全国の感染症の感染状況のデータです。 約20種類の感染症について全国の感染者数推移や都道府県ごとの感染者数をお伝えしています。
「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、この健康食品を摂取したあと健康被害を訴えている愛媛県内の患者を診察した医師が、NHKのインタビューに応じました。患者は、腎臓機能が低下して、筋力低下などの症状が出る「ファンコニー症候群」だと分かったということです。 インタビューに応じたのは、愛媛大学医学部附属病院の腎臓内科医、三好賢一 医師です。 三好医師によりますと、ことし1月末、愛媛県内の60代の女性がけん怠感や筋肉痛、それに食欲の低下や味覚障害などを訴え、かかりつけ医を通じて、診察に訪れたということです。 血液検査をしたところ、腎臓の働きを示す数値が正常値の4分の1程度に低下するなど、著しく腎臓機能が低下していたということです。 その後、入院して詳しい検査を行った結果、尿細管で尿から必要な栄養素などを再吸収する腎臓機能が低下し、筋力低下やけん怠感
マダニが媒介する感染症SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」について国立感染症研究所はヒトからヒトに感染したケースを国内で初めて確認したと発表しました。感染したのはSFTSの患者を担当した医師ですでに症状は軽快しているということです。 国立感染症研究所によりますと2023年4月、SFTSに感染した90代の患者を診察した20代の男性医師が、最初の接触から11日後に発熱し、その後、SFTSと診断されたということで、ウイルスの遺伝子検査で90代の患者と同じウイルスと考えられることなどからヒトからヒトへの感染と診断したということです。 医師の症状は、すでに軽快しているということです。 SFTSのヒトからヒトへの感染は中国や韓国では報告されていますが、国内で確認されたのは、初めてだということです。 国立感染症研究所によりますと、90代の患者が入院中は、医療従事者は感染対策をとっていましたが、医師は診
南米で蚊が媒介し、高熱などの症状を引き起こすデング熱の感染が例年にない規模で広がり、このうち、ブラジルでは、ことしに入って少なくとも700人以上の死亡が確認されていて、一部の州で地元の当局が非常事態を宣言するなどして、警戒を呼びかけています。 デング熱は蚊が媒介する感染症で、高熱や激しい頭痛、筋肉や関節の痛みなどを引き起こし、症状が重くなると死亡することもあります。 南米ではことし、例年にない規模でデング熱の感染が広がっていてこのうち、ブラジルではことしに入って感染が急激に拡大し、これまでに200万人以上が感染し、少なくとも715人の死亡が確認されています。 ブラジル保健省は感染者の数はすでに記録を取り始めた2000年以降で最も多くなっているとしています。 人口が集中する南東部のサンパウロ州やリオデジャネイロ州、首都ブラジリアなどで感染が広がっていて、地元の当局が相次いで非常事態を宣言して
東京や大阪をはじめ全国で相次いではしかの感染者が確認されています。海外から帰国したり、観光で入国したりした人から感染したとみられ、専門家は「海外に行く人などはワクチンの接種歴や抗体の状況を確認して、必要に応じてワクチンの接種を検討してほしい」と呼びかけています。 目次 《はしかはどんな病気?》 《はしかの感染防ぐには》 はしかは「麻疹(ましん)」とも呼ばれるウイルスによる感染症で、感染力が極めて強く、飛まつや接触による感染だけでなく、空気感染も起きることが知られています。 先月以降、各地ではしかの感染者の報告が相次いでいて、奈良県では海外から入国した男性が感染していたことが分かり、この男性と接触のあった別の男性も感染が確認されました。 また、今月1日にはアラブ首長国連邦から帰国した大阪府の男性がはしかに感染していることが分かり、これまでにこの男性を含め、同じ飛行機に乗っていた男女合わせて8
先週、都内で20代の女性がはしかに感染していることが確認されました。 女性は今月に大阪府で感染が確認された患者と同じ飛行機に搭乗していて、その後、新幹線や都内の飲食店を利用していることから、東京都は、症状が疑われる人は医療機関に相談するよう呼びかけています。 都によりますと、はしかの感染が確認されたのは、都内を訪れていた大阪市在住の20代の女性です。 女性は、今月1日に大阪府ではしかの感染が確認された20代の男性と同じ飛行機に搭乗して先月、UAE=アラブ首長国連邦から帰国していました。 このため、健康観察を受けていたところ、今月8日に、滞在先の都内で発熱や発疹の症状が出て、その後の検査で感染が確認されました。 現在は入院していますが、回復に向かっているということです。 また、女性は、7日の午後1時台の新幹線で大阪を出て東京へ移動し、その日の夜、中央区の飲食店を訪れたということです。 はしか
