少し前の記事なのだけど、「帰ってきた炎の営業日誌 杉江由次」6月7日が気になってます。 営業に訪れた杉江さんに対し、いかにして店頭にある本をお客さんに手にとってもらうかを考えるのは「書店員の仕事」と言い切る書店員さんが、そのあとにこんなことをいうのです。 「でもですね、それが最近まったく伝わらないんですよ。POPを書いても多面展開しても手にも取ってもらえない、素通りなんです。その代わりテレビでちょっと紹介した本とか、そんなのばっかり競い合うように買われていく。」 (「帰ってきた炎の営業日誌 杉江由次」6月7日より) つまりこれは、この本を読んでほしいと、手にとってほしいと、売る側がいろいろな工夫をしても、書店に来るお客さんは、それをほとんど考慮しないと、書店に来た時点で、すでに「買う本」はほぼ決まってると、そういうことなのでしょう。 最近の読者さんは、もう書店に「新たな本との出会いの場」