截金が美しい橋寺放生院の地蔵菩薩立像=京都府宇治市、伊藤菜々子撮影 秘蔵されている古文化財に光をあてる、秋の「京都非公開文化財特別公開」が11月に開かれる。主催の京都古文化保存協会が25日、概要を発表した。京都、八幡、宇治3市の社寺など21カ所。朝日新聞社が特別協力する。 橋寺放生院(はしでらほうじょういん=宇治市)の地蔵菩薩(ぼさつ)立像(国重要文化財、高さ1・9メートル)は鎌倉時代の木造で、截金(きりかね)による衣の文様をほとんど往時のまま残す。細く切った金箔(きんぱく)を張り付け巧みに描いた唐草や花、鳥などを間近で拝観できる。 その他の公開は次の通り。 上賀茂神社▽大徳寺山内真珠庵(しんじゅあん)▽清浄華院(しょうじょうけいん)▽浄福寺▽廬山(ろざん)寺▽慈受院▽冷泉家▽下鴨神社▽法然院▽三十三間堂本坊妙法院▽知恩院三門▽東福寺三門▽東福寺山内永明(ようめい)院▽西念寺▽東寺
一般公開では、窓ガラス越しに墓道部(手前)と石室(奥)の外観を見ることができる=文化庁提供 【塚本和人】文化庁は6日、奈良県明日香村の特別史跡、キトラ古墳(7世紀末〜8世紀初め)の石室を8月に一般公開することを明らかにした。石室からはぎ取った「白虎(びゃっこ)」や「玄武(げんぶ)」など極彩色の四神壁画はすでに公開しているが、石室は初めて。石室は9月以降、墳丘整備に伴って埋め戻されるため、公開は最初で最後になる。 期間は8月18〜25日の8日間。18枚の石を組み合わせて造られた石室(奥行き約2・4メートル、幅約1・04メートル、高さ約1・24メートル)の外観や墓道部(通路)を、窓ガラス越しに見学できる(石室内部は非公開)。村内の仮設修理施設では、高松塚古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)とキトラ古墳の両壁画の一部も公開する。いずれも7月上旬ごろ、1日あたり最大450人程度を募る。無料。
4月、ラサ市内では中国国旗がはためく中で都市の再開発が進んでいた=オーセルさん提供4月、ラサ市内の川でも大規模な工事が進んでいた=オーセルさん提供仏教寺院が並ぶラサ旧市街で派手な宣伝活動をする商業施設。武装警察の姿も見える=中国のインターネットから 【北京=林望】中国チベット自治区のラサ旧市街で、昨年末から大規模な再開発が進み、伝統の町並みが様変わりしようとしている。見かねたチベット出身の作家の訴えに各国のチベット研究者が応え、ユネスコに調査を求めている。 ラサ市は昨年12月、15億元(約250億円)を投じて旧市街保護プロジェクトを始めた。「文化財の保護、住民生活の向上、都市イメージの向上」(市住宅建設局幹部)を掲げる。世界遺産の歴史地区に含まれるチベット仏教の聖地ジョカン寺の周辺で、古い商店や住宅の移転改築、道路の舗装や下水工事、寺院の修復などを進めている。 これに異議を唱えたのは
熱田神宮の本殿へ向かう参道は木々に囲まれている=名古屋市熱田区酔笑人神事で一斉に笑い声をあげる神主ら=4日午後7時25分、名古屋市熱田区の熱田神宮、原知恵子撮影熱田神宮の歴史熱田神宮の地図 【原知恵子、諸星晃一】名古屋市熱田区の熱田神宮が今年、創祀(そうし)1900年を迎えた。伊勢神宮の式年遷宮が注目されるが、熱田神宮も古事記と日本書紀に由緒が記された数少ない神社で、皇位継承の象徴とされる「三種の神器」の草薙剣(くさなぎのつるぎ)をまつったのが始まりとされる。8日には記念大祭を開くほか、東京でもPR活動をするなど、知名度アップをめざす。 ■際立つ歴史 地元は親しみ 4日夜、約1300年前に草薙剣が皇居から神宮に戻ってきた故事にちなむ「酔笑人(えようど)神事」があった。 「わっはっは〜!」。約15人の神主たちが笛の音を合図に一斉に笑うと、参拝者からもクスクスと笑いがもれた。 熱田神宮
トップ > 静岡 > 5月2日の記事一覧 > 記事 【静岡】 富士山世界遺産へ 「三保松原」景観改善に努力 Tweet mixiチェック 2013年5月2日 富士山の世界文化遺産への登録を勧告した国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)が、登録の条件として三保松原(みほのまつばら)(静岡市清水区)の構成資産からの除外を求めたことに、静岡県の川勝平太知事は一日の会見で「景観上、審美的に問題との指摘はまともに受け止めた方が良い」と述べ、周辺の景観改善に取り組む姿勢を示し、三保松原も含めた登録を目指す方針を明らかにした。 イコモスは三十日の勧告で「三保松原からの富士山の展望は潜在的に問題。防波堤(消波ブロック)のために審美的な観点から望ましくない」と指摘し、構成資産からの除外を求めた。 会見で川勝知事は「静岡市と共同して取り組む。市との協議をスタートさせたい」
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