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社会と映画とanimeに関するkommunityのブックマーク (35)

  • 「ヒープリは不遇だったと言わせるつもりはない」と語る悠木碧の思いに、僕たちができること

    記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 「ヒーリングっど・プリキュア」(「・」はハートマーク)は不遇な作品である。 コロナ禍の影響で2カ月間の再放送を余儀なくされ、全国各地で行われるはずだったイベントも軒並み中止、春の映画は二度も延期となり、玩具や関連グッズの売り上げも大きく落ち込みました。 これを不遇と言わずして何と言うのでしょう。 だって、クリスマス前の商業的にも大切な日曜日に「秋の行楽」のお話が放送されていたのですよ。「ヒーリングっど プリキュア」は、新型コロナ禍に巻き込まれた不幸な作品なのです。 自分はずっとそう思っていました。 しかし、プリキュアたちはそうは思っていなかったようです。 キュアグレース役の声優、悠木碧さんは「ヒーリングっど プリキュアを不遇だったと言わせるつもりはない」と力強く語っているのです。 「ヒーリングっど プリキュア」の主人公の一人キュアグ

    「ヒープリは不遇だったと言わせるつもりはない」と語る悠木碧の思いに、僕たちができること
  • 映画「ゆるキャン△」レビュー 愛に満ちた「社会人物語」の大傑作

    テレビアニメの劇場版」としても、「社会人物語」としても、最上級の作品を見届けた。7月1日より劇場公開されている映画ゆるキャン△」が、そうだったのだ。 映画ゆるキャン△」 7月1日(金)全国ロードショー 配給:松竹 (C)あfろ・芳文社/野外活動委員会 溢れんばかりのキャラクターへの愛と、そして優しいメッセージに触れ、終盤では涙がポロポロこぼれ落ちた。個人的に「トップガン マーヴェリック」をも超えて、2022年のベスト1候補の映画作である。「ゆるキャン△」を全く知らないという方でも、丁寧に紡がれた物語と、かわいいキャラクターが織りなすクスクスと笑えるコメディー要素、そして劇場のスクリーンで映える演出を大いに楽しめるはずなので、老若男女を問わず幅広い世代に見ていただきたい。 映画ゆるキャン△予告 「その後」を描いた物語 テレビアニメ化だけでなくドラマ化もされた漫画ゆるキャン△

    映画「ゆるキャン△」レビュー 愛に満ちた「社会人物語」の大傑作
  • 空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ

    今週ほどこのコラムが書きにくい週はない。全国各シネコンの公開初日の異常なまでのスクリーン割り多さが明らかになった先週半ば以降、ソーシャルメディア→ウェブメディア→テレビという順番で、あらゆるところで話題の中心となっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の爆発的ヒット。今さら数字を上げるのも躊躇われるが一応。10月16日に公開された同作の初日金曜日の動員は91万507人、興収は12億6872万4700円。土日2日間の動員は251万人、興収は33億5400万円。オープニング3日間の動員は342万493人、興収46億2311万7450円。いずれも2位以下を大きく引き離して、歴代1位となる空前の初動成績を打ち立てた。 この数字は、先週末2位に初登場した『夜明けを信じて。』の約25倍。今年公開された『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』、『事故物件 恐い間取り』

    空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ
  • 「火垂るの墓」 ジブリで最も暗い作品が今も持つ重要性 - BBCニュース

    アニメ界の巨人スタジオジブリは、「となりのトトロ」など明るい内容の名作で知られるが、同社が30年前に発表した、第2次世界大戦時を舞台にした「火垂るの墓」は、今も強く心に響くメッセージを持っている。 野坂昭如氏による1967年の同名小説を原作とし、今月5日に死去した伝説的なアニメーション監督でスタジオジブリの共同創設者、高畑勲氏が製作したアニメ映画は、第2次世界大戦末期の日で必死に生き延びようとする、孤児の兄妹の物語だ。 映画の冒頭から結末は予告されている。独りぼっちの少年、清太は三宮駅で餓死する。所持品から清掃員が見つけたのは、ドロップ缶に入った少量の灰と骨のかけらだった。何の変哲もない缶は近くの野原に投げ捨てられ、空に向かった清太の魂は4歳の妹、節子の魂と再開する。

    「火垂るの墓」 ジブリで最も暗い作品が今も持つ重要性 - BBCニュース
  • 庵野秀明と終わらない90年代。『シン・ゴジラ』を経てたどり着いた『旧エヴァ』という爆心地