新型コロナウイルスの「JN.1」はオミクロン株の一種で、2022年に国内でも広がっていた「BA.2」系統のウイルスがさらに変異したものです。 世界各地でこの変異ウイルスが検出される割合が急増していることから、WHO=世界保健機関は、12月18日に「VOI=注目すべき変異ウイルス」に指定しました。 日本国内でも11月頃から増加し、国立感染症研究所によりますと、「JN.1」が検出される割合は12月3日までの1週間で11.6%でしたが、今週の時点では31%に急増していると推定されています。 新たな変異ウイルスの特徴について、WHOは免疫を逃避する能力が高まっている可能性があるとしている一方、入院や重症化のリスクが高くなっているという報告はないとしています。 海外の感染状況に詳しい東京医科大学の濱田篤郎特任教授は「JN.1の割合が増えている国では感染者数が急に増えているところもある。国内でも感染者
「エレベーターに乗るのを諦めて、やむをえずエスカレーターを利用しています」 NHKのニュースポストに寄せられた、ベビーカーの母親の声です。 「電車を乗り継いで、娘の病院に通っています」 ベビーカーでのエスカレーター。 そこには危険がいっぱい。 でも、どうすればいいの? (大阪放送局 記者 井上紗綾 的場恵理子) 声を寄せてくれた奈良市の花田美波さん。 生後4か月の娘は、まだしっかりと首がすわっていません。 口の周りには医療器具を付けています。 日常の動作に気をくばる必要があり、だっこひもに入れる際も、医療器具が当たってけがをしないよう、首を支えながら慎重に進めます。 娘の治療のために月に2回、2時間近くかけて大阪の病院に通っていて、安全な移動にはベビーカーが欠かせません。 ところが、駅のエレベーターがいつも混雑していて乗れないといいます。
利用者の数が日本で最も多いとされるグーグルマップをめぐり、地図上に表示される「クチコミ」に不当な内容が投稿されても削除してもらえず利益が侵害されたなどとして都内の医師がグーグルに対し損害賠償を求める訴えを起こす準備を進めていることがわかりました。 グーグルマップには、表示される施設や場所などに「クチコミ」として個人の感想を投稿したり、星の数で評価したりできる機能が搭載され、利用シーンが拡大しています。 都内のクリニックはこの「クチコミ」で「門前払いされた」といった事実と異なる内容の投稿や理由を書かずに最低評価をつけるなどの不当な投稿が繰り返されているということです。 グーグルに削除を依頼しても「裁判所の命令が必要だ」などとして対応してもらえずクリニックの医師は運営に支障が出ているとして、損害賠償を求めて訴えを起こす方針を決めました。 代理人弁護士によりますと医療機関の場合、患者の希望と適切
東京都がインフルエンザの「流行注意報」を出したことについて、小池知事は「4週間以内に、大きな流行が発生する可能性が高い」として、新型コロナへの感染予防のためにも、換気や手洗いなどの対策を心がけるよう呼びかけました。 インフルエンザについて、東京都は21日、統計を取り始めた1999年以降、最も早く「流行注意報」を出しました。 これについて、小池知事は22日の記者会見で「今後4週間以内に、大きな流行が発生する可能性が高いことを教えてくれているので、十分な注意を行ってほしい」と述べ、新型コロナへの感染予防のためにも、換気や手洗いなどの対策を心がけるよう呼びかけました。 また、新型コロナの感染状況については「若干、落ち着きつつあるのではないか。ただ10代の感染が伸びているという状況だ。医療提供体制についても、病院内がバタバタしているということではない」と述べました。 新型コロナウイルスの感染者数が
性感染症の梅毒の感染者が急増しています。特に注意が必要なのが妊娠中の女性の感染で、母子感染すると子どもが「先天梅毒」になり、流産・死産につながったり、難聴や知的障害などが出たりすることも。「自分は不特定多数の人と性行為はしていないから大丈夫」と思っていても、恋人や配偶者からうつってしまうこともあります。症状や治療法は?感染をどう防げばいいのか?性教育漫画がSNSで大きな反響を呼んでいる漫画家のヲポコさんと取材してきました。 (首都圏局/ディレクター 竹前麻里子、科学文化部/記者 三谷維摩) 【漫画でわかる】先天梅毒とは?予防するには? 漫画家のヲポコさんが、梅毒など性感染症に詳しい医師に話を聞き、先天梅毒の症状や予防法をわかりやすく漫画にしました。
