大手商社の三菱商事は、国際的に資源価格の低迷が続いている影響で新たに損失を計上することになり、ことし3月期のグループ全体の決算は最終的な赤字が1000億円を超え、創業以来初めて最終赤字となる見通しになりました。 これに伴って、三菱商事のことし3月期のグループ全体の決算は、最終的な損益がこれまでの3000億円の黒字から一転して1000億円を超える赤字となる見通しで、24日にも業績の下方修正を発表することにしています。 三菱商事がグループ全体の決算で最終赤字となるのは、昭和29年の創業以来初めてです。 中国経済の減速などを背景に国際的に資源価格が低迷している影響で、大手商社では三井物産も23日、ことし3月期の決算で創業以来初めて700億円の最終赤字となる見通しを発表しています。