    「日の90年代」の象徴90年代。それはデッドエンドの時代だったといっては乱暴だろうか? もちろん時代を一言で表現するのは乱暴にほかならない。しかし、戦後という時代が行き着くところへ行き着き、右肩あがりの成長や発展は終わりを迎えた。そして一部の人間はその成長の土台に無数の犠牲や屍が転がっていたことに気づき、打ちひしがれた。そんな時代である。これも一側面ではあるだろう。 「我々」の文脈で言うならば、それはNirvana(ニルヴァーナ)「Nevermind(ネヴァーマインド)」を中心とした「最後」のロックンロール・リバイバルが、フロントマンであるKurt Cobain(カート・コバーン)の自殺によって急速に収束した時代。そしてRadiohead(レディオ・ヘッド)のThom Yorke(トム・ヨーク)が報われない恋を世界の終わりかのように嘆く「Creep(クリープ)」で共感を得たのち「OK C

    庵野秀明と終わらない90年代。『シン・ゴジラ』を経てたどり着いた『旧エヴァ』という爆心地
  • 『ラ・ラ・ランド』『君の名は。』が大ヒットする社会の危うさ

    1986年通商産業省(現経済産業省)入省。1992年コロンビア大学ビジネススクールでMBAを取得後、通産省に復職。内閣官房IT担当室などを経て竹中平蔵大臣の秘書官に就任。不良債権処理、郵政民営化、通信・放送改革など構造改革の立案・実行に関わる。2004年から慶応大学助教授を兼任。2006年、経産省退職。2007年から現職。現在はエイベックス・マーケティング株式会社取締役、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社顧問も務める。 岸博幸の政策ウォッチ 小泉政権時代に竹中平蔵氏の秘書官を務め、数々の構造改革を立案・実行した岸博幸氏がテレビや新聞が決して報じない知られざる政治の裏側を暴きます。 バックナンバー一覧 アカデミー賞で6部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』と、日で大ヒットした『君の名は。』には、意外な共通点がある。そこから垣間見えるのは、日米両国の社会が抱える課題だ 今週はアカデミ

    『ラ・ラ・ランド』『君の名は。』が大ヒットする社会の危うさ
  • キネマ旬報ベスト・テン 1位は「この世界の片隅に」 | NHKニュース

    去年を代表する映画を選ぶキネマ旬報ベスト・テンが10日、発表され、日映画の1位には片渕須直監督のアニメーション映画「この世界の片隅に」が選ばれました。アニメーション作品が1位になるのは、昭和63年の「となりのトトロ」以来、28年ぶりです。 日映画や外国映画などのベスト・テンのほか、監督や俳優などに贈られる賞があり、このうち日映画の1位には片渕須直監督のアニメーション映画「この世界の片隅に」が選ばれました。 この作品は、こうの史代さんの漫画が原作で、戦時中の広島や呉を舞台に厳しい生活の中でも明るさを忘れない主人公の女性の日常を描いた物語です。 アニメーション作品が1位に選ばれたのは、昭和63年の宮崎駿監督の「となりのトトロ」以来28年ぶりです。また、片渕監督はアニメーション作品の監督として初めて監督賞を受賞します。 日映画の2位には、庵野秀明さんが総監督を務めた人気映画シリーズの最新

    キネマ旬報ベスト・テン 1位は「この世界の片隅に」 | NHKニュース
    kommunity
    kommunity 2017/01/11
    評価されるべき作品が正しく評価されてるのは嬉しいな
  • 『この世界の片隅に』片渕須直監督インタビュー前編「この空間を想像力で埋めてはいけないと思った」

    11月12日に公開されたアニメ映画『この世界の片隅に』が話題を呼んでいる。こうの史代氏の原作漫画のアニメ化となる作では、太平洋戦争下の日で“普通”に生きる女性・北條すずの生活が丁寧に描かれる。 公開時点では63館という上映規模で始まったが、口コミを中心に評判が広まり、興行収入3億円を突破し今なお客足を増やし続けている。 作を手掛けた片渕須直監督は『魔女の宅急便』の演出補などを務めた後、『アリーテ姫』や『マイマイ新子と千年の魔法』を監督したことでも知られている。 前編では、そんな片渕監督に、原作との出会いから、2010年から6年という歳月を費やし、自腹を切ってまでアニメーション映画化に全力を注いだ『この世界の片隅に』への思いについて、お話をうかがった。 ※『この世界の片隅に』作品編のネタバレを含む内容となります 文:須賀原みち 原作者・こうの史代は「自分によく似た遠い親戚」 ──まず

