最近はPM関連の話題がとても多く、見積もり手法に 関することが取り上げられる場面も良く目にします。 その中で「WBS」や「WBS見積もり」といった言葉が出てきますが、 人によって意図する中身が異なっているケースがあるようです。 PMBOKにおいてはWBSは「スコープ定義」プロセスの成果物であり、 個々の開発担当者の実作業項目よりもやや大きいレベルの 「ワークパッケージ」を単位とします。 開発担当者の実作業項目は「アクティビティ定義」プロセス の成果物である「アクティビティリスト」に相当します。 文脈的には「アクティビティリスト」を指しているけれども それを「WBS」と呼んでいるケースでは人によっては意図が うまく伝わらない場合があります。 同じことが「WBS見積もり」という言葉においても言えます。 PMBOKには「WBS見積もり」という見積もり手法は明示的には 存在しません。PMBOKでは