名古屋鉄道は、名古屋駅周辺で計画する大規模な再開発の素案をまとめた。自社と、隣り合う近畿日本鉄道や三井不動産の区画の複数のビルをまとめて、地上50階程度の高層に建て替える案が軸だ。商業施設やオフィス、ホテル、マンションが入る複合ビルとする。リニア中央新幹線の品川―名古屋間が開業する2027年までの完成をめざす。 再開発の対象は、名鉄百貨店本館や近鉄パッセ、ヤマダ電機が入る三井不動産のビルなど5棟。南北に細長い計約2万6千平方メートルの敷地にあり、すべて取り壊して一体で建て替える。総事業費は約2千億円と見込む。名古屋駅周辺で最大級のビルになりそうだ。 新ビルには、今の名鉄グランドホテルに代わって、外資系ホテルブランドを誘致する方針。商業施設部分は名鉄百貨店を存続させる方向だが、再開発を進める中で引き続き検討する。マンションは主に単身者向けを想定している。 また、今の地下部分には名鉄や… こち