    『この世界の片隅に』片渕須直監督インタビュー前編「この空間を想像力で埋めてはいけないと思った」
  • 「本来は、アニメは1人で作れるものです」 「この世界の片隅に」片渕須直 監督インタビュー(後編):日経ビジネスオンライン

    現在ロードショー公開中のアニメーション映画「この世界の片隅に」の片渕須直監督に、日経ビジネスオンラインで「宇宙開発の新潮流」を連載している松浦晋也さんがインタビュー。意外に見える組み合わせですが、実は宮崎駿氏も一目置く航空史家である片渕監督と、航空宇宙の専門家にして映画マニアの松浦さんはのっけから噛み合わせ抜群。未読の方は是非、前編「『この世界の片隅』は、一次資料の塊だ」からお読み下さい。(ちなみに、松浦さんの映画評をもっと読みたい方は、こちら) (編集部:山中) 片渕須直(かたぶち・すなお)氏 アニメーション映画監督。1960年生まれ。日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚家として参加。『魔女の宅急便』(89/宮崎駿監督)では演出補を務めた。T Vシリーズ『名犬ラッシー』(96)で監督デビュー。その後、長編『アリーテ姫』(01)を監督。TVシリーズ『BLAC

    「本来は、アニメは1人で作れるものです」 「この世界の片隅に」片渕須直 監督インタビュー(後編):日経ビジネスオンライン
    kommunity
    kommunity 2016/12/09
    良かった・・・アンノ監督だとすずが首締める周作さん見て「気持ち悪い」→劇終になっていたかもしれない(白目)
  • 「本当に呉にそっくりなの、あの頃の呉にそっくりなの」 …映画「この世界の片隅に」をめぐって

    a͟e͟r͟o͟d͟y͟n͟a͟m͟i͟k͟ ͟/͟/͟ @aerodynamik_tw 「この世界の片隅に」の上映後、啜り泣きと拍手が響き、ゆっくりと照明が点いて皆が余韻の中言葉少なに席を立っていく中、後ろの席に座っていらした恐らく80代のご婦人が「私ね呉に住んでいたのよ、当に呉にそっくりなの、あの頃の呉にそっくりなの」と隣の見知らぬ若者に語りかけていた。 2016-11-24 00:58:49 a͟e͟r͟o͟d͟y͟n͟a͟m͟i͟k͟ ͟/͟/͟ @aerodynamik_tw ご婦人はその事をどうしても直ぐに誰かに伝えたくて、見知らぬ隣の席の若者に語りかけたのだろう。「片渕監督の執念にも似た細密な時代考証」などという言葉にしてしまうと途端に魔法が消えてしまいそうな気がするが、何かを伝える、伝わるというのはきっとこういうことなのだ。 2016-11-24 01:08:02

    「本当に呉にそっくりなの、あの頃の呉にそっくりなの」 …映画「この世界の片隅に」をめぐって
  • 『「君の名は。」ヒットの裏側』記事に震えた話

    暖簾⋈日常用 @noren_tweet 遅れながら、新聞なう。 …といっても、普通紙じゃなくて地元紙の別売紙面から。 「君の名は。」ヒットの裏側。 制作会社の川口社長を取材してるんだけど、内容がエグい。 大々的に推したい。 2016-10-04 08:50:47 暖簾⋈日常用 @noren_tweet "「新海さんは天才。いずれ大ヒットを生む」とほれ込んだ。 ところが、第一作「ほしのこえ」(02年)を紹介してもらおうとテレビ局などを回ったが、「無名の新人の作品は受けられない」と断られた。 「嫌々引き受けてもらっても新海さんは幸せになれない」。 自社でDVDを製造した。" 2016-10-04 08:55:03 暖簾⋈日常用 @noren_tweet "大々的な宣伝はなかったのに、作品の予約は2万5千に達した。 最終的に12万を売り上げた。 その後、伊藤忠はアニメ事業から撤退。 川口氏は

    『「君の名は。」ヒットの裏側』記事に震えた話
  • 『君の名は。』新海誠インタビュー後編 震災以降の物語/『シン・ゴジラ』との共時性?

