【ワシントン時事】米ホワイトハウスは24日、オバマ大統領が、新型インフルエンザ流行に関して「国家緊急事態」を宣言したと発表した。新型インフルエンザ対策に必要な医療・衛生措置について、政府の担当当局に通常の議会手続きを経ずに機動的に実施できる権限を付与する。 米国では新型インフルエンザによる死者が1000人を突破、感染者は数百万人に上っている。 大統領は23日に署名した宣言で「感染拡大阻止へ政府や個人、地域社会のあらゆるレベルで前例のない対応を取ってきたが、米国中で感染者数は急速に増え続けている」と警告を発した。 【関連ニュース】 ・ 【特集】新型インフルエンザ ・ 〔特集〕Changeの行方 オバマ政権 ・ 〔写真特集〕新型インフルエンザ ・ 国務次官補に対北制裁調整官=米大統領 ・ 新型インフルの死者1000人超に=米