる気配を見せない。現状は、10月2日に発表される新体制を業界全体が待っている状況にある。 こうしたなかで、具体的な証言が目立ち始めたのが、ジャニーズ事務所の「圧力」だ。 これまでもジャニーズ事務所は、退所者や競合グループ、さらには所属タレントとの熱愛報道のあった女性タレントなどに「圧力」をかけてきたと噂されてきた。その一端が明確に世に知られることとなったのは、2019年7月のことだ。新しい地図の3人(元SMAP)に対し、ジャニーズ事務所が民放テレビ局に圧力につながる行為をしたとして、公正取引委員会が注意したのだった。 だが先月末から、それ以外の「圧力」を当事者が証言し始めた。それら4本の記事や動画などを以下にまとめた。 ▼ジャニーズ
元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が24日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。ジャニーズ現職幹部に対する児童福祉法違反共犯成立の可能性について指摘した。 【写真】〝生みの親〟ジャニー氏と〝女帝〟メリー氏 番組ではジャニー喜多川氏の性加害の問題で、被害を訴える元ジャニーズタレントたちが日弁連に人権救済を求める申し立てを行ったことを「どう思うか?」についてトークした。 若狭氏は「児童福祉法違反で、今の現職のジャニーズの幹部に刑事責任の追及が今もできると考えているんです」と指摘。続けて「児童福祉法違反というのは、強制性交、いわゆる強姦罪ということではなくて、18歳未満の少年に対して淫行させただけでも犯罪になると。これが懲役10年以下という結構重い罪なんです」と語った。 懲役10年以下の罪は時効が7年だといい「喜多川さんが亡くなったのが2019年の7月。ですから2018年のときに
「ぼくが直接被害を受けたわけではないので真偽はわかりませんが、ブログに(ジャニーズJr.から)そういうメッセージが送られてきたのは事実です。滝沢はキスが好きなんですよ。強制的にキスをさせるって」 【写真】キス強要について弁護士を通じて答えた滝沢氏。Kis-My-Ft2など若手ジャニーズを鋭い目線で指導する若かりし頃の滝沢氏ほか、東山紀之氏や森光子さん、山口達也氏らとの笑顔写真も。 本誌『女性セブン』の取材にこう話すのは、ジャニーズ性加害問題当事者の会(以下当事者の会)の代表を務める平本淳也氏(57才)である。 当事者の会は《ジャニー喜多川による性被害を被り、その事件を告白・告発したメンバーで立ち上げた有志の組織》(公式ホームページより)。今年6月に創設されて以来、ジャニーズ事務所に対し、被害者との対話や救済基金の設立などを要望してきた。 「7月に国連人権理事会による聞き取り調査に参加し、9
《もうやめて》《聞きたくない》――。 ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏(2019年に死去)による性加害問題で、同事務所の現役メンバーのファンとみられる人からの「悲鳴」とも受け取れる声がSNS上で広がっている。 【写真】ジャニー氏の庇護を受けてきた東山紀之の“裏の顔” 超人気女優との"同棲"も事務所パワーで握り潰す 「7人目のV6が顔出し告白『激痛でベッドから…』」。ジャニーズ事務所の性加害問題を1990年代から報じ続けている「週刊文春」は9月28日号で新たな被害者の告発を報じた。 記事によると、元ジャニーズJr.だった木村伸一氏(46)で、95年にジャニー氏から自分が受けた性被害の生々しい状況を詳細に語っており、ジャニー氏から「V6に入ってよ」とデビュー会見の日時まで告げられたことも明かしている。 ■元キスマイ・飯田恭平氏も この問題をめぐっては、「Kis-My-Ft2」(キ
ジャニーズ性加害問題当事者の会のイズミ氏(仮名)が取材に応じ、俳優でジャニーズ事務所の東山紀之社長(56)が社名を変えなかったことへの悲痛な思い、母子家庭で地方組だったからこそ受けた故ジャニー喜多川元社長の性加害の実態を告白した。 【写真】元気だった頃のジャニー喜多川 イズミ氏は社名について「変えるべき。被害者は『ジャニーズ』という名前で苦しめられている。東山社長には『ジャニーズ』と見たり聞いたりするだけで、苦しくなることを分かってほしい」と訴えた。 10代前半のジャニーズJr.だった当時に受けた、ジャニー氏の性加害を生々しく証言した。 「僕は母子家庭で地方組でもあったので、レッスン前日に合宿所に泊まった時に毎回被害に遭いました。その瞬間、ジャニーさんのことを蹴って、警察に行きたかったけど…。母親は遠くにいるからすぐに家に駆け込むこともできない。それに警察に話したら、未成年なので親に連絡が
お盆の墓参りなどで、線香とともになくてはならない「ろうそく」。しかし、そのろうそくの火が、まれに飛ぶ現象が起きるといいます。 ■10年前の火災…カギを握ったのは水分 2013年、大阪府枚方市の住宅で起きた、ぼや火災。この時、ろうそくの火が飛んだことが原因だったことが初めて確認されました。 出火原因の調査で、カギを握ったのは、水分でした。 枚方寝屋川消防組合 小椋幸浩消防司令長:「現場で家の人から聞き込みをするんですけれども、そのなかで『ろうそく立てを洗って使った』ということがありましたので。もしかしたら、水滴がついていたのかなと最初の時点で疑った」 ■実験で火が…「30センチくらい飛んだ」 枚方寝屋川消防組合が行った、受け皿に水分が残った状態での実験です。 バチバチと火が水分に触れた音がした後、火が飛びます。実験では、5本のうち2本の火が飛びました。 小椋消防司令長:「みんなびっくりしまし