    新海誠監督が手掛ける映画最新作『君の名は。』。作は、エンターテインメント性にあふれるアニメーション映画として、新世代のマスターピースになりうると同時に、「2011年以前では決して生まれることのなかった作品」(新海監督)だという。 日人の価値観を大きく変えた出来事をモチーフの1つに、願いや祈りを物語の軸としたことで生まれた結末。 インタビュー後編では、ラストの決断に至った背景や、奇しくも同年に公開された怪獣映画との偶然についても言及する。(取材は8月13日に行ったもの) ※稿には、物語の核心に触れる記述があるため、映画『君の名は。』および、小説版を未見の方にはネタバレになる恐れがあります。ご注意ください。 取材・文:恩田雄多 編集:新見直 『君の名は。』は震災以降でなければありえなかった作品 ──監督ご自身は「自然な変遷の中で生まれた作品」と語られましたが(前編)、やはり個人的には、過

    『君の名は。』新海誠インタビュー後編 震災以降の物語/『シン・ゴジラ』との共時性?
  • ディズニーがズートピアの削除シーンを公開。→「テーマが重すぎる」「肉食獣に電気ショックを与える首輪がついていたなんて...」

    Hetare_takumu @Hetare_Takumu ズートピアの削除シーンが公式から出てる.かなり重いシーンが多くて,個人的にはこっちのズートピアが見たかった. 特に最後の首輪のシーンは心掻き乱される. Zootopia - All Deleted Scenes youtu.be/EMshB5s_9Lk 2016-05-22 20:35:33

    ディズニーがズートピアの削除シーンを公開。→「テーマが重すぎる」「肉食獣に電気ショックを与える首輪がついていたなんて...」
  • かぐや姫の物語 感想その二 高畑勲監督は原作の良さを自己中心的に曲げたダメ映画 - 玖足手帖-アニメブログ-

    以前にも悪評を書いたのだが、今回テレビ放送を受けて、改めて批判するとともに、原作を読み直してみた。 ちなみに、今まで黙ってたけど、かぐや姫の物語な、表現としては最高に評価しているけど、物語としてはインテリ左翼のダメな部分が出過ぎていて大っ嫌いです。 なんだよ、あの御門の露骨に差別的な顔。あの不自然に長い顎。 色んな人がいて、キャラクターの顔を声優を戯画化したものに似せて書いているのだが、御門だけ、中の人よりも数倍顔が長く、気持ち悪い成金趣味のキンキラ金の権力者としてわざとらしく書いてある。当に、インテリ左翼が帝王に対して抱く理屈が先走って、キャラクターを歪めている 月に帰すための段取りとして、「御門を生理的に嫌う」って言うのを入れて、その説得力を「顔の気持ち悪さ」にしているのが、当にストーリーテリングとしてダメダメ。 数か月越しにかぐや姫の物語のストーリーの感想。 - 玖足手帖-アニメ

    かぐや姫の物語 感想その二 高畑勲監督は原作の良さを自己中心的に曲げたダメ映画 - 玖足手帖-アニメブログ-
  • アニメ『楽園追放』は"社会の壁"を壊してヒットを勝ち取った (1/5)

    <前編はこちら> 東映アニメーション40年ぶりのオリジナル劇場アニメ『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は、わずか13館での上映にもかかわらず興行収入1億8000万円を超え、BDの売れ行きも順調だ。このヒットの裏には、VFXスーパーバイザー出身という異色の40代新人プロデューサー・野口光一氏の姿があった。 セルルックに変えても避けられないCG特有の“不気味の谷”を乗り越えるため、ひいては初のプロデュース作品を成功に導くため、野口Pは膨大な手間(=人件費)がかかる“豊かな表情”の作成を決断。 それは困難な挑戦だったが、3DCGを得手とする制作会社グラフィニカと、2Dアニメの演出方法を心得る水島精二監督、演出・京田知己氏らの“異文化交流”によって、首尾よく不気味の谷の飛び越えに成功する。 めでたく制作のめどは立ったものの、今度は作品を観客に届けるための座組み作りで難問

    アニメ『楽園追放』は"社会の壁"を壊してヒットを勝ち取った (1/5)
  • 「40代で負けたら2度目はない」――『楽園追放』は勝つためのフィルム (1/5)

    <後編はこちら> オリジナル、SF、そして全編オール3DCG――。企画立ち上げ当時の映像業界では「当たらない」と言われた3要素をすべて兼ね備えていた劇場アニメ『楽園追放 -Expelled from Paradise-』。しかし蓋を開けてみれば、公開同日発売の数量限定BDが初週で完売、わずか13館での上映にもかかわらず興行収入は約2ヵ月で1億8000万円を超えるヒット作となった。 まさに三重苦からの大逆転劇を仕掛けたのは、今作が初プロデュース作品となる野口光一氏(東映アニメーション)。元々、VFXの専門家として名の知られていた野口氏だが、突如会社からプロデューサーへの転身を求められ、徒手空拳で未知の役職に挑んでの第1作だった。 自らの内側にある壁を壊すことで成長してきたクリエイターが、初めて自分の外にある壁――社会を乗り越える必要に迫られたとき、“負けが許されない40代の新米プロデューサー

