東京・築地市場の移転時期を判断するうえでの1つの指針となる豊洲市場の地下水のモニタリング調査で、去年11月から翌月にかけて行われた最終調査の結果がまとまり、敷地の一部から採取された地下水を分析した結果、最大で環境基準の79倍となるベンゼンのほか、検出されないことが環境基準となるシアンが検出されたことなどがわかりました。
利根川水系の浄水場の水道水から化学物質のホルムアルデヒドが検出された問題で、原因となった化学物質の量は少なくとも数トンに上るとみられることが東京都の調査で分かり、都は利根川流域で大量の化学物質を扱う事業所などから流れ出た疑いが強いとみています。 利根川水系の千葉、埼玉、東京、群馬の各自治体が管理する浄水場では、今月18日以降、国の基準を超えるホルムアルデヒドが次々に検出され、取水停止や断水などの影響が一時、広がりました。 ホルムアルデヒドは川に排出された別の化学物質が浄水場の塩素と反応して出来たとみられ、東京都はこの濃度や拡散した範囲を基に排出された化学物質の量を推定しました。 その結果、排出された化学物質の量は、少なくとも数トンに上るとみられることが分かり、工場排水などの形で排出された場合、汚水全体の量はこれより大幅に増えるとみられています。 東京都は化学物質の入った容器が倒れた程度では
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