日本国内の少なくとも2組織のWebサイトが改ざんされ、Adobe Flash Playerの脆弱性を突く攻撃に利用されていたという。 セキュリティ企業の米FireEyeは7月19日、日本国内の少なくとも2組織のWebサイトが改ざんされ、Adobe Flash Playerの脆弱性を突く攻撃に利用されているのを発見したと伝えた。 悪用されていたのはイタリア企業HackingTeamからの情報流出で発覚した脆弱性(CVE-2015-5122)。正規のWebサイトを改ざんしてマルウェアをダウンロードさせる仕掛けになっていた。Adobeは7月14日にリリースした更新版でこの脆弱性を修正しているが、FireEyeが攻撃を確認したのも7月14日だったとしている。 改ざんが見つかったのは国際交流サービス協会(IHCSA)のWebサイトとコスメテックのWebサイトで、ユーザーをリダイレクトして、脆弱性悪用
Flashの脆弱性問題が連日報道される中、6月にFacebookの最高セキュリティ責任者(CSO)に就任したばかりのアレックス・スタモス氏が「Adobe SystemsはFlashの終了期日を決めて発表するべきだ」とツイートした。 「Adobe SystemsはFlashの終了日を宣言し、Webブラウザ企業にその日にFlashを無効化するよう依頼すべきだ」──。米FacebookのCSO(最高セキュリティ責任者)に就任したばかりのアレックス・スタモス氏は7月11日(現地時間)、自身のTwitterアカウントでこうツイートした。 これは、ここ最近相次いだFlashの脆弱性発覚を受けたもの。7日に伊Hacking Teamが発表した顧客データ流出で発覚した脆弱性に対処するパッチが提供されたのは発覚から1日後だった。 この後さらに2件の深刻な脆弱性が報告され、Adobeは12日の週に臨時セキュリ
11月28日、Evernote(エバーノート)のユーザー向けに「Adobe社の個人情報流出問題に関する重要なお知らせ」というメールが配信された。 アドビシステムズが不正アクセスによってユーザーの名前とAdobe ID、暗号化パスワードやクレジットカード番号といった顧客情報が流出したことが判明したのは10月3日。10月末にはネット上で流れる顧客情報を利用し、約3800万人にもおよぶユーザーアカウントに攻撃があったと発表された。 内容は上記のメール文面のとおり。アドビから流出したデータに含まれるメールアドレスに、Evernoteの登録ユーザーが含まれているのを照合して発見、該当ユーザーに対しての注意喚起を行ったもの。Evernoteの顧客情報は流出していないとはいえ、複数のオンラインサービスをひとつのパスワードで済ませてしまうユーザーも多く、顧客への注意喚起としてはかなり珍しい対応と言える。し
Adobeが290万人分のクレジットカード・ID・パスワード・名前を含むユーザー情報に不正アクセスされたことを発表していますが、実際はその13倍にあたる3800万以上のアカウントが攻撃を受けていたことが明らかになりました。それに伴い、今回流出したAdobeユーザーが使用していたパスワードトップ100もリスト化されて公開されています。 Adobe Breach Impacted At Least 38 Million Users — Krebs on Security http://krebsonsecurity.com/2013/10/adobe-breach-impacted-at-least-38-million-users/ Krebs on Securityによると、3800万人のアクティブユーザーのユーザー名・暗号化されたパスワードが盗まれ、2年以上アクセスのない不特定多数のユー
米Microsoftはここ数年、OSのセキュリティ強化において、かなりいい仕事をしてきた。そのおかげで、マルウェアを使った攻撃は、OSに代わってアプリケーションレイヤーが狙われるようになっている。マルウェア対策ソフトベンダーであるロシアのセキュリティ企業Kaspersky LabsがまとめたITセキュリティ動向に関する最新報告書を見ても、Microsoftのアプリケーションが極めてしっかりとしている一方で、米OracleのJavaや米Adobe Systemsの「Adobe Acrobat」「Adobe Flash」には課題が多いことが分かる。 報告書によると、2012年第3四半期のエクスプロイトのうち、56%はJavaの脆弱性を、25%は「Adobe Acrobat Reader」(バージョン6からは「Adobe Reader」に名称変更)の脆弱性を悪用していた。MicrosoftのWi
米研究チームの発表によると、Adobe Flashを使ってネット上のユーザーの行動をひそかに追跡し続けるサイトが増えているという。 Adobe Flashを使ってネット上のユーザーの行動を追跡し続ける「秘密cookie」を利用するサイトが増えているという。米カリフォルニア大学バークリー校などの研究チームがこのほど論文を発表した。 「Flash cookie」は通常のcookieとは異なり、ブラウザのセキュリティ設定ではコントロールできないという。研究チームが大手サイトによる同cookieの利用実態について調べたところ、調査対象としたサイトの半数以上がFlash cookieを使ってユーザー情報を保存していることが判明した。 中にはユーザーが削除したHTTP cookieを、Flash cookieを使って復活させているケースもあった。しかしその存在についてはサイトのプライバシーポリシーでも
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