    「40代で負けたら2度目はない」――『楽園追放』は勝つためのフィルム (1/5)
  • ベイマックスの「政治的正しさ」とクールジャパン

    政治的正しさ(PC)」にコストを払うのは、今やグローバルなビジネス展開において合理的なのだという話。PCにコストをかけるのは、「時代考証」と同じで作品に深みを与えるのに不可欠な作業なのだ、という指摘におーっと思ったのでまとめ。 一方で、これを俯瞰してみると、 - ディズニーに代表されるグローバル企業は、コストを支払えるので多様性をより良く達成し品質の高い作品を作れる。 - ローカルな創作者は、コストが払えないので地域の文化(と偏見)に根ざした作品作りへと陥り、結果としてグローバルな市場において淘汰される。 続きを読む

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  • 「原作と違う!」と怒る人が多いけど - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    音声ファイル有料ダウンロード「町山智浩の映画ムダ話」、今回は「映画と原作の関係について考えた」と題して、いろんな原作つき映画について話しています。 https://tomomachi.stores.jp/#!/items/540b9d6186b1885d1d000bf8 公開中の『ルパン3世』は「元のアニメと違う!」と怒っている人が多いが、『ホットロード』は原作にものすごく忠実だから、その点で文句を言うひとはいない。でも、文句どころか誰も何の反応もしない。論議も呼ばずにほとんどスルー。これはどういうことか。 映画にとって原作に忠実であることは作品の質や興行にとってどれほど重要なのか? 『ブレードランナー』は原作とまるで違うが、違う点こそがこの映画を傑作にした。 ということで、『羊たちの沈黙』『スターシップトルーパーズ』『博士の異常な愛情』『フォレスト・ガンプ』『ダイ・ハード』『ザ・ミスト』

    「原作と違う!」と怒る人が多いけど - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • おおかみこどもの気持ち悪さについて

    美魔女とかとはほぼ無縁のところにいる母です。 昨日のおおかみこどもは全く生理的に受け付けなかった。 農業とか表現媒体としてのアニメーションも嫌いではないために余計に屈辱を感じた。 ああいうマイノリティを描こうとする時に多くの監督はドキュメンタリーを選ぶと思うんだけど、何故アニメ。しかも流行りの監督らしい。 流行っているといってもそれはアニメ界でのことで一般の家庭ではそんなに知られていなかった監督だと思う。 漠然と、「最近アキバなどに集うオタク層で支持されている監督が、ジブリの次を担う一般家庭向けのアニメを作った」と思っていた。 どちらかといえば好意的に。 ところが見終わった後の後味の悪さといったらない。金曜ということもあり家族で見たのだが、説明に困る場面も多く、これは家族向けではないと判断した。 すさまじいまでに普通に家庭を営んでいる私たちへの敵意が感じられる。 例えば都会で苦学生をしてい

    おおかみこどもの気持ち悪さについて
  • 映画「風立ちぬ」を批判する - 紙屋研究所

    宮崎駿監督の『風立ちぬ』を観た。お盆で帰省し、子どもを見てもらっている間に夫婦で。 ちょっと長くなると思うので、最初に結論書いておこうか。 恋愛要素は男目線で気持ちがノッた。 飛行機にかける夢についてはロジックがまったく詰め切れられておらず、面白くなかった。 零戦をつくった責任について無邪気すぎるという点が最大の批判点。 えーっとネタバレもありますから、読む人は承知して読んでほしい。 あらすじを知らない人はここを読まないだろうけど、一応。零戦(零式戦闘機)の設計者として有名な堀越二郎という実在の人物の半生を描き、それに堀辰雄の小説『風立ちぬ』のラブストーリーをまじえ、菜穂子という少女との恋愛をからめて虚構化した作品。 ジブリの公式のあらすじ解説はこちら。 http://kazetachinu.jp/story.html 恋愛要素は男目線で気持ちがノッた 菜穂子との恋愛は、(;゚∀゚)=3ム

    映画「風立ちぬ」を批判する - 紙屋研究所