1988年にフランスで承認された「飲む中絶薬」は、今春、日本で承認された。だが、現在でも全国で取り扱っている施設はわずか34カ所(7月23日時点)。なぜ35年も承認に至らず、今も普及しない状況にあるのか。複数の医師は「日本産婦人科医会(医会)」の影響を口にした。「掻爬(そうは)」であれば、10分の手術で約10万円。経験に基づく安全性のもと、女性の心身は配慮されてこなかったのではないか。医師や医会、薬事政策に関わる政治家らに聞いた。(文・写真:ジャーナリスト・古川雅子/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 独自に行った28人への取材をもとに、3回シリーズで「35年の真相」を追う。第2回の本記事では、中絶を行う医師や医会が経口中絶薬を長年扱おうとしなかった理由を取材した。 JR田町駅近くの婦人科クリニック。5月末の早朝、一人の女性が訪れた。女性が院内で服用したのは、飲むだけで人工妊娠
米沢牛の産地の一つ、山形県小国町では黒い牛の体をシマ模様にペイントしているという。その姿はまるでシマウマだ。牛が、ウマ化するとは、牛の沽券にかかわる一大事のようにも思える。しかし、そこには牛のことを思うちょっと変わった愛情があった。 【写真を見る】美しく輝くゴールデン・シマウシも…畜産家も笑いそうになった施策のスゴい効果 ■「笑っちゃいそうになったけど・・・」“シマウシ”に姿を変えて モウ~NOストレス! 山形県南部にある置賜地方。日本三大急流の一つ、最上川を有し、周囲を山々に囲まれた自然の恵みが豊かな場所だ。ここは日本有数のブランド牛「米沢牛」が育まれる場所としても有名なのだが、3年前からある取り組みが注目を集めている。 それは、牛の『シマウマ化』だ。黒毛和種の、つやのある黒く美しいボディに、白い縦じま模様が浮き上がり、まさにシマウマのような様相だ。牛たちに一体何が起きているというのだろ
ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏の性加害問題が報じられ始めて4か月が経過した。 その発端は、3月7日のイギリスの公共放送・BBCによるドキュメンタリー『J-POPの捕食者──秘められたスキャンダル』だった(BBC『J-POPの捕食者──秘められたスキャンダル』は現在YouTubeで無料で全編観賞可能)。しかし、当初それに追従したのは、過去にこの問題を告発した『週刊文春』を除けば、一部のウェブメディアのみだった。テレビと新聞は4月中旬まで沈黙を続けた。 その後、報道はなされるようになったが、テレビ局や番組によって現在もばらつきは見られる。それはいったいどの程度の違いなのか。そして、なにを意味するのか。 先週(7月2週目)までのテレビ報道を数値化したうえで分析・検証していく。 「メディア選別」をしたジャニーズ 最初に、テレビ報道全体の推移を確認しておこう。 報道のきっかけとな
元ジャニーズJr.のタレント、カウアン・オカモトさん、橋田康さん、二本樹顕理さんの3名が、6月5日、児童虐待防止法改正を求める約4万人の署名を国会に提出しました。ジャニーズ性加害事件を取り締まれなかったのは法律に不備があったからなのでしょうか。これとは別に今年は性犯罪に関する法改正もあるなど、わかりにくい状況になっているため、整理が必要と考え、元検事で現在弁護士の村上康聡先生にお聞きすることにしました。 ■動画解説 リスクマネジメント・ジャーナル(日本リスクマネジャー&コンサルタント協会) https://www.youtube.com/watch?v=DypSqYQyblc 児童に淫行させてはならない、と法律に明記石川:ジャニーズ性加害事件で私がもっとも衝撃を受けているのは、年数の長さと被害者数の多さです。映画「スポットライト」にもなった米国カトリック教会神父による児童への性的虐待では数
タレントのデヴィ夫人が18日、自身のツイッターを更新し、創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題で揺れるジャニーズ事務所に言及した。 【写真】元気だったころのジャニーさん この日ツイッターで「私はジャニー氏をよく知っている」と切り出したデヴィ夫人は「ジャン・コクトーがジャン・マレーを愛したように、そのような特別な世界、関係性というものはある。ジャニー氏は半世紀に渡って日本の芸能界を牽引し、スターを育て、その非凡な才覚で何億何千万という人々を楽しませ、夢中にさせてきた。昨今の流れは偉大なジャニー氏の慰霊に対する冒涜、日本の恥である」と指摘。ジャニー喜多川氏による性加害問題を、国連人権理事会「ビジネスと人権」作業部会が調査するまでに発展した流れを疑問視する。 さらに「ジャニー氏が亡くなってから、我も我もと被害を訴える人が出てきた。死人に鞭打ちではないか。本当に嫌な思いをしたのなら、その時なぜすぐに
『SMAP X SMAP』最終回を一面で報じるスポーツ紙=2016年12月27日(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ) ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の生前の性加害疑惑が大きな問題となっている。そこでは性加害の有無だけでなく、その報道に腰が引けているマスメディアの姿勢も明らかになりつつある。そこで7年前に生じたSMAP解散報道について書いた記事を再掲する。朝日新聞社の媒体で朝日新聞の記者を批判することを許してくれた当時の『WEBRONZA』編集部にはあらためて敬意を表する(初出:『WEBRONZA』2017年2月10日/朝日新聞社)。 日本社会の“雑なまなざし” 先日、『SMAPはなぜ解散したのか』(SB新書)を上梓した。その内容は、SMAPを切り口に芸能界の問題を日本のポップカルチャーの問題に敷衍し、また、労働問題やソフトパワー政策の問題として法律や他国の状
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