国内で「はしか」の感染が広がりつつあります。 はしかは感染力が極めて強く、発症すると重症化して命に関わることもあります。 最新の感染状況、症状の特徴、感染が疑われる場合の対応などをまとめています。 (5月23日現在) 東京都内では3年ぶり 全国で去年上回る感染者数 4月27日、インドから帰国した茨城県内の30代の男性の感染が確認されました。 茨城県は、この男性が乗車した新幹線の車両や、利用した医療機関を公表するなどして注意を呼びかけました。 その後、同じ新幹線に乗っていた東京都内の30代の女性と40代の男性の感染が確認されました。 東京都内で感染が確認されたのは、2020年以来3年ぶりです。 23日、国立感染症研究所が発表した速報値では、ことしの感染者数は5月14日の時点で7人となっています。 はしかの1年間の感染者数は、全数調査が始まった2008年には、国内で大規模な流行があり1万101
東京 調布市の小学校で児童や職員、合わせて104人がインフルエンザに集団感染し、都はこまめな手洗いや換気などの感染対策を呼びかけています。 都や調布市のホームページによりますと、市内の小学校でインフルエンザの集団感染が起きて、16日から学年閉鎖となり、18日は休校となりました。 都の関係者によりますと、18日までに児童や職員、合わせて104人の感染が確認され、いずれも軽症だということです。 今月14日までの、1週間で定点把握をしている都内414の医療機関で確認されたインフルエンザの患者数は397人で、1医療機関当たりは0.96人と全国平均の1.36人を下回っています。 都はインフルエンザは流行していないとしながらも、こまめな手洗いや換気のほか、体調がすぐれないときは外出を控えるなどの感染対策を呼びかけています。
「とにかく、かゆくて!」 夜、寝ていたら体がむずむずして。 電気をつけると布団には虫が…。 屋内で繁殖したトコジラミによる被害です。 専門家は「これから暑くなるうえ、さらにコロナ禍前の人出が戻ることで、改めて広がっていくのでは」と警戒を呼びかけています。 いったい何が起きているのでしょうか? (おはよう日本 ディレクター 山本諒・ネットワーク報道部 記者 玉木香代子・芋野達郎) 「深夜に首や手足を刺され、かゆみで起こされる。今では電気をつけたまま寝ている。とにかく甘く見過ぎていたと思います」 東京都内に住む60代のタクシー運転手の男性。国内外の旅行客やビジネス客に対応してきました。 ある日、ふとんの中で足や首すじに刺されたような違和感を抱いたといいます。その後、両腕やすねに何かに刺されたような無数の赤い斑点ができ、「蚊に20か所以上、一気に刺されたようなひどいかゆみ」に襲われました。 当初
今週、都内の30代の女性と40代の男性の2人がはしかに感染していることが確認されました。 都内ではしかの感染が確認されたのは3年前の2020年以来です。 都によりますと、いずれも都内に住む30代の女性と40代の男性がはしかに感染したとそれぞれ、10日と11日に医療機関から届け出がありました。 いずれも発熱や発疹、せきの症状があって、医療機関を受診したところ、感染が確認されたということです。 都内ではしかの感染が確認されたのは3年前の2020年2月以来です。 先月、茨城県内の30代の男性がインドから帰国後、感染が確認されていて、2人は、この男性が乗っていた4月23日の同じ新幹線を利用していたということです。 はしかは、発熱や発疹が出るウイルス性の感染症で、空気感染で広がり、感染力が極めて強く、合併症として肺炎や脳炎などを引き起こし、重症化すると死亡することもあるということです。 都は、2人が
「空間に浮遊するウイルス・菌を除去」などと表示して、除菌用品の「クレベリン」を販売していたのは景品表示法に違反するとして、消費者庁は大阪の製薬会社「大幸薬品」に対して、6億円余りの課徴金を支払うよう命じました。景品表示法の課徴金としては過去最高額だと言うことです。 消費者庁によりますと大阪 吹田市の製薬会社「大幸薬品」は、「クレベリン」という除菌用品のうち、スティック型とスプレー型、それに「置き型」の5つの商品について、2018年9月以降、商品パッケージなどに「空間に浮遊するウイルス・菌を除去」などと表示して販売していました。 消費者庁は、表示の根拠となる資料の提出を求めましたが、密閉された空間でのデータなどは示されたものの、一般的な環境での効果を裏付ける合理的な根拠は示されなかったということです。 このため、こうした表示は景品表示法の「優良誤認」にあたるとして、消費者庁は会社に対して再発
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